歴史の研究の仕方とは
日本の歴史学を専攻している学生です。
近世の庶民文化に傾倒しております。
憧れの人は稲垣史生さんと杉浦日向子さんです。
非常に狭き門だとはわかっておりますが、
この方々のように自分の大好きな歴史で働くことが出来たらと強く思います。
時代考証家、研究家に憧れを抱く日々です。
私の知識の源は全て本です。とにかく本を読んできました。
自分で言うのも何ですが専門の知識はある方だと自負しております。
近世庶民文化に限ってではありますがよく周りから私の知識量を誉めていただけます。
嬉しいことに教授から「江戸庶民に関する知識は事典並だね。わからないことがあったら君に聞くからよろしく頼むよ」と言ってくださいました。
ですが、この本を読むことだけの現状の学び方に最近疑問を抱いてきています。
時代考証家なる人は一体どうやって勉強あるいは研究をしているのでしょうか。
彼等は一体どのように学んで今の知識、考え方を身につけてきたのでしょうか。
やみくもに本を読んで知識を得ているという今の私の状況が何かずれている気がしてなりません。
私が読む本は近世の人が書いたものでなく近世を研究する方々がわかりやすく解説してくれたもの。
全て間接的な知識です。ある意味何一つ本物に触れてません。
ですが研究とは人の見解を通してそのまま受容することばかりではないのではと思います。
現状のようにこのまま誰かの書いた著書ばかりを読んで知識を得るというスタイルで行ってしまったら、
いつか必ず行き詰まってしまうと思うのです。
行き詰まった先に私は一体何をすればいいのか。
それを解決するにはまず自分の学び方の姿勢を見直す必要があると思いました。
何だかあいまいな文章ですみません。
私の学び方にどうか助言をいただけましたら幸いです。
皆様の考える歴史研究を知りたいです。
回答のほどよろしくお願いします。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございました! とても参考になりました。