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ハリケーンとネイティブアメリカン
「カトリーナ」のニュースを見ていてフト思ったので教えてください。 今大変な事になっているルイジアナやミシシッピー、あのあたりにもいわゆるネイティブ・アメリカン、つまり先住民はいたのでしょうか。 いたとしたら彼らにとってハリケーンはどのような存在だったのでしょうか。例えば日本では「地震はなまずが起こす」とか言ったり、晴れた日の雨を「狐の嫁入り」なんていうふうに言ったりしますが、同様にネイティブ・アメリカンの間にはハリケーンについて言い伝えとかおまじないとかがあったのでしょうか。
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ほとんどのアメリカ先住民は定住していなかったので 時代によってある場所に住む先住民は変わります。南西部に白人が進出してからの記録は19世紀のものです。それによれば今回のハリケーンの通路には次のような種族が住んでいました(今も一部居住) セミノール(フロリダ) クリーク、チェロキー(ジョージア) チョクトー(ルイジアナ) チカソー(アカンソー)他 伝説・神話とハリケーン 「アメリカ先住民の神話と伝説、上下」(青土社)にはハリケーンの話はありません。洪水の話はいくつかありますが創世記の神話です。 私の推測になりますが、アメリカ大陸の海岸部に住む 先住民以外にとってはハリーケーンは定期的に襲ってくるものではない(日常生活に関係がない)のであまり強く意識されていなかったからでしょう。先住民は 縄文文化に似た原始宗教(あらゆる物に霊が宿る)で 川、草、木、鳥、動物などに関する話が中心です。 唯一北部のスー族の神話に「ハリケーンは悪霊の化身で出会う人々や動物を飲み込む」というのがありますが彼らの居住地まで強いハリケーンは届かなかった筈ですから他部族の影響を受けているのかも知れません。 頻度において日本の地震やにわか雨とハリケーンは比較できないでしょう。比較するとすれば台風です。台風について日本にもナマズのような親しまれた話はないですね。なにか共通する点があるのかもしれません。 白人が進出するまでの先住民は仮小屋の集落(移動可)で生活していたので、現代のハリーケンのような被害はなかったと思われます。
お礼
確かに定住が基本の現代人とは違ってたかもしれませんね どうもありがとうございました