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なぜファウストは救済されるのか?
ゲーテの「ファウスト下」の第5章の終盤から最後まで(ファウストが死ぬところから最後まで)を読んだ方の個人的な意見が聞きたいのですが、なぜファウストは救済されるとおもいますか? 人それぞれ色んな考え方があると思いますが、是非教えてください。
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- MargnalSea
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回答No.2
デウス エクス マキーナ と、ロマン皆無な回答をしてみます。 私見ながら、欧米の思想は「フランダースの犬は敗北者の物語としてウケが悪い」等の正義と勝利を期待しており、そうでないストーリーは都合が悪いのでは無いでしょうか? 日本人的な感想を持つならば(自分自身読書量は少ない方ですが・・・)、悪魔に負けるのも結果の一つとして後々の教訓とすべきで、本来であればデウス ウキス マキーナ等は持ってくるべきではなく、自然のままにストーリーを任せるべきだと言うのですが、欧米であれば絶対的な神の支持者のファウストが負けるという事は許されないのですかね。
- danboald
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回答No.1
ファウストは第2部第5幕に至って干拓事業を起こし、これによって新しい土地に新しい人々の理想郷を作ることを夢に見、「憂い」に視力を奪われてもその意思を捨てません。 これらが天使たちの言う『「絶えず向上しようとする者」を私たちは救うことができる』の定義に当てはまって救済されたのでしょう。 でもそれまで(第1部や第2部第4幕まで)のファウストの言動にははあまり向上心が感じられないような気もしますが。