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フーリエ級数
実験で母音の「あ」の声を採集してコンピュータでフーリエ級数分解したところ、振幅の大きい成分はnが5の倍数のときだったのですがこれはなぜでしょうか? よろしくおねがいします。
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科学か物理のカテゴリーの話じゃないでしょうかね。 ご質問の観察は、「分析した母音『あ』の一周期分の波形はどこを取ってもほとんど同じである。同じ波形をただ繰り返しているだけだ」ということを表しています。実際に波形をプロットして眺めてみれば確認できるでしょう。 基本周波数の整数倍の周波数成分だけから成る波形の時に、そしてその時に限って、「一周期分の波形はどこも同じ」になります。 というのは、一周期とは基本周波数の1サイクルに他ならない。もし基本周波数の整数倍以外の成分があれば、その成分は一周期の間に非整数回の振動をするわけですから、次の周期では位相が違ってしまうために、波形が変化してしまう。 無論、現実に録音した母音は音程の揺らぎもあればノイズもある(このために、繰り返される波形は厳密には同じでない)んで、他の周波数成分が多少は入って来る。これらが「振幅が大きいところ」以外の成分となって観測されます。
お礼
ありがとうございます。 助かりました。