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部落問題
江戸時代えた・ひにんとされていた人たちの住んでいたところが 被差別部落とされ、いわれのない差別が未だ存在する というところまでは わかったのですが、えた・ひにんはどういう理由で決められたのでしょうか? わたしは東日本の出身で、部落問題についての知識・認識がないも同然です。 歴史の授業でも、教科書の短い記述をただ読み聞かされただけでした。 先生に質問にいったのですが、あまりよく教えてもらえませんでした。 先生もあまり詳しくわからなかったような感じです。 学校やマスコミ、その他公の場で この問題を大々的に扱われることはまずありませんよね? 完全に差別を根絶するためには大いに論じられてしかるべきだと思うのですが なぜでしょう? どなたか教えてください。
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こんにちは。私が社会科(日本史)で習ったのは、江戸時代、幕府が「士農工商」という階級を作った時、一番下の「商」階級の人たちの不満を押さえるために、その下に架空の階級を作り、犯罪者や反体制の人々(例えば豊臣残党や幕府に取りつぶされた大名などの家臣等幕府に恨みを抱く人)等を捉えて犯罪者とみなし充てたと教わりました。 学校やマスコミなどがまともに扱わないのは、「解同タブー」というのがあるからではないでしょうか。 日本のマスコミには沢山のタブーがあります。「解同タブー」もその一つです。 具体的には「部落開放同盟」というグループが、「糾弾権」という権利を主張して「糾弾権」を認めないと「差別である」と言って糾弾集会を開いて、行政職員、教職員などをつるし上げたり、暴力をくわえたりして威圧し、行政などから特権を得るなどの事件が実際にありました。 http://member.nifty.ne.jp/ZENKAIREN/11.html このような事例は結構全国で起こっており、現在では判例によって島崎藤村の作品にあるような「差別の実態」「糾弾権」というのは否定されていますが、日本の行政は実力行使をする集団に甘く、「差別」の名によるごり押しによる特定団体の不法な利益享受という問題があります。 http://www.blhrri.org/blhrri/kenkyu/data/hanrei/hanrei.html 実際の現在起きている問題としては、被差別地域出身であると一部心ない人達による就職、結婚時の差別が問題になる事があり、こちらがたまに問題になってます。
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- pusuta
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直接の回答にはなりませんが気になったので投稿させてください。人それぞれの考えといえばそれまでですが,この問題を知らないほうがよかったとか,教えられない方がよかったというのが回答の一部にありましたが,私はそれは違うと思うのです。知らなければ差別がなくなるのかと思うとそうではないですよね。そっとしておけばなくなるのなら,とっくの昔になくなっているはずです。知らないほうがよかった言う考えはこの問題を自分の問題としてとらえず,他人の事としてとらえているかだと思うのです。もしそれを知ることでいじめや差別が助長されるのならば,それは学校や職場で行われている同和教育の不十分さに問題があるのだと思います。例えば下の方の書き込みにあるような,事前に十分な学習もせずにいきなりビデオ見て感想を書く。これでは,差別を助長すると言われても仕方ありませんよね。ただそのことを習った,習わないかが問題ではなくて,何のために学習するのか(したのか)を理解する必要があると思います。
お礼
お返事ありがとうございます。 わたしもpusutaさんと同じ考えをもって質問したのですが kussa-さんへのお礼にも書いた通り、それが少し揺らぎました。 でも、pusutaさんのご意見を聞いて再び 正しい教えかたであれば、やはりみんなが心に留めておいたほうがいいように 思えました。 「正しい教えかた」なんて簡単に書いてしまいましたが それもものすごく難しいことですよね。
