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『こころ』の「上九」2
日本語を勉強中の中国人です。夏目漱石の『こころ』を読んでいます。「上九」の中に理解できないところがありますので、お伺いしたいと思います。次は原作の参考サイトです。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html 1.私はどうしたものだろうと思って玄関先で迷ったが、すぐ決心をしてそのまま下宿へ帰った。 ここの「もの」の使い方がよくわかりません。「どうしたものだろう」は、「どうしたことだろう」と「どうしただろう」とのニュアンスはどう違うのでしょうか。 2. ・妙に不安な心持が私を襲って来た。 ・打ち明けてみようかと考えたり、止(よ)した方が好(よ)かろうかと思い直したりする動揺が、妙に私の様子をそわそわさせた。 上の二文からすれば、「妙に」の後ろに普通マイナス感じの言葉がくるような気がします。あっているでしょうか。 3.私は書物を読んでも呑(の)み込む能力を失ってしまった。 「呑(の)み込む」は「受け止める」か「受け取る」に交換するのは可能でしょうか。 4.それを誤解だといって聞かせても承知しないのです。 ここの「承知」は「許す」という意味でしょうか。こんな使い方は今でも使われますか。 5.「妻が考えているような人間なら、私だってこんなに苦しんでいやしない」 上の文の意味がよくわかりません。どうも「妻が考えているような人間なら」は後文と繋がることができないような気がします。まん中へんになにか省略されたのでしょうか。「苦しんでいやしない」の「いやしない」はどういう意味でしょうか。 また、質問文に不自然なところがありましたら、ご指摘いただければありがたく思います。よろしくお願いいたします。
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1.{私はどうしたものだろうと思って玄関先で迷ったが、すぐ決心をしてそのまま下宿へ帰った。} 「どうした【もの】」は、 下記URLの〈一)[四](1)の「(イ)なすべきこと。」ですねhttp://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%E2%A4%CE&kind=jn&mode=0&base=1&row=2。 『どうしたら良いだろうかと思って』 『どうするのが適切だろうと考えて』といったような意味です。 「どうしたことだろう」は、 『何が原因でこうなったのだろう(何とひどい状況だろう)』 「どうしただろう」は、 『(あの後)どのような行動をとった(展開になった)だろう(と、気にかかる)』 というような意味になります。 2.「妙に」は、単純に「通常とは違う/不思議に」というだけの意味です。 ・その報せを聞いて、妙に心が浮き立つような喜びを感じた。 ・懐かしさのあまり妙に笑いがこみ上げてきた。 などとプラスイメージの表現でも可能です。 3.{私は書物を読んでも呑(の)み込む能力を失ってしまった。} >「呑(の)み込む」は「受け止める」か「受け取る」に交換するのは可能でしょうか。 :全く不可能とは言いませんが、どうしても弱い(作者の意図が的確に示せない)表現になってしまうでしょう。 『文意を理解する』という意味に考えると良いでしょう。 4.{それを誤解だといって聞かせても承知しないのです。} ここでの「承知しない」は『納得しない』という意味です。 下記URLで言えば「(2)聞き入れること。承諾すること。」です。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%BE%B5%C3%CE&search_history=%BE%B5%C3%CE%A4%B9%A4%EB&kind=jn&kwassist=0&mode=0&jn.x=31&jn.y=14 (3)に「許す」という説明がありますが、個人的にはこの解説は蛇足のように感じます。 「承知」は、『知っていること/納得すること』だけで解釈に困ることは無いと思われます。 5.「妻が考えているような人間なら、私だってこんなに苦しんでいやしない」 a.「(この私が、もし)妻が考えているような人間なら、私だってこんなに苦しんでいやしない」 という意味です。 以下は余談(蛇足)ですが、 その前に、 {「どんなに先生を誤解なさるんですか」}という文がありますね。 