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文法用語について教えてください
動詞の原形と原形不定詞はどう違いますか? 同じなら、どうして2つの名前があるのですか? 違うならどう違うのでしょうか?
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一言で言えば、分類が別の次元で行なわれているということです。 まず、「動詞の原形」と聞いた時、それ以外のものを思い浮かべて下さい。 3人称単数現在形、過去形、過去分詞、現在分詞などが思い浮かびます。 「原形不定詞」と聞いた時、それ以外のものは、to 不定詞、現在分詞、過去分詞、動名詞などが思い浮かびます。 動詞の変化のことを考え、文中での働きなどを考えないで分類するとき、例えば、do を「動詞の原形」と呼びます。 次に、その「動詞の原形」が文の中で使われる時、fitite verbs と non-finite verbs の2種類に分けられます。 (finite verbs と non-finite verbs の定義は、#6さんの御回答の中の定義を御参照下さい) そして、「動詞の原形」は、finite verbs の中の「原形不定詞」の用法として助動詞の後ろ、使役、知覚動詞のC、時にto 不定詞の代わり(help の後など)で使われます。 「原形不定詞」は、finite verbs を細分化した時の1つのカテゴリーの名前です。 --------------------------------------------- つまり、3つの分類段階がある中で、1段階目と3段階目で同じ用語(現在分詞、過去分詞)が使われる結果、混乱が起こるものと考えられます。 「動詞の原形」が finite verb で使われるとき、 1)3単現を除く、現在時制で。 2)命令法(命令文)で。 3)仮定法現在で。 「動詞の原形」が non-finite verb で使われるとき、 1)「原形不定詞」で。 2)to の後ろにおいて to 不定詞として。 のようになります。 はっきりと使い分けられていると感じるのは、最後の例です。「to + 動詞の原形」が to 不定詞で、「動詞の原形」をそのままの形で使うのが「原形不定詞」というような言い方をするからです。 こういう用語の混乱は、#2さんがおっしゃるように、初学者の段階では、「原形不定詞」という用語を習わないので、いっそう混乱があるようにも思われます。 また、時制などについても、aspect などの概念の浸透が薄いため、混乱があるようにも思います。 --------------------------------------------- ちなみに、基本的に「述語動詞」として使われる場合が、finite verbs と呼ばれますが、「助動詞」(= modal auxiliaries) の後は、finite verb ではなく、non-finite verb の「原形不定詞」となります。それは、他の述語動詞が文の時制を表しているように、「原形不定詞」の部分ではなく、「助動詞」の部分が文の時制を表しているからです。(このとき、「助動詞+原形不定詞」で、finite verb phrase を形成しています。) となると、お判りだと思いますが、be, have などの後に来て、進行形、完了形、受動態を作る現在分詞、過去分詞は、nonfinite verbs として働いています。 --------------------------------------------- A STUDENT'S GRAMMAR OF THE ENGLISH LANGUAGE S. Greenbaum, R. Quirk 著 (Longman 1990) を参照しました。 --------------------------------------------- いずれにせよ、こういう用語の使い分けは、学者のための専門用語の域だと思います。神経質になる必要もないのではという気もします。事実、多くの方が、英語がある程度使えるようになった段階で、finite, non-finite, aspect などの概念の説明を受けていらっしゃると思います……。特段、英語で表現する力に関係があると感じないのは私だけでしょうか? でも、好奇心、疑問を持つことは大事だと思います。 以上、少しでもお役に立てたでしょうか?★★
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- Ganbatteruyo
