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『ねこはしる』(「落ちっこちる」、「ミシミシ」、「に」、「見物しちゃったい」)
日本語を勉強中の中国人です。工藤直子の『ねこはしる』を読んでいます。わからない表現についてお伺いします。 1.「でも、あいつ、やめないんだよなあ。あんなに、ドタドタ落ちっこちてばかりで、からだじゅうがミシミシ痛いんだろうに。何回も何回も、口を引きしめて空をにらみ、おしりをゆすっては、えいっ……ドタ。」 (1)「落ちっこちる」はどういう意味でしょうか。 (2)「ミシミシ」は痛みを修飾してもよろしいでしょうか。 (3)「からだじゅうがミシミシ痛いんだろうに」の最後の「に」はどういう使い方なのでしょうか。イコール「のに」でしょうか。 2.「けっきょくランが、池にいくまで、見物しちゃったい」 「見物しちゃったい」は「見物しちゃいたい」の砕けた言い方なのでしょうか。 また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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>(1)「落ちっこちる」はどういう意味でしょうか。 「落っこちる」だと思います。意味は「落ちる」と同じ。 江戸弁、東京方言に多い、言葉の勢い強めた言い方です。 >(2)「ミシミシ」は痛みを修飾してもよろしいでしょうか。 「みしみし」は、家屋の構造材や床などがきしむようすを示す擬音語です。 体の節々が軋むような傷みを比喩的に表現しています。 みしみし (副詞) の (1) の意味です。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%DF%A4%B7%A4%DF%A4%B7&kind=jn&mode=1&kwassist=0 >(3)「からだじゅうがミシミシ痛いんだろうに」の最後の「に」は に [四](終助詞) の (1) の用法です。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%CB&kind=jn&mode=1&base=1&row=1 >2.「けっきょくランが、池にいくまで、見物しちゃったい」 「しちゃったい」の「い」は、「しちゃったよ」の「よ」と同じです。「よ」のほうが一般的な言い方。 い [終助詞] の (1) の用法です。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%A4&kind=jn&mode=1&base=11&row=6
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- tarsan0013
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(1)「落ちっこちる」はどういう意味でしょうか。 多分本当は「落っこちる(おっこちる)」と記述されて(書かれて)いるのではないかと思います。 「落ちる」とほぼ同意ですね、おどけた言い方というかコミカルな言い方というかくだけた言い方というか・・・「うっかり」落ちる意を含むと言うか(^^ゞ (2)「ミシミシ」は痛みを修飾してもよろしいでしょうか。 「ミシミシ」は痛みを修飾しても構わないのでしょうか。 と言う意味のご質問かしらん? 「ミシミシ」は本来擬音です、古くなった建物の廊下が「ミシミシ」言ったり力自慢同士の腕相撲で机が「ミシミシ」鳴ったりします。 で、からだじゅう(の骨)がミシミシ(鳴るくらい)痛いんだろうに、と言う意味合いで痛みを修飾しています。 (3)「からだ・・・イコール「のに」でしょうか。 ほぼイコール「のに」であると思われます。 >「見物しちゃったい」は「見物しちゃいたい」の砕けた言い方なのでしょうか。 違いますよ。 「見物しちゃった(見物してしまった)」とほぼ同意ですが最後に「い」が付くと「(そういうつもりではなかったのに)見物しちゃった」と言った意味合いの言い回しになります。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。「落ちっこちる」は私の間違いですね。「おちっこちる」と読んでしまいました。「ミシミシ」はからだじゅう(の骨)がミシミシ(鳴るくらい)痛いと、なるほど、納得できました。とても生き生きした言葉ですね。ご説明は参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
いつもお世話になっております。早速のご回答ありがとうございます。疑問はすっきりいたしました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。