ご承知だと思いますが、「どの程度に」ではなく、 「どんな風に先生を誤解なさるんですか」と「私」は尋ねています。 しかし、 {先生は私のこの問いに答えようとはしなかった。} わけです。 ですから、『「妻が考えているような人間」とはどのような人間なのか』ということは「私」にはわかりません。 それで、 {先生がどんなに苦しんでいるか、これも私には想像の及ばない問題であった} ということになります。 b.>「苦しんで【いやしない】」の「いやしない」はどういう意味でしょうか。 :「苦しんでいはしない」と意味は同じですが、これは話し言葉専用と考えて良いでしょう。 『苦しんでいたりはしない』という意味です。 【苦しんでいるなんてはずがない】【全く苦しんでいる道理が無い】というニュアンスが込められるでしょう。 (ex) ・この暖冬でスキーも出来やしない。 ・お金が余るほどあれば、こんなにあくせく働いていやしない。 6.ご質問文の添削 A.<「どうしたものだろう」【は】、「どうしたことだろう」と「どうしただろう」とのニュアンス【は】どう違うのでしょうか。> :ひとつの文で「は」が複数あるのは、主題がふたつ提起されていることになりますから、基本的には不自然な印象を与えてしまいます。 『「どうしたものだろう」と、「どうしたことだろう」や「どうしただろう」のニュアンスはどう違うのでしょうか。』 『「どうしたものだろう」と、「どうしたことだろう」や「どうしただろう」とのニュアンスの違いは何でしょうか。』 『「どうしたものだろう」は、「どうしたことだろう」や「どうしただろう」とどのようにニュアンスが違うのでしょうか。』 などとすると良いでしょう。 B.<マイナス感じの言葉> :【マイナス感じ】という表現はしません。 『マイナスイメージ』という和製英語が定着しています。 C.<こんな使い方は今でも使われますか。> :【こんな】でも間違いではありませんが、砕けた言い方になります。 このような場で(特に女性が)使う場合は、 『このような』という表現の方が適切で、上品に聞こえます。 また、「使い方」と「使われますか」が重複しています。 『このような使い方は今でもあるでしょうか。』 『今でもこのような使い方はされていますか。』 などとするほうが良いでしょう。 D.<どうも「妻が考えているような人間なら」は後文と【繋がることができない】ような気がします> :このような場合、可能の意を明示しなくても大丈夫です。 『繋がらない』で十分意味が通じますし、スマートな表現になります。 「このテレビは映らない」などと同じ用法ですね。 「このテレビは映ることができない」は不自然な表現になります。 『どうも、「妻が考えているような人間なら」は後文と【うまく繋がらない】ような気がします』 とすればさらに良いでしょう。 『「妻が考えているような人間なら」という仮定から、「私だってこんなに苦しんでいやしない」という結論がなぜ導かれるのかわかりません』 としても良いかもしれません。 E.<まん中【へん】になにか省略されたのでしょうか> (ア)【まん中へん(辺)】でも良いのですが、ちょっと幼い印象を与えますね。 『真ん中あたり』のほうが大人の表現になります。 (「そのへんに私の携帯無かった? 」などという場合の「へん」は、別に幼いということにはなりません。) (イ)【省略されたのでしょうか】でも間違いとは言えませんが、 『省略されているのでしょうか』のほうが適切でしょう。 前者は漱石が執筆している時点の状況を念頭に置いた表現ということになりますが、 後者は「こころ」という既成の小説というものについて述べる、というスタンスになります。
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- Ishiwara
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#5です。 「承知しない」は、必ず否定形で使う特殊な用法です。 少し怒りが込められています。 「許さないぞ」「見すごしてはおかないぞ」の意味です。 多くは1人称で使うのですが、3人称で使うこともあります。 「そんなことをしたら、社長が承知しないだろう」=「社長が怒るだろう」
お礼
度々ありがとうございます。「承知しない」の使い方について貴重なアドバイスをいただき心より感謝いたします。大変助かりました。
- hakobulu
