日本文学研究の歴史と国学の歴史について勉強しています。
日本文学研究の歴史と国学の歴史について勉強しています。
自分なりに、類似点や相違点をまとめてみたのですが、いまいち、まとめがずれているような気がしてなりません。どなたか日本文学に精通している方のアドバイスや補足がいただけたら幸いです。
【まとめ】
日本文学…日本の文学。またそれを研究する学問。
日本文学研究…日本文学の研究を行うこと。基礎には文献学的性格があり、言語芸術作品としての文学を中心に研究する。
その歴史…日本文学はかつて国文学と呼ばれてた。日本文学研究は、古くは吉賀矢一により、明治時代、ドイツ文献学が導入されることによって成立したもの。特に、古典では書誌学的な研究も多く行われ、外国の研究者の注目も集まり、古典から現代文学まで幅広く研究対象となっている。
国学…古事記、日本書紀、万葉集などの古典の主として文献学的研究に基づいて、特に儒教、仏教渡来以前における日本固有の文化や精神を明らかにしようとする学問。文献学と同じように、古典の文献を厳密に文献学的に研究することにより、日本文化と精神の特性を明らかにしようとするもの。
国学の研究…古い時代の文献を研究すること。古い日本本来の固有の文化と精神を明らかにしようとするもの。近代以降の日本文学研究の基礎。
類似点:文献を研究すること。
相違点:(1)日本文学があらゆる時代の文献研究をするのに対して、古い時代の文献研究を行うことが国学の研究である。(2)日本文学は、それぞれの時代の文化や精神の特質を明らかにし、外国文化に対する日本の文化の精神の特質を明らかにするが、国学は日本本来の固有の文化と精神を明らかにするものである。
問題点:広義は国学、日本文学とも同じ部分がある。さらに、日本文学の基礎に、国学があるという考えによれば、問題がないはずである。しかし、時代背景や文献などの違い、さらには日本文学が芸術分野までも含み、あまりにも広範囲になることから、これらの日本文学、国学をひとくくりにして、一貫性をもたせることは困難である。
それぞれの歴史という点では、内容が不十分な気がしています…特に日本文学研究の歴史が曖昧だと思います。
サイト情報などもありましたら、よろしくお願いします。