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係り結びの消失
係り結びがなぜなくなったのか、教えてください!! よろしくお願いします。
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- miu7200
- ベストアンサー率100% (2/2)
回答No.2
係り結びがなくなったのにはさまざまな理由が考えられます。 一般の方にわかりやすく説いているものは、最近では山口仲美 『日本語の歴史』(2006年・岩波書店)かなあと思います。 私自身はこの本のすべてに同意するものではありませんが、 この本の噛み砕いた説明は、入り口としては最適だと思います。 係り結びについてもかなりの紙数が割かれていますよ。 もしご興味があれば、本の末尾に参考文献も示されています。 他にも色々な問題がおもしろく扱われているので ぜひ読んでみてくださいね。
- ANASTASIAK
- ベストアンサー率19% (658/3306)
回答No.1
要するに、古代語においては日本人の話していたことばの格関係が未発達で、格助詞が現代 では当然に用いるところでも使わなかった。「が」の連体格助詞の用法は上代からあったが、 主語を表わす用法は条件句などに限られた。また、目的格を表わす「を」は上代において存在 こそしたものの、実際には間投助詞的なものであって、研究によれば本来あるべきところに 使っている例は6割に満たない。こうした文節のゆるい相互関係を補って強調などの修飾を発 達させたのが、係り結びの法則だったわけだが、近代になって、格関係が明示的に助詞を伴っ て言われるようになるにしたがって消失して行った。連体形に結ぶ「なむ」は早くに消失した 一つで、中世初期の説話文学外では多用されていたが、中世中期の軍記物となると、著しい衰 退を見せているという研究もある。
質問者
お礼
回答ありがとうございました!助かりました。
お礼
ありがとうございます!ほんとに係り結びについては色々な意見があって混乱してしまいます。 借りて読んでみます。