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Gです。 こんにちは!! 学校文法で動詞の働きを説明するために出来た用語でこれを知っているれ英語を使えるようになると言うものでは決してありませんし、その働きと言ってもそれほど大きなことではないのですね。 不定詞と日本で言っているものは形としてtoがついた原形で、原形不定詞は「toなし不定詞」なんていっていますね。 私にとって文法用語は便利だから使うと言うことなのです。 決してこれを知らない人に立て続けに持ってきてたってどうってことない感じですね。 つまり、使わなくたって説明できるくらい留める事は出来るのにそれをしないのは行き過ぎという事だと私は思いますし、用語を持ってこれるからといって英語力があると言うことではないと私は思っています。 しかし、用語を使わないで説明はできない事って結構ありますからね。 しかし、本当にこの区別をする必要があるのだろうかと思っている文法に得意な人はいると思いますよ。 to doのところで、不定詞と言わないで原形と言ってはいけないと言う理由は「学校文法の用語名を適切に使わなくてはならない」と言う「用語を作り、それを知っている人たちの保身術」としか私は見ていません。 私が質問者であれば聞くでしょう、「なぜ助動詞の後には原形が来てと言い、toの後に原形が来るといってはいけないのでしょうか」と。 つまり、私は文法用語を使いこなせそして更に英語を使いこなせる人(#2さんや#6さんのような文法学者の方々)が一番良いわけですが、英語を使いこなせないけど専門用語を説明できる人(文法学者さん)は信用しませんし事実使えない英語表現を作っているので、詳しく分類された専門用語を知らなくても中学で習う基本的な文法用語だけをしっかり身につけてそれを応用しながら英語を使いこなせる人の方(#8さんのように)が10倍も英語力があると評価します。 抽象名詞と冠詞無し名詞(名詞の原形??)と同じ形はしているけど意味合いが違うと言う程度に過ぎないと思いますよ。 つまり、辞書の見出しになくてはならないものが、toなし不定詞と同じ形をした原形なのですね。 その一番顕著なものがBE動詞なのです。 これは原形と不定詞としてしか使われない動詞です。 時制、単数・複数、人称などにまったく影響されないものですね。 これを知らなければ英語力はつかないと言う決定的な理由がない限り、私ならあまり気にしないで気楽にこの件は流すでしょう。 参考になりましたでしょうか。 分かりにくいところがありましたら締め切る前にまた書いてくださいね。
- sanori
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四たび登場。 >>>しかし、ロイヤル英文法の434Pには、must, may などの助動詞は原形不定詞と結合する、と書いてあります。 私は、助動詞の後ろには動詞の「原形」が来る、としか習っていません。 授業でも、NHKの講座でも、です。 これにて退散・・・
- googoo1956
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>「不定詞」は【no-finite verb】に属しています。 ○ 訂正です。 → 「不定詞」は【non-finite verb】に属しています。 ○ 「finite(定形の)」は「形が変わらない」という意味だと誤解されがちですが、そうではありません。「特定の語によって形が限定される」、または「特定の語によって形が定められる(形が変わる)」という意味です。 ○ 「不定詞」は「non-finite verb」ですから、「infinitive」という名前がついたと考えられます。その名前は「特定の語によって形が限定されない」、または「特定の語によって形が変わることがない」という意味を表しています。
- googoo1956
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>同じなら、どうして2つの名前があるのですか? ○ 「動詞の原形」と「不定詞」は同じではありません。果たす働きが全く異なります。「動詞の原形」は【finite verb】に、「不定詞」は【no-finite verb】に属しています。 【finite verb】(定形動詞) ※ 特定の主語に続く「述語動詞」として機能します。主語の数、人称、時制、助動詞の有無などによって「形を変える」という特徴を持っています。「(動詞の)原形」は、現在形、過去形などと同じように「定形動詞」の変化形です。 (1) He can 【play】 tennis very well. (2) He 【plays】 tennis every day. (3) He 【played】 tennis yesterday. 【non-finite veb】(不定形動詞) ※ 特定の主語と結びつくことがなく、どのような場合でも「形を変えることがない」という特徴を持っています。「不定形動詞」は3種類あり、不定詞はその中のひとつです。他には動名詞、現在分詞(過去分詞)があります。 (4) He likes 【to play】 tennis. (5) His hobby is 【playing】 tennis. (6) Tennis is a sport 【played】 by many people.
