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creative rut のことで
He is in a creative rut. のように使われる creative rut は、 《(芸術活動などの)マンネリ状態》 を指すんだろうと思います。 ---- ただ、creative は《創造的な》というような意味合いだと思いますし、 だとすると、それが rut (=型にはまったやり方)を修飾するという使い方が、 よく分からないでおります。 このあたりについてご存知のことがありましたら、 よろしくお願いします。
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creative rutもそうですが、creative XXという表現はそのままでは理解し難いことがあります。比較的よく目にする表現がいくつかありますが、それを考えてみましょう。 まず、creative destructionは経済学者シュンペーターの造語で、「創造的破壊」という訳が定着していますが、「革新のための(破壊)」と解釈しています。 次に、creative evolutionは哲学者ベルグソンの造語で、「創造的進化」という訳が定着していますが、このcreativeは「創造的活動によって生み出される(生命の進化)」と理解しています。 また、creative financeという言葉があり、日本語訳は定着していないと思いますが、このcreativeは「今までなかった新しい(資金調達)」というような意味で、時として胡散臭さもつきまといます。 さらに、creative accountingとなると、「革新的な会計」ではなく、「粉飾」のことで、ここではcreativeは「実態からかけ離れて作り出された(会計)」というような意味です。 こんな風に考えていくと、creative rutの解釈として、「創造的活動が溝に嵌って動かなくなる状態」が成り立つのではないでしょうか。 He is in a creative rut. この例だと、「彼の創造性は沈滞している」という感じでしょうか。
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- Riverview
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まだ納得しきれていないようなのでもう少し詳しく説明します。 rutは元々は馬車や荷車が通ってできる細い溝で、これができてしまうと、以降この溝に沿って車は進まざるをえなくなります。あるいは雨なんかが降ると、この溝に取られて動けなくなってしまうこともあります。 in a rutはこの溝に嵌っている状態で、そこから、この溝に嵌ったまま進まざるをえない状態、あるいは、その中で立ち往生した状態、さらには比喩的な意味が生まれてきたと考えられます。 生活のようにどんな形であれ進行していくものであれば「型にはまった」という表現でしょうし、経済のように成長が期待されているものであれば、溝に嵌ったかのように成長できない、つまり、「低迷している」ということになると思います。 The economy is in a rut. この言い方は次のようにもいえると思います。 The country is in an economical rut. a creative rutも同じように考えられます。 He is in a creative rut. His creativity is in a rut. 創造性とは制約のないなかで発揮されるもので、それが溝に落ち込んでいるとすれば制約を受けていることになり、つまり、創造性が発揮されない状態にあるといえます。 He is in a creative rut. これをどう訳すかですが、それは文脈次第というしかないのですが、この文だけを訳すとしたら、「創造性が沈滞している」みたいな訳になると思います。
お礼
納得はしてたんですが、仕事の関係で時間がとられていて、 締め切りが遅くなってしまい、..というわけなんです。 申し訳ありませんでした。
- Ganbatteruyo
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Gです。 >つまり、病気などで当然のごとくいいアイデアが浮かばないとか、書いている小説が次のシーンが浮かんでこないとか表現にキレが無いと感じるときには、使わない人の方が多いと思います。 ごめんなさい。 日本語の表現がまずかったです。 つまり、書いている小説が次のシーンが浮かんでこないとか表現にキレが無いと感じるときに、その理由が病気などで当然いいアイデアが浮かばない理由がはっきり分かっている場合などは使わない人の方が多いと思います。 と言う意味で書いたのです。 日本語も難しいですね。
お礼
しっかり確認できました。ありがとうございました。 "病気などで" というのが、後ろの方にも掛かっていたんですね。
- Ganbatteruyo
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Gです。 >creative rut という表現は、《体調を崩して創造性が沈滞》のような場合にも、普通に当てはまるんでしょうか? 当てはまる時もあると思いますが、明らかな理由が分からない、と言うフィーリングが多いと思います。 つまり、病気などで当然のごとくいいアイデアが浮かばないとか、書いている小説が次のシーンが浮かんでこないとか表現にキレが無いと感じるときには、使わない人の方が多いと思います。 しかし、現実にいいアイデアが浮かんでこない、一応の努力はするけど、と言うフィーリングがあれば使う、と言う感じですね。 ですから、理由が明白でないと言う事から「言い訳」としても使う人も出てくるわけです。
お礼
お手数を掛けております。 『明らかな理由が分からない、と言うフィーリングが多い』というのは、 なるほどと思うんですが、 それと、 『書いている小説が次のシーンが浮かんでこないとか表現にキレが無いと感じるときには、使わない人の方が多い』 というお話とのつながりが、ちょっと良く分からないでいるんですが、.. むしろそういうケースが、 "明らかな理由が分からないが" に当てはまるようにも思ったり、..