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#7です。 #7の5を次のように訂正させてください。 5、 下記URLのように使われることもありますが、「~やしない」は【愚痴専用】の表現とお考えになって良いと思います。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%E4&kind=jn&mode=0&base=1&row=8
お礼
何度もありがとうございます。愚痴専用のようなニュアンスはよくわかりました。難しいことを簡単に説明できる人は頭がいいだけではなく、誠実な人だと思います。「あたり」と「へん」の違いもよく理解できました。先ほどのお礼に書き忘れてしまい、申し訳ありません。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
#3です。ご返事ありがとうございました。 1、 ・嘘をつくと承知しないぞ。 ・謝罪しなければ承知せんぞ。 ・悪口を言うと承知せん。 ・だれが何と言おうとこのおれが承知しない。 は、確かにいずれも「許す」という意味になります。 ただ、これは【意訳】と考えるべきではないか、と私は思うわけです。 「嘘をつくと承知しないぞ。」は、本来、 「嘘をつくということに関して私は絶対に納得しないぞ」→「(嘘をつくことを)納得しないということは、許さないということだ」 ということだろうと思います。 このように考えれば良いのだから、敢えて「許す」という意味を覚える必要はないのではないか、という意味で「蛇足」と言いました。 「許す」という意味でない場合も多いわけですから、わざわざ不必要な意味を増やすことはないだろう、と思ったわけです。 たとえば、「箸」の説明をするのに、 「(ア)ごはんを食べるもの。(イ)麺類を食べるもの(ウ)魚などのおかずを食べるもの」などと分ける必要はなく、 「物をはさんで食べる時に使うもの」という説明で全て網羅できるのではないか、ということです。 しかし、「許す」という意味を覚えたほうが便利であれば、それでも良いと思います。 2、 >「ご承知だと思いますが」は「ご存知だと思いますが」と同じ意味でしょうか。敬語でしょうか。 敬意は「ご存知」に比べたら、同じぐらいでしょうか。それともその下になるのでしょうか。 :意味は、微妙ですが違います。 「ご承知だと思いますが」は、「理解していると思いますが」 「ご存知だと思いますが」は、「知っていると思いますが」 という意味の敬語です。 3、 >『どうも「妻が考えているような人間なら」は後文に続かないような気がします』と書いたつもりです。「に続かない」はおかしいと思われますか。 :特におかしくはありませんが、 (意味的ではなく)記述上は【後文につながっている】わけですから、 『後文に【うまく(上手く)】つながらない』あるいは、 『後文に【うまく(上手く)】つながってない』 と表現したほうが良いでしょう。 4、 >「方向+へん」は幼稚で、「方向+あたり」のほうが大人の表現になるということなのでしょうか。 :必ずしもそうではありません。 >また、「そのへんに私の携帯無かった? 」の場合の「へん」を「あたり」と言っても自然でしょうか。 :たとえば、「この部屋のどこかにあるとは思うんだけどなあ」という場合は、『【捜索範囲】が広い』という意味で「そのへん」の優勢勝ちではないか、という気がします。 個人的な感覚ですが、「へん」は「あたり」より対象範囲が広いような気がします。 それに対して、「つい先ほどまで、そのテーブルの上にあったんだけど、その新聞の下に隠れていたり、すぐ下に落ちたりしていないだろうか」と言いたい状況であれば、ある程度捜索範囲を絞っていることになるので「そのあたり」と表現するほうが適切かもしれません。 「あたり」は、ある程度狭い範囲を予測できている場合に使うように思います。 ですから、 「そのあたりに私の携帯があるから持ってきて。」などという表現に適しているでしょう。 「そのへんに私の携帯があるから持ってきて。」と言う場合は、とても広い範囲を探さなければならないような気がして、頼まれたほうは憂鬱な気持ちになるかもしれません。 しかし、両者の差は殆んど無い、とお考えになって特に差し支えはないでしょう。 5、 現在の日本人にとって、たとえば「思っていやしない」などという言い方は、あまり一般的ではありません。 「思っているわけじゃない」 「思ったりなんかしていない」 「思っているわけではない」 などという表現になる場合が多いように思います。 ◆「>命の芽吹きには明かりと温もりが不可欠な条件」というのは、なかなか含蓄のある言葉ですね。 異常な暖冬ではありますが、時々出かける磯に打ち寄せる波からは、まだ水温む兆しは窺うことができません。
