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問題解説:国際貿易と特化
- この問題は、2つの国が生産する商品の数量が与えられ、各国が比較優位を持つ商品に特化することを考えるものです。
- 特化する前後で取引レートを考える必要があり、両国が貿易から利益を得るためには適切な取引レートが必要です。
- 解答はBであり、特化後の商品の生産量と取引レートの関係を考えると、1X=1.5Yが適切な取引レートとなります。
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まず、最初の状態で両国にどのような価格がつくのかを考えて見てみましょう。 C 1 C 2 X 2 4 Y 1 3 となるのが分かると思います。 いま、1国にいる人が$12お金を持っていたとします。すると Y財を12単位購入し2国へ移動 → 2国で売却してX財を9単位購入し1国へ移動 → 1国で$18で売却して$6の儲け ということになります。このような場合、1国はY財に、2国はX財に比較優位を持つ、といいます。 1国でX財を1単位製造するのとY財を2単位製造する時の投入量は同じですのでコストは同じになります。ここで、Y財を2単位製造して2国からX財を輸入すれば3単位となり、X財を1単位製造するよりも得になることがわかります。結局Y財に特化することになります。同じ理由で2国もX財に特化します。 このとき、両国ともに利益を得ていることに注意してください。 いま、投入した資源に対して一定の産出があるとすれば、両国の産出量は C 1 C 2 X 0 600 Y 400 0 となります。 自由貿易が始まると両国で同一の価格になりますので、X財とY財の交換比率はX:Y=3:2になりますので、答えはBになります。 > また、このような場合に...それは1X=1.5Yになるのでしょうか? 投入財の価格は同じですから、Opportunity Cost Ratios は価格比に一致しますので、最初 Country 1 X/Y=2 Country 2 X/Y=4/3 だったわけです。これが貿易が開始された結果、 4/3<X/Y=3/2<2 と両者の間に変化したことが分かります。 確か6月に試験とのこと。頑張ってください。
お礼
いつも丁寧な解説をありがとうございます。それぞれの財の総産出量が減ってもいいんですね。opportunity cost rations 投入財の価格が同じ場合は価格比に一致するというのも考えてみれば、そうだなと。 試験もだいぶ間近に迫ってきましたが、ラストスパートでがんばります。