- cotiku
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>完全に差別を根絶するためには 転居も婚姻も進学も本人の自由になっている現在、差別は無いといえます。 人畜の死体の処理なども専門業者がしますし、食肉店も花屋も被差別部落出身者でなくてもなれます。 えた・ひにんはどういう理由で決められたということよりも、生れ落ちたカーストから一生抜けられなかったということが問題なのです。 現在隠そうと思えば住所と戸籍を移動すればOKです。 ちょっと前までは被差別部落民を雇うと団体でサボタージュしたり暴力行為が目立ったりしたのですが、今ではなくなっているのでは?就職差別の必要性がなくなりました。 結婚も結婚後、核家族でマスコミなどで勉強しながらお互いに親とは違った生活ができるので問題が生じません。 カーストにとらわれていた時代には上級士族や被差別民など対象の少ない階級は近親結婚を繰り返しました。家庭教育も特徴があって、就職してから対人関係・言葉遣いなど苦労して覚えました。 そんな苦労なんて誰でもあるわけで、現代では自分にふさわしい環境を選んで生きていくことで解決してしまいます。 各種コンクールでも出身によって当落が決まるということはなくなりました。 >この問題を大々的に扱われることはまずありませんよね? 当然です。
お礼
お返事ありがとうございます。 就職差別はなんで起こったんだろうと疑問に思っていたので、参考になりました。 cotikuさんのおっしゃる通り、理由よりも 差別の悪循環が続いてしまった背景を考えるべきかもしれませんね。 詳しく教えてくださって、大変参考になりました。
- kurio
- ベストアンサー率29% (424/1462)
>えた・ひにんはどういう理由で決められたのでしょうか? まぁ色々有りますが、昔は肉屋(というより肉の解体業)はえた・ひにんでしたね。肉を解体することは汚らわしいとされていたのでしょう。 もちろん他にもいろいろあるのですが・・・ 私は20代なかばなんですが、中学校で教えられるまでは部落問題を知りませんでした。知った後もあまり気にしていません。私の親の世代(40~50代)も気にしていないようです。 ただし祖父母の年代(60以降)は気にしているようでした。 実は近所に「部落」があるんです。その地域は山に囲まれ、周りから隔離されたような地形です。 私の姉が高校時代にその地域の人と仲良くお付合いしていたのですが、それを知った祖父が激怒しました。「あの地域の人間と関わるな!」と言ったそうです。 それまでその自分の近所に部落があるなんて知らなかったの驚きました。 ただ、祖父は部落だから嫌っているというよりは別の理由があるようでした。 部落の人達は農作物のできない地域に追いやられてしまったので、時折他の地域の畑で農作物を盗んだりしていたようで、私の祖父も被害にあったことがあり、そのことで嫌っているようでした。 部落だからということで単純に差別してる人もいますが、このような理由で差別する人もいるようです。 他の方も言ってましたが、同和問題についてはあえて学校で教えないほうがよいのかもしれません。私や私の周りも教えられなければ全然知らずに生きていたと思います。
お礼
お返事ありがとうございます。 みなさんがおっしゃる通り、事実を知るとすごく悲しい嫌な気持ちを感じます。 もちろんのことですが、kurioさんのおじいさん・おばあさん世代が悪いわけでも 差別に苦しんでいた人たちが悪いわけでもないのに 差別がずっと続いてしまったということを、特に悲しく感じました。
- shoyosi
- ベストアンサー率46% (1678/3631)
この問題に中立的に書かれているのは 「被差別部落の歴史」原田伴彦 朝日選書34 朝日新聞社 です。かなり詳しく書かれていますので、図書館などで手にとって見てください。
お礼
お返事ありがとうございます。 図書館に行って探してみます!