お礼
ご返事ありがとうございました。「許す」はただの意訳なんですね。「ご承知」と「ご存知」の微妙な違いはよくわかりました。「に続かない」についてアドバイスをいただき大変嬉しいです。磯に打ち寄せる波からは、水温む兆しは手で試さなくてもお分かりになるのでしょうか。超能力を勉強したいです^^。波の音楽は気持ちいいです♪。
- tani_rohei
- ベストアンサー率33% (8/24)
#2です。補足コメントにお答えさせていただきます。 ・嘘をつくと承知しないぞ。 ・謝罪しなければ承知せんぞ。 ・悪口を言うと承知せん。 ・だれが何と言おうとこのおれが承知しない。 すべて、現代日本語でも普通に使われています。すこし古い感じがしないこともありませんが、それでもよく見かけます。ここに挙がっている例文は、どれも話し言葉の例文ですが、むしろ書き言葉でよく使われますね。たとえば「どんなに謝っても、××氏は決して承知しようとしなかった」とかいうふうに。 この「承知」という言葉は、もともとは「知っている」という意味で、それが「言ったことを知っている」→「言ったことを理解してくれている」→「言ったことに納得してくれている」という意味に繋がって、結局「言い分の正当性をみとめる/許す」という意味にも使われるようになりました。どの意味も現代まで残っています。 「知っている」 「自分の要求を飲んでくれる」 「許す」 この三つの意味の中から、文脈で判断なさるとよいでしょう。
お礼
昨夜夜遅くにもかかわらずご親切に回答していただき誠にありがとうございます。「承知」の使い方について貴重なアドバイスをいただき嬉しく思います。「知っている」、「自分の要求を飲んでくれる」、「許す」の三つの意味を覚えて、これから「承知」という言葉を自分でも使えるようになりたいです。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
> 「どうしたものだろう」は、「どうしたことだろう」と「どうしただろう」とのニュアンスはどう違うのでしょうか。 【答】慣用句です。「どうしたらいいか分からない」の意味です。「どうしたことだろう」は「いったいなぜだろう」です。 例:彼がいないと、これが解決しない。いったい、どうしたものだろう。 例:いつも時間を守る彼が、きょうはまだ来ない。いったい、どうしたことだろう。 > 「妙に」の後ろに普通マイナス感じの言葉がくるような気がします。 【答】プラスにもマイナスにも使います。 例:妙に(なぜか分からないが)嬉しく・悲しくなってきた。 > 書物を「呑み込む」は「受け止める」か「受け取る」に交換するのは可能でしょうか。 【答】「意味を解する」でしょう。ここでは、目が活字の上を歩いて行くだけで、内容が頭にまったく入ってこないことです(ほかに心に掛かっていることがあるので)。 > 「承知」は「許す」という意味でしょうか。こんな使い方は今でも使われますか。 【答】違います。「同意しない・承服しない」です。今でも使います。 例:僕が「この事業はやめよう」というのに、彼が承知しない。 >「妻が考えているような人間なら、私だってこんなに苦しんでいやしない」 > 「妻が考えているような人間なら」は後文と繋がることができないような気がします。まん中へんになにか省略されたのでしょうか。 【答】何か省略されていますね。これだけでは分かりません。 >「苦しんでいやしない」の「いやしない」はどういう意味でしょうか。 【答】「や」は、もともと「は」であったようです。今でも「や」を使ったり「は」を使ったりします。「話し言葉」です。「書き言葉」には、めったに現れません。 「苦しんでいやしない」=「決して苦しんでいない」「苦しんでなんかいない」 「彼は、私が悪いというが、私は間違いなどしやしない」 「君、取ったろう」に対して「取りは(や)しないよ」「取ったりなどしないよ」「取ったりなんかしないよ」
お礼
いつもお世話になります。ご親切に教えていただきありがとうございます。豊富多彩な例文を挙げていただき助かりました。「目が活字の上を歩いて行くだけ」という表現が好きです。覚えておきます。いろいろ参考になりました。本当にありがとうございました。
