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凶状持ちの仕返し
町奉行や火盗改めで役職辞めてから犯罪人に仕返しくらった人はいなかったのですか?
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江戸町奉行は役高3000石、火付盗賊改は役高1500石+役料四十人扶持。大体数百石~三千石くらいの旗本が勤める役職です。 このクラスの旗本がどういう人たちかといいますと: 千坪~千二百坪の屋敷を構え、千石の旗本でさえ無役の場合でも21人(加えて鉄砲1・弓1・槍2を備える)、二千石だと43人の家臣(=士分の家来)を抱えることを義務付けられた上級旗本で、大名に対しても引けをとらないような人たちです。 江戸町奉行は役方(行政担当)の役で、どちらかといえば行政官・裁判官なので、そもそも直接報復の対象にはなりにくいです(現代でも、裁判官が襲われたという話はほとんど聞きませんよね)。 火付盗賊改は番方(軍事担当)の役で、直接犯罪者の捕縛に当たりますからより報復を受けやすそうな印象があります。しかし、火盗改メの長官は旗本御先手組、すなわちいざ将軍家出陣となった場合は先鋒部隊を引き受けるべき、本来ならば精鋭兵の集団であるはずの人々から選ばれます。いかに凶悪だろうと、盗賊ごときのかなう相手ではありません。 いわば東京都知事兼東京高等裁判所長や、(アメリカ風に言えば)FBI長官が個人的に正規軍並みの傭兵部隊を抱えているようなもので、そもそも報復など考えるだけ無駄、というものです。 むしろ、町奉行所や火盗改の与力・同心が使っている岡っ引きあたりの方がより恨まれているのではないかと。
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- tanuki4u
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無かったように記憶しております。 歴史関係の雑誌の特集でも、そのような例は見ませんでした。 今の役人は、辞めてしまえばタダの市民ですが、基本的には、町奉行や火盗改めになる者は元々が武装集団を引き連れる上級旗本です。辞めても小型要塞である邸宅に住み、子飼いの部下を連れています。
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今の役人とは違いますよってことですね、ありがとうございます。
お礼
仕返しされるなら岡っ引ですね、どうもありがとうございます。