- kussa-
- ベストアンサー率23% (38/162)
少し論点からはずれるかもしれませんが勘弁してください。 私が高等部に所属していたとき「部落差別」のビデオをLHLでみて感想文をかけという課題がありました。 内容はサッカー選手でエースだった主人公が部落出身という理由で選手から外されると言う内容です。部落地方の出身と言うだけで近所の人のたいおうもがらっと変わるのです。 私は感想文に「部落差別自体知っている人が少ないこの時代にわざわざいじめを促進させるようなことをしない方がいいと思う。私は現にこのビデオを見るまで部落差別を知らなかったのでしらない方がよかった」と書いて提出しました。 とても気分が悪くなりました。今でも思い出すだけで嫌な気分になります。 忘れてはいけないこともあるけれど忘れて方がいいこともあるというのはこのことなのだと私は思うのですが
お礼
お返事ありがとうございます。 わたしは間違った差別が繰り返されないために事実と向き合い 心に刻みつけることが必要なのではないかな、と思っていたのですが ご意見をお聞きして忘れたほうがいいのか、忘れないほうがいいのか わからなくなりました。 思い出したくないことをあえて教えてくださって、ありがとうございます。
- Moon_Dance
- ベストアンサー率37% (6/16)
事前にお断りさせて頂きたいのですが、私自身は斯様な古くから存在する 部落差別等に対しては非常に心苦しく感じ、今回の補足説明はそれらを 助長、肯定、揶揄するものでは無い事をご理解下さい。 先の皆様が詳述されておりますので、私の回答は割愛させて戴きますが 語源について触れられておりましたので、補足として少しばかり・・・ これらの所謂、「えた・ひにん」という呼称の意味するところですが、 これは漢字で表すと理解しやすいかと思います。 「ひにん」とは「非人」、つまり人にあって人に非ず 「えた」とは「穢多」、つまり穢れ多い という非常に侮蔑的な意味の言葉であります。 補足まで。
お礼
お返事ありがとうございます。 本当に、いわれのない不当な差別としか言葉が見つかりません。 やっぱり、少なくとも こんな差別は間違っている、絶対してはならないということは 子どもにきちんと教えるべきだと思うのですが......
- masakaji
- ベストアンサー率33% (38/113)
えた・ひにんがどういう理由で決められたかということを、突き詰める必要は無いのではないでしょうか? ご自身が勉強されてわかられたように、この身分制度は、江戸幕府が統治しやすいように、民衆の心理を巧みに利用したに過ぎないのです。 士農工商のかかで、一番強いのは、本当は商人です。 お金を持っていることは、権力をもっていることなのです。それで、江戸幕府は、商人の地位を低くすることにより、その影響力を弱めようとして、身分制度を作りました。 しかし、やはり、商人の顔を立てて、さらにその下に身分を作ったのです。そして、民衆のストレスを、身分の低い人に向かって発散させるために、えた ひにんの人たちがエスケープゴートにされたのですよ。 人間は、立場の強い人に自分の意見をいって自分のみを危うくするよりも、弱い人をいじめて、その場のストレスを晴らす方が楽ですよね。そんな人はよく見かけるでしょう。 その人間心理を巧みに利用した徳川幕府の計略に私たちはいったいいつまで踊らされればいいのでしょう。 自分は、いいかげんにしてほしい!! と思います。自分の親は戦前生まれの人間なので、特にそういったことにこだわって、不必要な知識をいっぱい教えられてしまいました。どんなに、自分が「そんかこと知りたくない」といっても無理やり教えられて、いまでもすごくいやな記憶です。 だから、自分は絶対後世に詳細を伝えたくありません。 必要な知識は「徳川幕府の政治的計略」だけでいいのです。 たまたま、その時代に何らかの事情があって、えた ひにんになった人にはそれなりのことがあったかもしれません。それが何百年も後の子孫に一体何の関係が有るのですか。 また、ある場合には差別される立場でも、ほかの場合では英雄と言うこともあるのですよ。例えば、アメリカのワスプ(つづりを忘れました)と呼ばれる、人たちは、本国のイギリスで居場所が無くなって、アメリカに渡っていった人たちですが、今では建国の祖として尊敬されています。 江戸時代だって、犯罪者として断罪された人たちの中には、豊臣家の家臣の人たちで、関ケ原で負けた人たちも含まれているのですよ。あの時小早川が寝返らなければ、淀君にふたりめの子供が生まれていなければ、歴史の歯車がチョットでも違っていれば、犯罪者となる立場になった人は反対だったのです。 差別を根絶させる方法は簡単です。人をいじめる誘惑に負けなければいいんですよ。誰にでもできることですが、みんなしません。なぜなら、人をいじめるのは気持ちがいいとどこかで思っているからですよ。 あなたから、やめてください。そして、そんなことを言う人がいたら論破してください。それで、孤立してもふんばってください。その勇気がみんなにあれば、差別は明日からでもなくなります。