- tani_rohei
- ベストアンサー率33% (8/24)
#2です。すみません、訂正があります。URLの指定がまちがっていたようです(確かに合っていた筈だったんですが、変だなあ)。 補助動詞「居る」はhttp://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%A4%A4%EB&kind=jn&mode=1&base=1&row=9 係助詞「や」はhttp://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%E4&kind=jn&mode=1&base=1&row=8 でした。これで多分、URLの指定は合っている筈ですが、万一まちがっているようなら、ご自身で指定の項を探してください。
お礼
大丈夫です。自分で解決できました。ありがとうございました。
- tani_rohei
- ベストアンサー率33% (8/24)
1 この文の場合、「どうしたものだろう」は、「どうしたことだろう」や「どうしただろう」と入れ換えると不自然になります。この「どうしたものだろう」は「私はこれからどうしたら良いだろう」という意味で、相手が今どうしているかを考えているのではありません。辞書には「もの」に「当然」という解説がありました。私はこれからどうするのが「妥当」だろうかと考えているわけです。 2 そんなことはないですね。「妙に楽しい気持ちになった」などとも使えます。 3 交換は可能ですが、少し不自然になることもあります。「書物を受け止める」という言い方は一般的ではありませんから。この「呑み込む」は「理解する」に交換するのが一番自然です。 4 今でも使われます。「許す」と言い換えることも不可能ではありませんが、「納得する」「受け入れる」と言い換える方がもっと自然です。 5 「(私が)妻の想像しているような人間であったならば(妻に誤解されたりしないだろうから)私はこんなに苦しんではいない(だろう)」という意味です。どこをおかしいと思われたのか、ぼくにはよく分かりませんでした。「いやしない」は、参考URLの[2]の補助動詞(1)の「居(い)」+係助詞「や」(http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%E4&kind=jn&mode=1&base=11&row=1)+補助動詞「し(「する」の未然形)」+助動詞「ない」です。
お礼
いつもお世話になります。ご親切に回答していただき誠にありがとうございます。5は妻を主語に思ってしまいました。「いやしない」の「い」、「や」、「し」、「ない」はそれぞれ何なのかよくわかりました。「や」のこのような使い方ははじめてです。いろいろ参考になりました。理解できるようになりました。本当にありがとうございました。
補足
>今でも使われます。「許す」と言い換えることも不可能ではありませんが、「納得する」「受け入れる」と言い換える方がもっと自然です。 確認していただきたいのですが、「今でも使われる」とは「許す」という意味の「承知」のことをおっしゃているのでしょうか。日中辞典に次のような例文を見つけました。現在でも使われる自然な日本語でしょうか。 ・嘘をつくと承知しないぞ。 ・謝罪しなければ承知せんぞ。 ・悪口を言うと承知せん。 ・だれが何と言おうとこのおれが承知しない。
- hamakaede
- ベストアンサー率28% (29/101)
あくまでも素人考えですのでご了承下さい。 (1)ものは自分自身の行動を意味しているのではないでしょうか 「どういう行動を自分がとれば良いのか」と思って玄関先で・・・ (2)「いつもと違って」とか「不思議と」という感じですかね また、「妙に機嫌が良い」とかプラスの言葉がくることもあると思います。 (3)可能だと思います。呑むは飲むと似ている言葉ですので、流しこまれるイメージがあうかもしれません。 (4)自分の意見を理解して受け入れてくれるという意味でしょうか 許すとほぼ同じですね。ちなみに今も承知するは使います。 (5)妻の私に対するイメージと、私が自分で理解している自分とはかけ離れている。そんな、妻の思うような、イメージ通りの自分であったら、喧嘩することもなく、妻と仲良く生きていけるのに・・・こんな感じですかね。 「いやしない」 ・・・のはずがないとか、・・・の必要がないとかの意味ではないでしょうか。 以上、わかりにくくて申し訳なかったです。
