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直線上のある点に隣接した点は存在しないのか?

直線の連続性について考えているうちに、わからない問題が出て来てしまい困っています。 <問題> 直線が連続であるということは、直線上に点Aがあるとすれば、それに隣接した点Bがあるはずだと思いました。この場合、点Aは点Bではないとします。 ここからが問題ですが、もし、点Aに隣接する点Bが存在するとすると、点Bは、他のどの点より点Aに近いはずです。ところが、点Bは点Aでないとすると、点Aと点Bの中間の点Cが必ず存在し、その点Cは、点Bより点Aに近いことになり、点Bは点Aに隣接していることになりません。すなわち、点Aに隣接する点が存在しないことになります。ということは、点Aと点Bの間には、隙間があり、直線の連続性が実現できないことになります。 この矛盾を解決するための、数学的な証明方法を教えてください。 

質問者が選んだベストアンサー

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  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.5

単に連続という言葉の使い方を間違っているだけだと思います。 図形の直線を考えると混乱するので、抽象的な集合を「直線」と考えます。 いま、ある(空でない)集合を考え、この集合を「直線」と呼び、その要素を点と呼ぶことにします。隣接とか中間とかを考えるには、集合の元に順序(大小関係)が存在しなければなりません。「直線」ではそのような大小関係が定義されているものとします。 「任意の点Aについて、AとBの間には他の点が存在しないように、Aと異なる点Bを選ぶことができる」ということであれば、これは離散的な大小関係です。たとえば、整数全体の集合を「直線」と呼ぶならば、ご質問に合致するような「直線」をつくることができます。これは連続とはいいません。 次に 「任意の異なる2点A、Bについて、AとBの間の点Cが存在する」 この性質は稠密といいます(連続とは異なります)。 たとえば、有理数全体の集合を「直線」と呼ぶならば、この「直線」は稠密です。 連続は、さらにもう一段上の条件が必要です。 「「直線」を2つの部分集合α、βにわけて、βの任意の点が、αのどの点より大きくなるようにする(この分割方法を切断という)。任意の切断について、αの点AについてはA≦C、βの点BについてはC≦Bとなる点Cが存在する」 有理数の集合を「直線」と呼ぶ場合、この条件を満たさないことを示すのは簡単です。 負の有理数全部と、2乗したら2未満になる正の有理数をα、2乗したら2以上になる正の有理数をβとしたら、上に書いたCは(実数の集合であれば)√2ですが、これは有理数ではありません。 実数の集合を「直線」と呼ぶ場合、連続の条件を満たします。

kobarero
質問者

お礼

ていねいなご回答いただきありがとうございました。 なかなか難しい世界なんですね。 正しい回答をいただいても、回答を理解するだけの能力を持たずに質問してしまったことに気づきました。 恐縮です.....(^^;;

その他の回答 (5)

  • Landolt
  • ベストアンサー率50% (8/16)
回答No.6

既にみなさんが詳しく説明しているので要点を簡潔に。 kobareroさんが考えている「連続」という概念を使うのであれば、 「隣接する点がある」というところに間違いがあります。 これを詳しく説明するためには「実数の濃度」やらなんやらという説明が必要になるので、 そこは割愛します。必要ならばまたどうぞ。

kobarero
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • mryokko
  • ベストアンサー率20% (69/337)
回答No.4

現実の直線・点と数学的な直線・点を混同していらっしゃるのかも知れません。 数学的な直線は長さだけで幅を持ちません。点は面積を持ちません。 でも、現実の直線は長さと、そして幅が実在します。点も、面積がなければ我々は認識できません。 ですから、数学的な「隣接」の概念は現実とは異なるわけです。 脇道にそれますが、点の直線的な集合体が「直線」と定義されるますが、「面積のない」点はいくら繋がっても面積を持たず、線にはなり得ません。ですので、証明は・・・

kobarero
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • tnt
  • ベストアンサー率40% (1358/3355)
回答No.3

背理法はno.2さんの通りです。 もうひとつは、点Bを仮定した時点での誤りです。 「隣接する点」という仮定をしていますが、 点に大きさはありません。 ですから、点B=点Aなんです。 ということは、その中間にある点Cも点Aです。 これを、点A≠点Bとした時点で それを背理法で否定する必要が出ます。

kobarero
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

kobarero
質問者

補足

ご回答ありがとうございました。 #1,2,3の皆様同じように「仮定」そのものがおかしいとおっしゃっているようですが、私は頭が悪くでどう間違っているのかわからないので、申し訳ないですが、どこがどう間違っているかもう少し説明していただけませんでしょうか? 例えば、「隣接する点があるという考え」が間違いなのか、それとも、「隣接する点を考えるのは良いが、点Aが点Bでないというのがおかしいのか」など教えてください。できれば、その理由もお願いします。 よろしくお願いします。

  • iwow
  • ベストアンサー率27% (61/223)
回答No.2

もう背理法であなたは証明してしまっていますよね. つまり,下の方同様,仮定が間違っている. したがって,点Aと点Bには隙間がないから,直線は連続であると.

kobarero
質問者

補足

ご回答ありがとうございました。

  • rabbit_cat
  • ベストアンサー率40% (829/2062)
回答No.1

矛盾がでてしまったってことは、仮定が違うわけです。 この場合は 「直線が連続であるということは、直線上に点Aがあるとすれば、それに隣接した点Bがあるはずだと思いました。」 っと思ったのが違ったんでしょうね。

kobarero
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

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