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江戸幕府の治安機関で
文春の「鬼平」のコミックを読んでます。 で、仕置きの何話目かで老中支配の江戸町奉行と若年寄配下の 火盗改めの風通しが悪いってな描写がありました。 現代の縦割り行政のニュアンスで理解してれば宜しいでしょうか? また、勘定奉行配下の関東取締り出役の八州廻りと江戸町奉行や 火盗改めって日々の業務ってどうだったんでしょうか? その辺に詳しい方、お願いします。
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- komes
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江戸町奉行は広義の治安行政機関の長ですが、火盗改めは治安のみそれも凶悪な犯罪を摘発、処罰する機関でした。 彼らには抵抗する者は切り捨て御免でしたから裁判にかけることなく処刑する権限があり、そのため犯罪者の恐怖の的でした。 町奉行所は一応矯正を目的とする建前でしたから立場が異なるわけです。 現在との比較は難しいのですが戦前の特高警察と警察のような担当業務の相違です。 火盗改めが治安維持だけを強化するために特設されたものです。 八州見回りは関東地方の天領の治安維持を担当する役で、当然勘定奉行の配下になります。 日々の業務は関東八州内の見回りと犯罪の予防、摘発のため出張する毎日でした。 捕らえた犯罪者は江戸評定所送りにして裁判にかけます。 町奉行配下の同心は常町廻り、隠密廻りなどにわかれて市中を見回ります。
- outerlimit
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江戸時代に関する書籍が多数出版されていますからお読みください 他の回答にもあるように、江戸町奉行は 現在の 東京都知事 警視総監 東京高裁所長 等々の職務を担当です 江戸の人口は百万とも百数十万とも言われますが、その内の武士と僧侶神官を除いた百万近い人口が江戸町奉行の担当です その要員は 与力・同心で約300名です
- tanuki4u
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文春のコミック自体は知りませんが、元の池波正太郎の作品自体「小説」ですので、創作が加わっています。 史実としては、長谷川平蔵は老中の松平定信とはそりが合わなかったが、若年寄の京極高久からは評価されていました。 平蔵自体は、町奉行になりたがっていたが、ついになれませんでした。 また町奉行というと、イメージ的には警視庁長官のように思えますが、実際は東京都知事がメインの仕事。