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ネイティブアメリカンの口承文学について

卒業論文を書くことになりました。ネイティブアメリカンの 口承文学について書きたいと思っています。(まだ悩んでいます) ネイティブアメリカンの口承文学が日本文学に通じるような わび・さびの世界があるとアメリカ文学の授業で聞きました。 (詳しくはわかりません) ネイティブアメリカンの詩などは心を打たれるものが大変多く、 日本人の感性に大変良く似ていると思います。 この流れで卒業論文を書きたいのですが、いい文献や、題目、 章立てなど、どんな些細なことでも結構ですので、アドバイス お願いします。

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noname#118466
noname#118466
回答No.2

補足について。 アメリカ・インディアンは文字をもたなかったので日本文学と直接対比できるような文学はないでしょう。あくまで口承の歌や神話の中に東洋的なもの、日本的な ものを見出して、考察するしかありません。先に紹介した「アメリカ・インディアンの口承詩」の中にはヒントとなるたくさんの歌や短詩が掲載されています。 彼らの自然観は暦にもよく表れています。太陰暦によってつけられた12ヶ月の月の名前には我々が共感を覚えるようなものが少なくありません。(部族によって異なるが) テワ族の暦          日本の旧暦(太陰暦) 3月  新芽が吹き出す月    弥生(草木のいよいよ生い茂る月) 4月  葉が開く月       卯月(卯の花の月) 5月  若葉月         皐月(さつきの咲く月) 先ずは参考書を読んであなたが何を感じ取るか、どこが日本の習俗や古来の考え方に似ているかを考えてください。俳句や短歌の世界に通じるものもあるでしょう。万物に霊(魂)が宿るという考え方は原始神道に通じるところがあるかも知れません。西洋社会が1,500年以上前に失い、日本が100年近く前に失ったものをインディアンは今日まで伝えているようです。 前回書き忘れた本がありました。 「ネイテーブ・アメリカン聖なる言葉」大和書房  ¥1,500

mayurinn
質問者

お礼

ほんとにほんとにありがとうございます!!!! 大変参考になりました。論文を書くのも初めてなので、 助かりました。 昨日、本を4,5冊買い込みました。徐々に読んで行きたいと思ってます。 先生に相談したら、日本の文学に通じるものがあるというのは、 先生の感じたことで、特に文献などがあるわけではないということでした。 でも、卒論はオリジナリティが大切と言われ、感想文的にならないように、 まとめれば、いいものになると言われました。 暦の共通性はびっくりしました。ぜひ参考にして行きます。 本当にありがとうございました。

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  • gazeru
  • ベストアンサー率42% (465/1093)
回答No.3

絶版ですが、以下のような本がありました。先行研究というか、やや重なる部分があるかもしれませんので、ご参考までに。 (国内の大学図書館31館は所蔵しているようです) http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA35620311 『日米文学の中の「生」と「死」―アニミズムの復権 』 ISBN:4773363088 神徳 昭甫 (著) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4773363088/qid%3D/250-6257326-2749058

mayurinn
質問者

お礼

大変興味深い本で、ぜひ読んでみたいです。URLもわかりやすくて、ありがとうございました。今、何冊か読んでいるので、早めにこの本を手に入れたいと思います。

noname#118466
noname#118466
回答No.1

アメリカ・インディアンは日本人と同じモンゴロイドですからよく似た感性を持っていても不思議ではありません。更にいえばどこの民族でももともと自然を相手に生活していたので、自然を敬い、自然を恐れる自然との共生を知っていたのです。文明の発達、人口増加、宗教の誕生の中で今日のような民族による差が生まれたものと思います。 卒論であれば単にある詩を翻訳するだけではないと思いますので、周辺の参考書も掲げておきます。 一般 「モンゴロイドの道」朝日選書 523 朝日新聞社 ¥1,300」 「アメリカ先住民の精神世界」 日本放送出版協会  ¥850 「インディアン・カントリー心の紀行」三一書房   ¥2,400 「蛇と太陽とコロンブス、アメリカ・インディアンに学ぶ脱近代 農文協                           ¥2,500 詩集 「今日は死ぬのにもってこいの日」めるくまーる   ¥1,751 巻末に英文詩が載っている。 「今日という日は贈りもの」講談社         ¥1,890 巻末に英文詩が載っている 上記の詩集はナンシー・ウッドという白人女性がインディアンと生活を共にして 彼らの精神世界、伝承、感性んどを英語の詩にしたものです。 「アメリカ・インディアンの口承詩」平凡社     ¥1,200 主として南西部のインディアン(ナバホ、ホピなど)などの口承詩の翻訳

mayurinn
質問者

お礼

詳しく書いて頂いてありがとうございました。さっそく今から本屋を めぐりたいと思います。卒論の提出はまだまだ先ですが、 いいものがかけるように、がんばります。 日本の文学と共通性があると聞いたのですが、そのような関連の本を もし知っていたら教えてください。。。 あつかましいですが、見比べながら今日のうちに2,3冊は買いたいと思って います。