• ベストアンサー

相乗平均の数学上の意義

相乗平均の数学上の意義がわかりません。たとえば、ある基準の一辺の長さを決定するのに、一段落小さなサイズの一辺と、一段落大きなサイズの一辺の相乗平均を見つけることによってその長さを決定された場合がありました。(紙の基準サイズの決定に際して) AとBを掛け合わせ、そのルートの値。これは人間の直感でいうとどういった風なんでしょう?意義が知りたいです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.7

計算尺を見たことがありますか。もしなければ、グラフの目盛りなどで1、10、100、1000、10000 を等間隔に刻んだものを見たことがあるでしょう。これは非常に小さい値と大きい値が同居しているようなときに使います。 #3,#4さんが指摘したように、楽器の音の強さを物理的に測って、その強さが 1、10、100、1000、10000 の場合、人間には 1、2、3、4、5 の強さに聞こえます(ウエーバー/フェヒナーの法則)。すると、100の音と1000の音の強さの平均は、(100+1000)÷2=550 とするよりも(100×1000)のルート、すなわち 316.2 としたほうが、目盛り3と4のちょうど真ん中に来て、人間の耳とピッタリ合います。 これは、相乗平均の存在理由のほんの一例です。これからいろいろな例に触れるたびに「ナルホド」と思うことがたくさんあるでしょう。 例えば、過去30年間の半導体の進歩、などというグラフを作るときには、こういった「対数型の目盛り」が便利で、この目盛りで「中間点」を出すときは、やはり相乗平均になります。

その他の回答 (6)

  • y_akkie
  • ベストアンサー率31% (53/169)
回答No.6

平均の定義は、合計をある単位で均等に区分する事です。 この概念を知らないと、算術平均、幾何平均、調和平均、加重平均など、数多くの種類が存在する平均の使いわけができなくなってしまいます。 幾何平均(相乗の平均)の場合は、 例えば、初年の売上高に対して、1年目にa1%増加し、2年目にa2%増加し、 3年目にa3%増加した場合の年間の平均の売上高の増加率を求める際に、 (a1 + a2 + a3) / 3としてはなりません。 これは、単なる3つの数値の平均値を求めたに過ぎません。 この場合は、まず、初年度の売上高をSとし、平均をrとするとき、 r^3S = a1*a2*a3Sの関係を満たさなければなりませんので、 幾何平均をとって、r = (a1a2a3)^(1/3)となります。 このように、平均の場合は、合計に対して均等に区分できなければなりません。 少し、関係の無い話になってしまいましたが、平均の使い分けは重要なので、書かせていただきました。

  • ping80
  • ベストアンサー率16% (4/24)
回答No.5

人間の感覚は微小な刺激から非常大きな刺激まで広範囲のダイナミックレンジで知覚する能力を備えています。非常に微細な音色から大音量のクライマックスまでの広いダイナミックレンジの交響楽を楽しむ事ができます。手の指で厚さの異なる2枚の厚さの違いが識別できます。一方、厚さ10cmの鉄板と厚さ10cmより紙の厚さを加えた鉄板があっても厚さの差を手で触って厚さの差を認識することは極めて困難です。精密な測定器なら厚さの差ははっきり区別できます。同じ厚さの差でも人の感覚が刺激量の対数に比例して認識するためですね。地震の震度も実際の揺れ大きさの対数に比例して定められています。震度2と震度4の中間の震度3は震度2と震度4の相乗平均ということでしょうね。震度3の揺れの凄さの感覚が震度2の揺れと震度4の揺れの中間ということです。人間の直感も人の感覚に基づいていますので刺激量A,Bに対して感覚的な平均の刺激量Mとの関係は logM=(logA+logB)/2 人は刺激量の対数に比例して刺激の大きさを感じることを表します。 この式を変形すれば M=√(A+B) で相乗平均の関係式になりますね。

noname#101087
noname#101087
回答No.4

>AとBを掛け合わせ、そのルートの値。これは人間の直感でいうとどういった風なんでしょう? このコメントから「Weber-Fechnerの法則」を想起しました。 下手に要約すると不可解になるので、下記ページからそっくり引用してみます。 ---------------------------------------------------------------------  http://tanaka.ecn.fpu.ac.jp/lecnote/INFO2006/2006_info_point_sound.html >人間の耳(感覚)は大きさに鈍感で、物理的な刺激が2倍、4倍、8倍…というように倍増すると、はじめて等間隔で音の >感覚が大きくなったように感じるという、感覚が物理量に比例する対数的性質を持っている(Weber-Fechnerの法則) >(簡単にいうと、音圧=物理的な強さが10倍になると、音量=耳で感じる強さが2倍になる)。 >そこで、「音」の強さを表すための基準を定め、比例する対数をとって、人間の聴覚上で分かりやすいようにした単位がデシベル (dB)である。 --------------------------------------------------------------------- 同ページの「等ラウドネス曲線」にカーブがほぼ等間隔で並んでますが、あるカーブ(たとえば50 phons)の上と下の二本に対応する 「音圧」(dB にする前の値)をA,Bとすると、そのカーブ(50 phons)に対応する「音圧」が「AとBを掛け合わせ、そのルートの値」です。 (残念ながら、直感ではわからない話でしたが.... )

  • hugen
  • ベストアンサー率23% (56/237)
回答No.3

(√AB)^2=AB [正方形の面積]=[長方形の面積]

  • banakona
  • ベストアンサー率45% (222/489)
回答No.2

いちばんポピュラーなのは増減率の平均でしょう。 1年目で20%、2年目で5%増えた場合、1.2×1.05=1.26なので2年トータルで26%増です。 単純平均なら増加率は(20+5)÷2=12.5%です。しかし2年連続で12.5%増えたとすると2年トータルで26.56%増になってしまいます。 そこで相乗平均です。√1.26=約12.25%となってリーズナブルな値が出てきます。3年なら全部掛けて立方根、10年なら全部掛けて10乗根です。

noname#40742
noname#40742
回答No.1

3割バッターと1割バッターのふたりと対戦するのと 2割バッターふたりと対戦するのでは、 相加平均は同値ですが、実のところ2割バッターふたりと 対戦する方がこわいことが相乗平均からわかります。

関連するQ&A