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古典はおもしろいが、その概説書はなぜおもしろくないのか
少し曖昧な質問ですが、お願いします。 私個人として社会科学のあらゆる著名な人たちの書物を読みました。政治学、経済学、社会学など。しかし、前々から気になっていたことですが、その著者の実際の本はじっくり読むと、とてもおもしろい。 しかし、それを扱った概説書や論文等々を見ると、しばしば多くのものを見ていると、おもしろく感じないことが多いのです。特に日本人の論文。分野にもよりますが、論争というのがあまりあるようでなく(もちろん互いに批判はしていますが)、どちらかといえば右へならえ的な雰囲気が漂っています。 私は特に欧米の論文をそのまま持ってきて機械的にまとめあげるというタイプがどうもおもしろく感じません。確かにそれは美しいのですが、何か人間の情感というか、その人がもつ問題意識への熱い思いのようなものが伝わってこないのです。しかしいわゆる古典というものには、何かその崇高な論理の裏に、その人の切実な問題意識を感じるのです。それが心を打ちます。 これは何かあるのでしょうか?
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noname#194289
回答No.1
俗なたとえで恐縮ですが、ブランド志向のせいではないですか。偽ブランドでも本物と信じていると結構幸せです。でも偽と分かる(権威者から言われると)自分では違いが分からなくても急につまらないものに見えてきます。概説のほうがオリジナルより優れているものは沢山あると思います。そもそも古典なるものが先駆者のものが改良されたコピーであるということでもあります。