- 締切済み
歴史学に一大革新をもたらした“アナール学派”
アナール学派の成立から、パリ高等研究院でのアナール学派について教えてください。特にどのあたりが、従来の歴史学と違ったのか、アナール学派の成立で歴史学はどうなったのか、という点で回答してもらえると幸いです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- mamuku-
- ベストアンサー率47% (9/19)
回答No.1
従来の(当時学会を支配していた)歴史学では、いわゆる「事件史」というものが主流だったのですが、 アナール学派と言われる人々は、「社会史」というものに重きを置きました。「事件史」=政治史中心の実証主義史学を批判し、 「社会史」=社会学や人類学の方法論を用いた歴史学を主張した一派と いえるでしょう。具体的には、「人口」「経済」「社会」「心性(マンタリテ)」などの研究を中心とし、歴史学を現在と過去との対話とし、研究者の問いかけと全体を見る眼とを重視しました。