- ベストアンサー
発音の省略について
英語の発音の質問です。 ある本によれば、 Let's talk about going on a picnic. (レッツ トーカバウ ゴウイン オンナ ピクニック) と発音するとあったのです。で、talk about(トーク アバウト)は liaisonとelisionの働きにより、トーカバウと発音すると分かりました。が、going on a(ゴウイング オン ア)がゴウイン オンナとどうして発音されるかが不思議です。onによる母音の影響により、ゴウイン ゴンナとなるのではないのでしょうか?なぜさいごのgの音が省略されるのでしょうか? よろしくお願いします。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
今の時期なら試験ではないと思いますし、前期が4月から始まるならば、このような課題は早すぎますから、ちょっとだけ詳しく書きます。 No6の方の回答を読むと、カタカナでは~という苛立ちのような、フラストレーションを感じておられる様子がよく伝わってきます。 発音記号でも実際のところ精密に表記はできても、読む人が同じように解釈するとは限らないわけで、簡略表記にすればそれでいいかというと、これで音の挿入や脱落、あるいは音の変化(強勢のある母音から無強勢の母音に変わったなど)は表せますが、細かな発音器官(怪しい呼び方ですけど)の動きまで記述できるわけではありません。 ということで、耳で聞こえていることが、果たしてどうなっているのかということですが、正直に言わせてもらいますと、ある程度訓練を受けた人間でも、時に意見が食い違うことがあるのです。 今回の場合は、実際にどこかのウェブサイトに音声が流れていて、かつ、その音質がある程度いいものでないと判断しにくいという面もあります。平たく言えば、聞いてみないとわからない。もう少し言えば、口の動きや喉頭の動きなどを観察しないといけない場合もあるのです。 それを承知でお答えしますと、 talk about: 1.kといわゆる曖昧母音が続けて発音されるのは、調音のしやすさが聴覚的弁別性を否定しないためです。2.tがelisonかdeletion(これは立場の相違ですが)されているかどうかは、まず聞いてみて、慣れてない人(音声学的な訓練を受けてない人)ならさらに音声分析をして声帯振動があるかどうかを音響的に判断する方法がいいでしょう。他にも声門閉鎖がある場合や、assimilationを起こして、t->gになっていることも考えられます。これも同様の方法で確認できることがあります。状況によります。 3.going on aの部分ですが、これはいわゆる'ng'音が[n]になっている場合と、なってなくても鼻音であることから、質問者の耳にはゴウイン オンナと聞こえている可能性があります。また、同じ音声連鎖を聞いて、ゴーインオナと書く人もいるかもしれません。こういうところに何の約束事もなしにカタカナで発音を表記しようとすると誤解が生じやすいのです。 「なぜさいごのgの音が省略されるのでしょうか」 質問者はこの質問を、辞書の発音表記レベルですでに確認して、goingの-ingが-inとは異なるということを知っていての質問であれば、これは音韻論のさわり的な書き方でやれば、 IPAが使えないで不便ですが、 1./-ng/ もともとgがあった 2./-Ng/ nが所謂'ng'音つまり有声軟口蓋鼻音(singの最後の子音)にassimilationで変化した。 3./-N/ /g/のdeletionにされた。 もっともこういう説明が最善かどうかは別問題ですけど。(有声と書いたかというと他の言語には無声の鼻音があるからですが、これもカタカナでは表記しにくいものです。) 私の普通の発音はgoingの部分はゴーインでもガーインでもゲーインでもない音ですし、ウがイの前に来る発音でもありません。これを日本語の標準的な発音を基準にしたカタカナで書くのは実に至難のわざです。カタカナで書くならば、余計に工夫がいるのですけど。
その他の回答 (6)
- mide
- ベストアンサー率44% (333/745)
ここでは発音記号を書き込めないし、カナで英語の発音を表すのは無理なのですが、説明を試みてみます。 going on a が goin' on a のように発音されるということでしたら、綴り上は g の省略のように見えますが、発音としては[η](軟口蓋鼻音をとりあえずこの記号で表します)から[n]への置換であって省略されているものはありません。音声としては、調音点が軟口蓋から歯茎に変わったものです。 この置換が起こらない発音ももちろんされていますし、その発音で構わないのです。それをカナ書きすれば「ゴウイン ゴンナ」に近くなります。ただし「ゴウイン」の「ゴ」が破裂音であるのに対し、「ゴンナ」の「ゴ」は鼻音です。日本風にいえば鼻濁音です。 ちなみに talk about を「トーカバウ」と発音するのを liaison とは、音声学・音韻論では言いません。また about の t が発音されていないように聞こえるとき、それは実際に消失している(elision)場合もありますが、[t]の破裂がないだけで[au]から[t]への閉鎖が起こっている場合もあります。これはほとんどの日本語話者には消失しているように聞こえるのですが、閉鎖だけでも[t]は発音されています。 英語の発音を聞き取ったり練習したり分析するときは、カタカナは忘れて録音等実際の音声と発音記号を使うようにする方がいいし、カタカナで発音を表す本はお勧めできないんですけどね…。