- Riverview
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英和辞典を引くとin a rutで「(行動・考え方・やり方などが)マンネリになって、型にはまった」という風にありますが、ご理解しているように「rut は文字通り《轍》と解釈するのが適当」である場合もあります。 グーグルで検索した文を多少修正していくつか文を作りました。 1. He lives in a rut. 型にはまった暮らしをしている。 2. The economy is in a rut. 景気が低迷している。 3. The truck got stuck in a muddy rut. 泥濘の轍にはまった。 文1は辞書通りですが、文2は溝にはまるという言葉を比喩的に使っていますし、文3では、文字通り「轍」です。in a rutで「マンネリ、型にはまる」という意味が多いのでしょうが、英語の場合、イディオム的な意味ではなく、原義に則したほうがいい場合も少なからずあるように思えます。
お礼
用例を含めての明快なご説明を、大変ありがとうございました。
- birdflew
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さらに追加。 職業からみれば、 Programmer's block Artist's block など スランプの種類であれば、 Creative block Inspirational block 関係ないですが、inspiration って日本語にするのは難しいですね。
- birdflew
- ベストアンサー率10% (10/92)
ちなみに writer's block と言う表現があります。主に小説家などがスランプでネタが浮かばないような状況を意味します。
- Ganbatteruyo
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Gです。 補足質問を読ませてもらいました。 >ご説明の中の、次の部分の趣旨を読み取りかねておりまして、できましたらよろしくお願いします。 『ですからもっと広い意味あいを持つマンネリと言う表現には頼れない』 説明不足ですみません。 これは、Riverviewさんがおっしゃっている表現を借りると「創造性が沈滞している」は「マンネリだけが理由ではない」と言う事で、マンネリが理由かもしれないし、体調を崩しているのかもしれないし、「必ず来る(私はそういつも考えています)」スランプだけなのか、精神統一を拒む何か外部的理由があるのか、ストレスに耐えるトレーニングをしていないのか、など理由は何であろうと「創造力を発揮できない状態にいる」と言う事なのです。 >ところが実際には、-ve が《~に関する》という意味合いで使われたりもするんですね。 creativeと言う単語を「他の単語と同じように、単なる形容詞」として扱われている、と言う事なのです。 私は辞書的な訳や方程式的解釈や分類は時によって非常に弊害と伴う習得方法になってしまうと言います。 ですから、時には「熟語」として扱う事も大事であるわけですね。 熟語と言う言葉は大変「英語習得には自然であり、また、便利な用語」なのです。 文法的なことや「解析作業」をしないでそのまま受け入れる方法だからなのです。 非常に自然なわけです。 「これ?熟語だよ。覚えチちゃいな」で終わってしまうわけですね。 非常に効率のいい方法であるわけです。 お役に立ててうれしいです。
お礼
おたずねした本題の creative については片付いたんですが、 折角ですので、rut の関係で確かめたいと思いまして、 できましたらよろしくお願いします。 ---- rut=決まりきった型、ということなら、 creative rut は「マンネリ」とでも解釈するのかなとは思ったんですが。 creative rut という表現は、 《体調を崩して創造性が沈滞》のような場合にも、 普通に当てはまるんでしょうか?
