• ベストアンサー

イソシアンサン基

R-N=C=Oは中性条件化無触媒で水と接触するだけで、R-OH+H-N=C=Oなんて分解反応は起こりますか?もちろん付加反応によりR-NH-COOHにはなると思うんですが。こういう質問をさせていただいたのは、MSDS中にイソシアネートが水分で分解するとあったからです。MSDS中の分解とは付加反応による変性なんかのことも含めるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Kemi33
  • ベストアンサー率58% (243/417)
回答No.3

#2さんがお書きの通りですが,チョット蛇足を。  「イソシアナート (R-N=C=O)」は「クルチウス転位」や「ロッセン転位」の中間体ですが,これらの転位反応の場合,生成すると直ぐに溶媒や共存する求核性化合物と反応してしまいます。  アルコールやアミンなどの場合は不可化合物が生じますが,水の場合は付加後に脱炭酸が起ります。  こちらにある「クルチウス転位」や「ロッセン転位」の説明も参考にしてみて下さい。  ・http://www.chem-station.com/odoos/data/curtius.htm   Curtius転位  ・http://www.chem-station.com/odoos/data/lossen.htm   Lossen転位

参考URL:
http://www.chem-station.com/odoos/data/curtius.htm, http://www.chem-station.com/odoos/data/lossen.htm
yohooosaka
質問者

お礼

みなさんありがとう。大学時代合成をしてたんですが、会社はいったらこういう転位とか勉強するんだろうなぁなんて思ってたんですが、会社はいったら配合ばっかでした。6年目、合成したい?といわれ、はい、と安請け合いしたがばっかりに苦労しております。。水で脱炭酸するなら分解と言えますね。質問するとき水付加の後の水との反応考えようかなと思ったんですが、、もうちょっと考えればよかったです。でも転位反応の勉強ができてよかったです。

その他の回答 (2)

noname#62864
noname#62864
回答No.2

教科書的には、イソシアナートR-N=C=Oのsp混成カルボニル炭素は求電子性が高く、水による攻撃を受けて不安定なカルバミン酸(R-NH-COOH)が生成し、それが分解してアミンR-NH2とCO2を生じると書かれています。 イソシアナートは水に対してさほど安定ではないと思われます。しかし、分解によって生じるのはアミンとCO2であり、R-OH やH-N=C=Oは生じないようです。 >MSDS中の分解とは付加反応による変性なんかのことも含めるのでしょうか? ここでの分解というのは、要するに別の物質に変化するという意味で、反応形式まで限定しているものではないと思います。

  • zoo123
  • ベストアンサー率32% (50/152)
回答No.1

水と接触するだけで、R-OH+H-N=C=Oという分解反応は起こりません。 MSDS中の分解とは付加反応による変性を考えているのでしょう。

関連するQ&A