いろいろちゃんとした説明がついている上に蛇足にもなりませんが、 素人的にもやっぱり、goingのgは省略されるわけではないと思っています。 でも、going・・・ 日本語の「ぐ」のような「gu」ではなく「g」で、子音だけなので、「グ」と強くは発音しないし、それほど聞こえない。 そういう音で、前の方々がお書きになっているように、 ゴウインゴンナまたはゴウイングォンナのような感じではないかと。 http://www8.plala.or.jp/y-naka/mlb1.html http://dad.cside.com/kyosokhon/ky2cGa.htm
- tjhiroko
- ベストアンサー率52% (2281/4352)
皆さんの回答にもう少し付け加えさせていただきますと、going の最後の音、つまり#1さんがお書きのnとgがくっついた発音記号ですが、これは鼻濁音ですね。鼻に抜けて発音する、鼻づまりの時のような音です。 この音、#3さんがお書きのように地域性もあるのかもしれませんが、元来「がぎぐげご」は語の途中にある場合はすべて鼻濁音として発音されるものでして、「~が」というときの音も本来は鼻濁音でなければならないものが、今はアナウンサーですら鼻濁音を使えない人が多くて困ったものだ、ということはよく話題になります。 で、みんながきちんと語の途中の鼻濁音を発音できるものという前提ならば、「ゴウインゴンナ」で私はいいと思います。というより、gの鼻濁音はこの場合は消えていないのですから(口語でgoin' となる場合も多いですが、ここではきちんと表記されていますからね)こちらの方が正しいカタカナ表記だと思います。 ただし、あくまでもここに書きましたようにゴウインとゴンナとを離さずに続けてです。離して「ゴウイン ゴンナ」としてしまうと、ゴンナのゴは語頭に出てきますので、日本語の発音の特性として鼻濁音ではなくなりますから。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
私は専門家ではありませんが、書けることを書きます。 日本の標準語では、 「義理人情」「ギラギラ」の「ぎ」 と 「おにぎり」「審議する」の「ぎ」 とは同じ字で書きますが、発音は違います。 後者の「ぎ」は「なにぬねの」の「に」と、ほとんど同じ音です。 これは地域によっては発音が違うようで、例えば、私の妻の出身地では、後者の「ぎ」の発音が、前者と同じだそうです。 しかし、私の住んでいる地域は田舎ですけれども、上記の発音は標準語と同じです。 singing に出てくる2つのgは、どちらも、後者の「ぎ」と同じような「ぐ」の発音です。 つまり、 日本語で書けば、どちらも「ぎ」なので、 レッツ トーカバウ ゴウイングォンナ ピクニック でよいと思います。 しかし、これでは、どちらの「g」か分からないので、私がテキストの著者であれば、 レッツ トーカバウ ゴウインぐォンナ ピクニック 若しくは レッツ トーカバウ ゴウインごナ ピクニック のように、 GodのGとは違う発音であることを明確に表示します。 (たぶん、thとかvの発音は、その種のテキストにも、そんな感じで書いてると思いますけど)
- Deerhunter
- ベストアンサー率29% (246/821)
日本人が英語の発音を学ぶ時にはどうしても単語の綴りにとらわれがちになってしまうために、ナチュラルな発音にならなりません。 理屈的には No1 の方が説明しておられますので、アドバイスですが、実際に映画やニュースなどで話される英文を聞いて比較されることをおすすめします。単語単位の発音に加え、いわゆるリエゾンが頻繁に起こっていることがわかると思います。これはスペリングからはあまり想像がつきませんので、実際に聞いて覚えるしかないでしょう。 リスニング・スピーキングに関しては綴りを思い切って無視して望んでみてはどうでしょうか?
- wind-sky-wind
- ベストアンサー率63% (6647/10387)
-ng で終わる単語の発音記号を見てください。 -ng ではなく,n と g がひっついたような記号になっているでしょう?。 これは,g という子音をはっきりとは発音しないことを表しています。 たとえば,singing は「シンギング」ではなく,「シンイン」に近い音です。ただし stronger は「ストロンガー」となるように,-ng で終わる形容詞・副詞が比較級・最上級になる場合は,g の音が発生します。