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北宋時代の中央官制について

こんにちは。中国史の北宋時代について質問があります。 当時の中央官制では三司・枢密院・中書門下省とあり その中の三司は発運使や転運使を歴任した人がなっていたとあるのですが その発運使と転運使の違いがいまいちわかりません。 一路の財政の長官と書いてあるのはどうやら発運使のようですが 文字が消えかかってて…。 googleやyahooではヒットしないので、詳しい方いらしゃいましたら 教えてください。また、参考URLがあれば助かります。

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noname#30758
noname#30758
回答No.1

宮崎市定氏の『宋代官制序説』によりますと、 転運使 路は行政の単位ではないので長官が存在せず、行政単位である府・州を監督する役割の路官(監司)が置かれます。漕運や経済・民政を監督する漕司(転運使)・兵権を掌握する帥司(経略安撫使)・刑獄を掌る憲司(提点刑獄)などがあり、転運使はそのうちのひとつということになります。 発運使 三司の江南出張所長とでも称すべきもので、江南部の六つの路(ときには九つの路)の転運使を統括する大きな権限をもっていました。元豊の改革後は戸部に属します。 というわけで江南の転運使を統括するのが発運使、ということのようです。

doppelp
質問者

お礼

発運使の方が長官というのは、転運使を総括するからなんですね。 丁寧な回答で理解することができました。 わざわざ調べてくださり本当に有難うございました。 お手数かけましたm(_ _)m

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