- sanori
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三たび登場。 >>> しかし、混乱してきました。要するに、動詞の原形と原形不定詞の区別は必要なのでしょうか? もし両者を区別しないとどういう不都合がありますか? 最初の回答に書きました。 「述語となる動詞と区別する意味で、feel に「原形不定詞」という名称を与えておけば、動詞の役割分担が説明しやすくなるということです。」
お礼
なるほど。 述語となる動詞のことを動詞の原形、述語にならないものを原形不定詞というということなのですね。 しかし、ロイヤル英文法の434Pには、must, may などの助動詞は原形不定詞と結合する、と書いてあります。すると、助動詞のある文は述語となる動詞がなくなりはしませんか?
- sanori
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再び登場。 >>>それでは、will go の go は動詞の原形なのでしょうか、それとも、原形不定詞なのでしょうか? 助動詞の後ろに来るのは、単なる原形です。 ちなみに、 私、英語の文法用語は大嫌い。 ^^
お礼
みなさん、回答、ありがとうざいました。 しかし、混乱してきました。要するに、動詞の原形と原形不定詞の区別は必要なのでしょうか? もし両者を区別しないとどういう不都合がありますか?
- Oxia
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「不定詞」とは本来"to"がついていますね。 たとえば、 I want you to eat this.(あなたにこれを食べてほしい。) などと言いますね。 しかし、この"to"という言葉は、相手に「圧力」を与えてしまいます。語弊を招く言い方ではありますが、相手に直接圧力をかけて強制するような感じです。 それに対して、let,have,makeなどの単語は「圧力」はかけません。強制をすることはありますが、話し手が圧力をかけるわけではありません。だから、"to"が脱落してしまいました。そして、これが「原形不定詞」です。 原形は、この系列とは違います。
- trgovec
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この2つは日本の学校英語独自のもののようです。 本家の英語文法では infinitive(不定法)がありその中に bare infinitive(toのない不定詞)と to-infinitive(to不定詞)のように言います。また別名 root form と full infinitive のようにも言います。 大学の専門課程で「原形不定詞など学校文法のようなことを言うな」と言われたことがあります。 原形と原形不定詞では習う段階が違います。 中学では原形不定詞とは言いません。 中学では、3人称単数語尾や ed, ing の付かない形、辞書に出ている形(ちょうど日本語の終止形のようなもの)、語尾を付けるための基本になる形という意味で原形と言います。 高校で使役動詞や感覚動詞を習います。「動詞+目的語+do」の形を取るわけですが、中学の段階で「動詞+目的語+to do」の形は習っており、to do は「不定詞」と呼んでいます。 そこで構文は似ているものの to がないことから「原形不定詞」という言い方を使います。この言い方を習った後でも will do などは原形と呼び、「助動詞の後は原形不定詞」とはあまり言いません。 「動詞+目的語+do」を原形と呼んで何か不都合があるわけではありませんが学校英語の伝統としてそう呼んでいるだけです。 もしかすると「目的語+(to) do」を古い文法用語で accusative-infinitive と言うのでそれに合わせて無理やり原形不定詞と呼び始めたのかもしれません。(日本の英文法用語では「不定詞」とは to-infinitive というイメージがあまりに強いので)
- sanori
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こんにちは。 スペルは同じですが、役割が異なります。 This song makes me feel good. この文には make(s) と feel という2つの動詞があるわけですが、 文全体の動詞すなわち(主語に対応する)述語は、make(s) だけです。 述語となる動詞と区別する意味で、feel に「原形不定詞」という名称を与えておけば、動詞の役割分担が説明しやすくなるということです。 and などを使って2つ以上の動詞を1つの主語にぶら下げるということはありますが、 基本的には、1つの文に2つの述語(動詞)があるということでは困ります。
お礼
回答、ありがとうございました。少しわかりました。 それでは、will go の go は動詞の原形なのでしょうか、それとも、原形不定詞なのでしょうか?
お礼
回答、ありがとうございました。大いに役に立ちました。完全にわかったわけではありませんが、なんとなくはわかりました。再度、読ませていただきます。