- Ganbatteruyo
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アメリカに38年半住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 これは、in a rutと言う表現から作り出された表現で、フィーリングはご質問に近いものです。 ただ、マンネリ化、と言う結果になってしまうほど新しい方法・考え方、スタイル、アイデアなどが出てこない、と言う事なのです。 つまり、in a creativity rutと同じフィーリングを表現しているのです。 想像力に関して型にはまってしまった、新しい考え方やアイデアが浮かんでこない、その創造力の休眠・失神から抜け出せない、と言うように確かに芸術業界ではよく起こる問題ですのでよく使われ目にもするわけですが、その業界だけでなく、エンジニアリング的にも、また、ビジネスでのマネージメント的も「新しいアイデア」を必要とし使われる業界でもよく使われるわけです。 ですからもっと広い意味あいを持つマンネリと言う表現には頼れないわけです。 ですから、このcreativeと言う単語は「創造力に関して」「新アイデアを見出す事についての」と言う意味合いになるのですね。 確かにこの表現がin a creativity rutと言う表現だと分かりやすいですよね。 二つの名詞で作られる複合名詞句表現としてイメージしやすいわけです。 そして今回の形容詞プラス名詞から作られる新しい名詞句があるのです。 musical criticismと言うのも同じように、音楽に関しての批評・批判、と言う表現と全く同じ表現方法なのですね。 music criticismと言う言い方のほうが日本人には理解しやすいかもしれませんが、やはり、musical criticismと言う表現の方が私たちにはしっくりします。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
お礼
すいません。 ご説明の中の、次の部分の趣旨を読み取りかねておりまして、できましたらよろしくお願いします。 『ですからもっと広い意味あいを持つマンネリと言う表現には頼れない』 ---- 本題の方ですが、 接尾語の -al の場合は、主に《~に関する》ということで、 たとえば manual, visual, postal のようにいくらでも例がありますし、 musical criticism についても、自然な使い方のようには感じています。 一方、-ive だと、《~の性質を持つ》や《~の傾向のある》の意味なんだろうと思ってました。 creative の場合も、 たいていの辞書では《独創的な》、《想像力のある》というあたりの訳になっているのと、 日本語(=カタカナ語)の「クリエイティブ」も、実際にそういった意味で使われていたりするものですから、 creative rut という表現は、どういう感覚なんだろうかと思った訳なんです。 ところが実際には、-ve が《~に関する》という意味合いで使われたりもするんですね。 たいへん勉強になりました。ありがとうございました。
- mabomk
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「彼は女漁りに関しては手間暇惜しまず工夫を凝らす奴だ。」 in rut 《be ~》盛りがついている、発情している creative 【形-2】巧妙に創意工夫した◆悪い意味で ミソは、上記の「in rut」ですね。 「英辞郎」から[in rut]&[creative]の単語から 「独自に」判断してみました。 多分これで合っていると思う。
- birdflew
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スランプの意味です。 アイデアが浮かばない、などの。
お礼
フレーズとしての意味は、マンネリじゃなくて、 【スランプ】というのが良く当たっているようですね。 あと、block についてのご説明をありがとうございました。
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お礼
ありがとうございました。 rut の関係では、これを 《決まりきった型》 と解釈すれば、 【様式などがマンネリ化していること】 を指すのかと思ったりもしたんですが。 そうではなくて、この場合の rut は文字通り 《轍》 と解釈するのが適当で、 【轍に嵌った時のように身動きが取れずに、新しい機軸も打ち出せず、】 というような状況を一種比ゆ的に表しているということなんでしょうか ? ---- 先に # 7 のところでも、同じようなことでおたずねしたんですが、 反応いただけてないものですから、..