お礼
お返事ありがとうございます。 ご意見にとても考えさせられました。 特に 「自分の親は戦前生まれの人間なので、特にそういったことにこだわって、不必要な知識をいっぱい教えられてしまいました。どんなに、自分が「そんなこと知りたくない」といっても無理やり教えられて、いまでもすごくいやな記憶です。 だから、自分は絶対後世に詳細を伝えたくありません。」 というところには衝撃をうけました。 「たまたま、その時代に何らかの事情があって、えた ひにんになった人にはそれなりのことがあったかもしれません。それが何百年も後の子孫に一体何の関係が有るのですか。」 とmasakajiさんがおっしゃっている通り わたしも、子孫にはまったく関係ないのにおかしい!と思っていて そんな悲しい間違いが起こってしまった背景を詳しく知りたいと思ったのです。 最後のお言葉、本当にその通りですね。 部落差別はおかしいと心から思いますし、わたしは絶対しません!
- sdaru
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差別の問題は先の方たちが述べて居ますので省略します。 下記のサイトに えた・ひにん について書いて有りました。 何故そのように言ったかは語源としての記載はありませんが、参考にして下さい。
お礼
お返事ありがとうございます。 教えていただいたHP、さっそく見ました。 背景も複雑なものがあるとわかり、参考になりました。 新たに疑問に思ったことがいろいろあったので 勉強してみようと思います。
- PicninMania
- ベストアンサー率35% (29/82)
専門家ではありませんが、小学校で割と詳しく学びました。 部落の部とは、部民(べのたみ)といってある専門技術をもった、技能者集団だったと聞いています。大陸から新技術をもたらした帰化人なども含まれるそうです。特に武具製作に携わる人々は、特殊技術が外部に流出しないように、定められた土地からの出入りを厳しく制限されていたそうです。また、武具の製作に持ちいいられる、皮革加工を行なう際に四つ足の動物を用いることも多く、これが殺生を禁じる仏教の教えを守らないことになってしまいます。 このような背景を踏まえ、時の為政者たちは、差別的身分に縛り付けることにより、 他の身分の者との交流をなくすことで、技術が流出しないようにしたそうです。 つまり、彼差別部落の人は、もともとは専門的な技術を持った集団だったのです。
お礼
お返事ありがとうございます。 わたしが知りたかった根源の部分を教えていただき、勉強になりました。 小学校でそこまできちんと教えるところもあるんですね。 本当は産業の発展の功労者である人たちが 長い間不当な差別を受け続けることになるなんて 本当に間違ったひどいことだと改めて思います。
- Nodo-Ame
- ベストアンサー率34% (100/292)
部落問題について分かりやすかったのは 小林よしのり著「差別論スペシャル―ゴーマニズム宣言」 でしたね。私も部落問題については何も知らなかったのですが、かなり勉強になりました。よろしかったら、ご一読ください。 下記URLもご参考までにどうぞ。
お礼
お返事ありがとうございます。 HPさっそく見ました。 易しく書かれていてわかりやすく、参考になりました。 ゴーマニズム宣言は知っていましたが 差別論スペシャルがあるのは知りませんでした。 読んでみます。
お礼
お返事ありがとうございます。 はじめて知ることばかりで、勉強になります。 「糾弾権」とは具体的にどういう権利なのか、調べてみようと思います。 「就職・結婚の差別」って、理不尽としかいいようがないですよね。 質問でも触れましたが、それをなくすには 「部落差別はまちがっている」ということを広めたほうがいいと思うのですが ものすごくいろいろな問題が絡んでいるのですね。