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これは倒置なのですか??
長文を訳しているのですが、そのうちの↓の2文の構造がよくわかりません。(前後の英文は簡略のため日本語に要約しています) 酵母においては、2つの細胞が交配する場合、それらは大きさが同じであり、接合子(2つの細胞が合わさったもの)に対してミトコンドリアDNAを等しい量与えます。 In higher animals, by contrast, the egg cell always contributes much more cytoplasm to the zygote than does the sperm. それゆえに、人は高等動物におけるミトコンドリアの遺伝はほとんど1つの親による、すなわちもっと正確にいえば母性遺伝であると予想しているのでしょう。 A fertilized human egg carries perhaps 2000 copies of the human mitochondrial genome, all but one or two inherited from the mother. cytoplasm:細胞質 zygote:接合子 sperm:精子 fertilized:受精した inherit:遺伝する 1つ目の英文でよくわからないのが「than does the sperm」です。「対照的に高等動物においては、卵細胞はいつでも、精子がそうするよりもはるかに多く接合子に細胞質を与えます」というふうに私は訳せると思うのですが(自信はありません・・)、このように訳すと、doesはcontributesのことのはずなので、than+V+Sの倒置になってしまいますが、これでいいのでしょうか??2つ目の英文では、「, all but one or two inherited from the mother.」がよくわかりません。意味的には「母親から遺伝された1つか2つ以外のすべてのもの」となるのかなぁ、と思いましたが、そう考えるとgenomeとallを同格の関係と考えるしか方法がなくなってしまいました。 どうしてもわからないので、わかる方がおられましたら教えてください。よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
否定を表す語句などを強調のために前に出すと倒置が行われるというのはよく知られていると思いますが,その他にも,as, than や the 比較級の後でも倒置が行われることがあります。 than などの後で倒置が行われるのは, (1)動詞同士を比較しているのでなく,動詞は前後で同じ,すなわち,後は代動詞的に do, does, did や be 動詞,助動詞が来る,(2)主語が人称代名詞でなく,名詞である 場合です。 このような倒置が行われるのは,強弱強というリズムのためです。強調するものが前に出ると,do などで弱とし,最後に(ある程度)強いものがくるのです。 したがって,動詞は代動詞のように弱いものである必要があり,主語は人称代名詞のような弱いものではだめなのです。 後の方は,being inherited と補って,分詞構文(all but one or two が being の意味上の主語)と考えることもできれば,with を補って,with O C のパターンで,C に過去分詞が来ていると考えることもできます。 いずれにせよ,inherited ~を後から懸けて訳すよりも,ネクサス的に(O C の部分を SVC のように)「1つか2つを除いて,すべてが母親から遺伝されて」と訳すべきでしょう。
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1つ目に関しては質問者さんのご解釈で問題ないと思います。 2つ目は 分詞構文だと思います。 , all but one or two (being省略) inherited from the mother. 後置なので、いかにも接続詞があるみたいな訳し方ではなくて 「そして、それらのうちひとつふたつ以外は全て母から遺伝したものだ」ぐらいでどうでしょう。
お礼
分詞構文だとは気づきませんでした! こういう英文だと気づきにくいですね・・ ご回答ありがとうございました。
お礼
thanやasの後ろでも倒置が起こるとは、はじめて知りました!2番目の文では、分詞構文と考える以外にもwith O Cのように考えることができるのですね。 とても勉強になりました。 ご回答ありがとうございました。