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判断能力、意思能力
15歳になれば、判断できる能力、意思能力があるというのを聞いたことがあるのですが、その根拠は何ですか?ご存知の方、教えてください。
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はじめまして。 かつては13歳で元服とか、15歳で家を継ぐことも当然のようにあり、そういった社会的な背景があったわけですが…。 現代における15歳というのは一般に、義務教育の終了を迎え、自らの意志で進学/就労といった進路選択をする時期にあたります。多少の個人差はあるとはいえ、おおむねそれだけの権利が付与できる程度に成長しているというのが、建前です(現実にも、本人が最終的に進路を決めることが多いでしょう)。 ちなみに、判断できる能力や意思能力などは3歳の幼児ですら有していると私は思っています。要はその判断能力・意思能力などが、どの程度まで社会的に信頼・容認されるかという、責任と権限付与の問題です。 近年、犯罪に対する法律の適用年齢が14歳にまで引き下げられたかと思います。これは現代の青少年の判断力が以前より向上したというよりも、重大な犯罪の低年齢化による抑止力として、年齢設定を現実的なものにするために変更されたと見るべきでしょう。 他国では16歳からビールが飲めたりするし、特に15歳とか18歳とか20歳とかの区別に、発達段階による厳密な理由があるわけではないのかな、と思います。むしろ社会情勢や教育制度による、後付けの理由みたいな印象が強いです。15歳で中学卒業、18歳で高校卒業ですから。そして段階的に自由と責任を増していく現在の制度は、教育的だと私は思います。 こういうことで、よかったでしょうか? 参考になれば幸いです。
お礼
よくわかりました。 私自身の考えとしても、baka_inuさんのおっしゃることと同じようなことを考えていたのですが、私の中での根拠がなかったので、自信がなかったので、参考にもなり、ちょっと自分の考えに自信ができました。ありがとうございました。