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発音記号 シュワ

参考書に 弱く短く曖昧に「ァ」ですが、綴りによって e i o は「エ」「イ」「オ」の響きを帯びると書いてあります。 疑問1 u も「ウ」になっていたものがありました。 つまり u は手を抜いて省略したのか。 疑問2 uなのに「ア」もあればeなのに「オ」もあるし、 theやto の子音の前の音はどう発音すればいいのか。 「ゼ」「ト」はおかしい。 疑問3 母音の響きを帯びるのに 母音がないもの able のbとleの中間のシュワはどう発音するのか。 疑問4 シュワの綴りは a e i o u ouなどですが ou はどう発音するのか。「オウ」か「ア」か。 「ア」に聞こえます。 「あ」「い」「う」「え」「お」どれでもないとはいえど、確実に響きを帯びています。 仕組みを教えて下さい。やはり不規則に覚えるしかないのか。

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  • Nakay702
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回答No.2

面白いところに目をつけられましたね。 ご指摘のとおり、それぞれの音は確かに別もののように感じられます。それは、前後にどんな音があるかによって異なるためです。例えば、paper, stopなどのpは、いずれの場合も必ず「両唇を閉じる」瞬間があります。つまり、[p]音はどんな環境に現れても、「両唇閉鎖」という共通の発音動作を要求します。これに対し、問題のシュワ(eを逆さにした記号で表す「あいまい母音」)には特有の共通的発音動作がなく、その環境によって変幻自在です。このような音を「わたり音」と言います。 日本語の、「は行音:はひふへほ」の頭の子音は通常[h]として認識されていますが、これも細かく見れば(ここで使える記号の制約で一部しか表記できませんが)、少なくとも[h] [Ф]など3つの違った音に分かれます。音声学では、これらの「違った音」のことを異音([p]のように表記)と呼び、「共通と認識される音」のことを音素(/p/のように表記)と呼びます。 そうしますと、ここでまた英語の問題に戻りますが、eを逆さにした記号で表すシュワは「音素」であり、質問者様が付番して挙げられた、項目ごとに微妙に異なる各音は「異音」ということになります。異音は、自然科学的な手法で区分された、文字通り、「異なる音」であり、音素は、我々が幾つかの近似的な異音に共通と感じるが必ずしも具体的な1個の音として認識されるとは限らない、「心理音」です。 どの異音までを1つの音素に帰するかは、学者によって必ずしも解釈が一定しない場合があります。「フックトシュワ」(hooked schwa, eにカギをつけて表すが、これはrを小さく横倒ししてeにくっつけたもの)は、音素シュワの異音とみなされる場合と音素シュワとrとに分ける解釈とがあるようです。 いずれにせよ、質問者様が付番して挙げられた各項目は、「異なる環境ごとに実現される同一音素シュワの異音」であると総称できると思います。ただし、疑問3は少し状況が違います。「able のbとleの中間」に聞こえるあいまいな音はシュワでなく、bからlへ移項する過程に発生する(発生してしまう)音声です。これは音素でも異音でもない「わたり」で、いわば単なる雑音です。「わたり音」と似ていますが、混同なさいませんように。つまり、「わたり音」は独立した1個の音(異音)ですが、「わたり」は特定の音と音の間に発生する(発生してしまう)、言語伝達にとっては必ずしも必要のないものを指します。 十分な説明になっているかどうか分かりませんが、以上ご回答申しあげます。

その他の回答 (1)

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

    何だか難題みたいなものが並んでいますので、僕なりに 1。u も「ウ」になっていたものがありました。つまり u は手を抜いて省略したのか。     日本語の「ウ」は、平口(ひらくち)なので、円唇音より「手を抜いて」居ると思う人もいると思います。 2。uなのに「ア」もあればeなのに「オ」もあるし、theやto の子音の前の音はどう発音すればいいのか。「ゼ」「ト」はおかしい。     英語の綴りと発音は無関係ですから、アルファベットの文字と発音の間に一対一の関係があると思わない方が楽です。 3。母音の響きを帯びるのに母音がないもの able のbとleの中間のシュワはどう発音するのか。 下記のスピーカーの印をクリックすれば、doable のイギリス式とアメリカ式の発音がお聞けになります。     http://www.ldoceonline.com/dictionary/doable 4。    シュワの綴りは a e i o u ouなどですがou はどう発音するのか。「オウ」か「ア」か。「ア」に聞こえます。     仮名書きの、すなわち日本語の「あ」「い」「う」「え」「お」は、母音のごく一部に過ぎませんから仮名に頼らず、上記のように耳からお入れになると簡単です。