- ベストアンサー
初心者なんですが・・・
私は哲学に興味があり、勉強してみたいなと思っているんですが、なにぶん全くの初心者で何から手をつけていいのかわかりません。素人にも理解しやすいような入門書的な本はないでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
はじめの一歩は大切に、はじめの一歩は忘れずに… 『哲学を学ぶ』ということは『哲学史を学ぶ』ということや『哲学者を学ぶ』ということとは<絶対>に異なるということを先ず確認しておきましょう。もちろんそういったことも大事ですが、いわゆる「一般常識」以上のものを得ることはできません。女のコをナンパするときに、難しい顔をして『それはデリダのいう郵便的というやつで…』なんていうと相当にモテルでしょうが… そこでお勧めの方法論をおせっかいながらひとつ… 「新書」で、『ハイデガー入門』でも『実存主義入門』でも、とにかく『~入門』のタイトルのついている本を30冊ほど読んでみることです。その中には、よい本もあるし、かなりデキの悪い本もあります。が、ほとんどのモノは、その哲学者や思想のソトボリを埋めてくれているので輪郭をつかむのには、良い道具です。デキの悪い本も我慢して読みましょう。そうしているうちに、『おっ、これはすごい思想だ』とか『これは自分の考え方に合っている』というものが必ず見つかるはずです。そうなったら、そのあたりを集中して勉強してみる、というのがいいと思います。 この辺を深く追求しているのが、永井均の『<こども>のための哲学』(講談社現代新書)なんですが、少々コナレテいないところがあって、あまりお勧めしません。ちょっと目先が変るんですが『自分の頭で考える倫理』笹澤豊(ちくま新書)なんかも現在の哲学が忘れている問題を扱っているような気がします。現代思想では『寝ながら学べる構造主義』内田樹(文春新書)はいいデキだと思います。 最近は「哲学」や「心理学」に人生の HOW TO を安易に見つけたがる潮流が目立ちますが、そういったものはけっして「哲学書」のなかには無く、私たちの頭のなかにあるのだ ということを肝に銘じて、はじめの一歩を踏み出してください。 「どうやら踏み出し間違えた」といまさら後悔している荒野の叫び声 より
その他の回答 (1)
- Horus
- ベストアンサー率14% (78/528)
入門書というよりは、やはり原点であるプラトンから読み始めるのがいいんじゃないでしょうか。 また、入門書と言うのではないですが、バートランドラッセルの「西洋哲学史」など、高度な割に読み易くて面白いですよ。
お礼
良いアドバイスをありがとうございます!がんばってはじめの一歩を踏みだしてみます。