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浸出水の予測シミュレーション
- 一日の侵入水量から地下水量を予測する方法を解説します。
- 水位の変化を考慮し、排出量を求めるための式を詳しく説明します。
- なぜ途中で積分を使っているのかについても解説します。
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#2の回答者です。 (I/R)・exp(t/R)(Δt)の部分の積分を、部分積分でやってみました。 '_j'などの記号の「'」は微分と紛らわしいので、省略します。 t_j-1~t_jの間で部分積分すると ∫(I/R)・exp(t/R)dt=(I/R)・[I・R・exp(t/R)-∫I'・R・exp(t/R)dt] ですので ∫[t_j-1→t_j](I/R)・exp(t/R)dtは (I/R)・[{I_j・R・exp(t_j/R)-I_j-1・R・exp(t_j-1/R)} -(I_j-I_j-1)・R・R・{exp(t_j/R)-exp(t_j-1/R)}] (なお、I'に相当する所を、I_j-I_j-1とおき、これを定数と見て ∫R・exp(t/R)dtの積分を行っています) exp(t_j/R)で割ったものは、 (I/R)・[{I_j・R-I_j-1・R・exp(-1/R)}-(I_j-I_j-1)・R・R・{1-exp(-1/R)}] ={I_j-I_j-1・exp(-1/R)}-(I_j-I_j-1)・R・{1-exp(-1/R)} =I_j-R・(I_j-I_j-1)・{1-exp(-1/R)}-{I_j-1・exp(-1/R)} となり、全体は、 Q_j=Q_j-1・exp(-1/R)+I_j-R[I_j-I_j-1][1-exp(-1/R)]-I_j-1・exp(-1/R) となり、参考書に書かれているとされているものと一致します。
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Q=H/Rを用い、dH/dt=I-Qから、R・(dQ/dt)=I-Q、 そして(dQ/dt)+(Q/R)=I/Rが導けます。 積分因子、exp(t/R)を乗じると、 (d/dt){Q・exp(t/R)}=(I/R)・exp(t/R) ・・・・・(2式) となります。 Q・exp(t/R)-Q_0=∫{(I/R)・exp(t/R)}dtですが、Iがtの函数であるようなので、 (2式)をΔ{Q・exp(t/R)}=(I/R)・exp(t/R)(Δt)と変形して、漸化式にします。 (Δt)を一日、Δ{ }を日毎の差とし、右辺は、t_'j-1'~t_'j'の間、I_'j-1'≒I_'j'で一定であるとして積分すると、 Q_'j'・exp(t_'j'/R)-Q_'j-1'・exp(t_'j-1'/R)=(I_'j'/R)・R・{(exp(t_'j'/R)-exp(t_'j-1'/R)} となります。両辺をexp(t_'j'/R)で割ると、 Q_'j'-Q_'j-1'・exp(-1/R)=(I_'j'/R)・R・{1-exp(-1/R)} ∴ Q_'j'=Q_'j-1'・exp(-1/R)+(I_'j'/R)・R・{1-exp(-1/R)} =Q_'j-1'・exp(-1/R)+I_'j'・[1-exp(-1/R)] ここまで進めましたが、これから先は、I_'j'・[1-exp(-1/R)]の部分を丁寧な近似法で進め、 Q_'j'=Q_'j-1'・exp(-1/R)+{I_'j'-R[I_'j'-I_'j-1'][1-exp(-1/R)]-I_'j'-1・exp(-1/R)} に持っていくのでしょう。
- inara
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式(1)がそもそもおかしいと思われます。 ・流路抵抗(R)の単位が合っていません ・I は時間変化するはずなので、その具体的な形とか I の微分方程式がないと計算(積分)ができません。 【単位をあわせて途中まで考えた経過】 タンクから排出される水の流量を Q [m^3/day]、タンクに入る水の流量(進入水量)を I [m^3/day] 、タンクの水位(排水口からの)を H [m]、タンク内の水面の断面積を A [m^2] とします。このとき、タンクに流入している水量(流量)は I - Q です。これは水位の変化率 dH/dt に水面の断面積 A をかけたものに等しいので、 A*dH/dt = I - Q --- [1] が成り立ちます(ここですでに sargassosea さんの質問中の「dH/dt=I-Qとして」と違っています)。 一方、Q は水位 h に比例しまので、Q = H/R --- [2] (この定義だと R の単位は動粘性係数の逆数 [h/m^2] になります)。式[2]を式[1]に代入すると、 A*dH/dt = I - H/R --- [3] となります。進入水量 I が時間 t の関数ならばこの解は H(t) = e^{ -t/(R*A) }*[ C -1/A*∫{I(t)*e^{ -t/(R*A) } dt --- [4] となります(I(t)の形が分からないので積分のまま)。もし仮に、I(t) = I0 なら、H(0) = R*Q0 と式[2]を使えば、式 [3] の解は Q = H(t)/R = -I0 + ( Q0 + I0 )*e^{ -t/( R*A ) } --- [5] となりますが、この式は sargassoseaさんの式1とも違っています。 物理量の式を立てるときは、= の左右の単位(次元)が合っていないと式として成り立ちません(質量=時間は数字が合っていても無意味)。 sargassoseaさんの式1の左辺は m^3/day、右辺の I+(Q0-I0)もm^3/day ですが、expの中は本来無次元であるべきなので、R の単位は時間 [day] ということになります。しかし、R の定義は Q = H/R ですので、これだと R の単位は m/(m^3/day) = day/m^2 となって合いません。また式[1]が sargassoseaさんの「dH/dt=I-Q」と違いますが、単位をあわせるなら、式[1]が正しいはずです(だから expの中も違ってくる)。 この質問は問題文を省略して書かれていると思われますが、 浸入水量 I について、問題に何か書いてないですか? 参考書に書かれているという「Qj=Q'j-1'exp(-1/R)+{Ij-R[Ij-I'j-1'][1-exp(-1/R)]-I'j-1'exp(-1/R)}」では、Rが無次元ですが、質問文にある Q = H/R というのは、本当は Q = B*H/R ( B は排水口の断面積[m^2])になっていませんか?だとしたら R は無次元でいいです。
お礼
お礼を回答への補足に入れてしまいました。 inaraさますみませんでした。そして回答ありがとうございます。 内容についてかなり早とちりしたようです。積分の意味がわかりました。どうもありがとうごさいました。sargassosea
補足
すみません。おっしゃるとおり単位が間違っていました。 Q=H/R A'dH/dt=AI-AQ Q : mm/d 単位面積あたりの浸出水量 R : タンク時定数 d A : 集水面積 浸入水量Iは、日降雨量(mm/d)により変化します。日降雨量は気象台のデータです。回答中の4式中の ∫{I(t)*e^{ -t/(R*A) } dt について解説してくれませんか? データが日降雨量であるから、積分するということでしょうか? なにかヒントでもお願いします。よろしくお願いします。
お礼
ていねいな回答ありがとうございます。 降雨量Iがtの関数である意味をもう一度全体を検討します。 どうもありがとうございました。