お礼
早速ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。「妙に」の後ろにプラスの言葉がきてもいいのですね。参考になりました。本当にありがとうございました。
補足
1. >ものは自分自身の行動を意味しているのではないでしょうか 「どういう行動を自分がとれば良いのか」と思って玄関先で・・・ 申し訳ありませんが、よく理解できません。 2、 >ちなみに今も承知するは使います。 確認していただきたいのですが、「許す」という意味の「承知」のことをおっしゃているのでしょうか。 3. >(5)妻の私に対するイメージと、私が自分で理解している自分とはかけ離れている。そんな、妻の思うような、イメージ通りの自分であったら、喧嘩することもなく、妻と仲良く生きていけるのに・・・こんな感じですかね。 申し訳ありませんが、よく理解できません。 4. >「いやしない」 ・・・のはずがないとか、・・・の必要がないとかの意味ではないでしょうか。 辞書で「いやしない」を見つけませんでした。どの項目に載っているのでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございました。「どうしたもの」、「どうしたことだろう」、「どうしただろう」はそれぞれどういう意味なのかよくわかりました。「妙に」の後ろにプラスイメージの表現を使ってもいいと覚えておきます。私の運が悪いかもしれませんが、これまで「妙に」の後ろにマイナスイメージの表現ばかり目にしていました。「呑み込む」を「文意を理解する」という意味で考えてみます。「承知」は私にとってまだ慣れていない表現なので、もう少しアドバイスをいただければ嬉しいです。『「妻が考えているような人間」とはどのような人間なのか』は文中に出てきていないご説明は文意の理解にとても役立ちました。「いやしない」は話し言葉なんですね。hakobuluさんは普段もこのようなしゃべり方を使われるのでしょうか^^。質問文について助言していただき心から感謝いたします。『「どうしたものだろう」は、「どうしたことだろう」と「どうしただろう」とのニュアンスはどう違うのでしょうか』という文を書く時ものすごく頭を使いました。もう限界です。教えていただいた書き方でまた練習してみます。『マイナスイメージ』は勉強になりました。上品に聞こえる美しい表現をたくさん勉強したいので、これからもよろしくお願いします。 今日の些細な喜びは家の近くのプラタナスで小さな若葉を五枚見つけました。街路灯の下あたりに集中しているので、命の芽吹きには明かりと温もりが不可欠な条件だと思えました。
補足
1. >(3)に「許す」という説明がありますが、個人的にはこの解説は蛇足のように感じます。 文中の「承知」の意味はわかりましたが、「許す」という使い方の「承知」についてもう少しお伺いしたいと思います。 手元の日中辞典で次のような例文を見つけました。現在でも使われる自然な日本語でしょうか。 ・嘘をつくと承知しないぞ。 ・謝罪しなければ承知せんぞ。 ・悪口を言うと承知せん。 ・だれが何と言おうとこのおれが承知しない。 2. >ご承知だと思いますが、「どの程度に」ではなく、「どんな風に先生を誤解なさるんですか」と「私」は尋ねています。 「ご承知だと思いますが」はちょうど「承知」の例文になっていますね。「承知」という単語で文を作れと言われたら、「承知しました」しか作れません。まだ慣れていない表現だと思います。「ご承知だと思いますが」は「ご存知だと思いますが」と同じ意味でしょうか。敬語でしょうか。敬意は「ご存知」に比べたら、同じぐらいでしょうか。それともその下になるのでしょうか。 3. >どうも「妻が考えているような人間なら」は後文と【繋がることができない】ような気がします。 この文は、もともとは『どうも「妻が考えているような人間なら」は後文に続かないような気がします』と書いたつもりです。「に続かない」はおかしいと思われますか。 4. >【まん中へん(辺)】でも良いのですが、ちょっと幼い印象を与えますね。『真ん中あたり』のほうが大人の表現になります。(「そのへんに私の携帯無かった? 」などという場合の「へん」は、別に幼いということにはなりません。) 「方向+へん」は幼稚で、「方向+あたり」のほうが大人の表現になるということなのでしょうか。 また、「そのへんに私の携帯無かった? 」の場合の「へん」を「あたり」と言っても自然でしょうか。