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制御 状態空間モデルについて

現在、制御について勉強しています。 可観測標準形と可到達標準形というものが出てきました。 どちらも  x(t+1)=Ax(t)+Bu(t) y(t)=Cx(t)+Du(t) という形で表すことができるようです。 (x:状態変数 y:出力ベクトル u:入力ベクトル) ここで、可観測標準形の状態空間モデルをA,B,C,D 可到達標準形の状態空間モデルをA',B',C',D' と表すと  A'=A^T B'=C^T C'=B^T D'=D ・・・(1) という関係が成り立っていることがわかりました。 (A^T は Aの転置という意味です) そして、このような関係を持つ2つのシステムは 互いに「双対」と呼ぶと書いてありました。 ここで疑問に思ったのが、可観測標準形と可到達標準形は (1)のような性質を持っており伝達関数行列が等しくなりますが、 (1)が成り立つ2つのシステムというのは、 すべて伝達関数行列が等しくなるのでしょうか? 伝達関数行列を求める式 H(z)=C(zI-A)^(-1)B+D にA',B',C',D'を代入して上記のH(z)と同じ式を導こうと思ったんですが どうやったらいいのかよくわからなくなりました。 やり方がわかる方がいたら、どなたか教えてください。 また、他の方法で証明できるのであれば、教えてください。

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  • foobar
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回答No.2

「系 x(t+1)=Ax(t)+Bu(t) y(t)=Cx(t)+Du(t) が可制御(可観測)なら x'(t+1)=A'x'(t)+B'u'(t) y'(t)=C'x'(t)+D'u'(t) (ただし、A'=A^T, B'=C^T, C'=B^T, D'=D^T) で表される系は可観測(可制御)になる」 ですよね。 (特に標準型である必要は無かったような。 標準型だとAが対角行列になるので、A'=A^T=Aになるような) H'=C'(zI-A')^(-1)B'+D' で全体転置して式変形すると H'^T=H から H'=H^T が導出できるかと。 (yとuの次数が一致していなくても計算できます(H,H'が正方行列にならないだけ))

tokorotain
質問者

補足

回答ありがとうございます。 多入力多出力のときは、D'=D^T となるんですか? 読んだ教科書では1入力1出力しか説明されてなくて Dが行列のときはどうなるのかもよくわかってませんでした。

その他の回答 (2)

  • foobar
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回答No.3

先ず最初に 可観測、可制御(共にxに関する部分)を議論するときには Dは関係ありません(uからyに直接出力される項なので)。 D'=D^Tの件。 こうしないといろいろ不都合が出ます。 (yとuのサイズが違うときに、出力方程式 y'=C'x'+D'u'が構成できない、 H^T=H'にならない)

  • guuman
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回答No.1

(P・Q)^T=Q^T・P^T なる関係を使って H'(z)=C'・(z・I-A')・B'+D' を転置すれば猿でも分かる H'(z)は行列ではないから転置しても同じ

tokorotain
質問者

補足

解答ありがとうございます。 ということは、1入力1出力の場合のみ 「双対なシステムが同じ伝達関数を持つ」 と考えて良いのでしょうか? 入出力が複数で、かつ入出力の数が違うと そもそも行列の形が合わないので計算ができなくなり 入出力が複数で数が同じ場合、行列計算はできるが 同じ伝達関数行列とはならない気がします。

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