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「江戸市中」ということば
<市中引き回しは「しちゅう」ではなく「まちなか」と読む。江戸時代に市があるわけないでしょうが>の声。確かに、 江戸時代には大阪市も横浜市も青森市も存在しなかった。だから、 「まちなかひきまわしと読むんだ」という声を正解としておくに吝かではない。しかし、 江戸関連の書物には「江戸市中」という言葉はふつうに使われていて、その振り仮名は「しちゅう」。この振り仮名が正しければ、引き回しのほうも、しちゅうでおかしくはない。いや、いや、それよりも、 読み以前に不審に思うべきことを、不審に思わないでいる「声」には首を傾げてしまう。だって、 長崎市だって稚内市だってない時代でしょう。なのに、なぜ「市中」なんて言葉が存在したの? 江戸を「御府内」と呼ぶのが一般的だったそうで、「府」は幕府の府であろうと推察するとしても、どうも「市中」がわかるような、わからないような。 どなたか、「市中」の正体をお教えください。
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この場合の「市」は市制をしいている自治体のことではなく、人家が多くにぎやかなところ、つまり「まち」のことですね。 市井という言葉がありますが、この場合の市も同じ意味で使われていて(市井の意味自体、市中と同じ)読み方は「しせい」ですしね。
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ANo.2です 江戸時代は市(し)は存在しません、市(いち)です。 山の物と海のものを物々交換する市(いち)が存在しました。 現在でもその名残として茶市(ちゃいち)とか朝市(あさいち)が名残として残っています、現在では現金で取引しますが、江戸時代にはそれが物々交換であったと言うことです。.
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参考になりました。ありがとうございました。
市(いち)→市場(いちば)→○○市(し)(右に行くほど大きな集合体) 人が集まって市(いち)を開いてた場所が市中(しちゅう) それを広い意味で街中を市中といっていたのでは、現在の市の語源だと思います。 もちろん江戸時代でも市(いち)は開かれていました。
お礼
お答、ありがとうございました。 「右に行くほど大きな集合体」はなるほどと思いましたが、「市(し)」は江戸時代にそれ一語として存在していたのでしょうか。
お礼
はやばやと、ありがとうございました。 なるほど「市井」の市と考えればいいわけでした。自治体の市とは勿論おもっておりませんでしたが。引き回しは、どう読まれていましたか。