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フランス語の不定冠詞と定冠詞

se sentir une humeur d'ange と書かれたトートバッグを見かけました。こういうとき、une humeur ではなくてl'humeur という気がしますが、どうなんでしょう?不定冠詞ですと、いろいろな天使の気分のうちの、よくわからないけれど、ある気分という感じがします。自分の気分を説明するには納まりが悪いような気がするんですが。

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  • prusaku3
  • ベストアンサー率73% (56/76)
回答No.5

No.3です。いろいろまた調べてみました。 No.4さんがかなり本質を突いていらっしゃるように思います。 また別例ですみませんが(humeur d'ange に慣れないもので)たとえば、 1.Je me sens une humeur depressive. 2.Je me sens l'humeur depressive. 1がまず一般的な言い方で、「今日ちょっと鬱気味で」という言い方です。一方、その鬱状態が恒常的であったり、定期的に鬱状態になり、しかも話し相手もそのことを理解している、と言う場合は2番を使います。 また、補足的に「depuis un mois」 と言うような時間的継続を表すような表現がつけられるのも2番目です。 無冠詞の「d'ange」は前に説明しましたように形容詞的な用法ですので、そこから来る限定はなく、全体か部分か、の区分と言うよりは、No.1の方もおっしゃられたように定冠詞をつけることを要求するコンテクストが必要になります。 繰り返しになりますが、「une humeur ~」がやはり、コンテクストの必要ない、一般的な表現です。

tak-kak
質問者

お礼

ありがとうございます。具体的なご説明に重ね重ね感謝申し上げます。どうしてse sentir une humeur d'angeという言い方にひっかかったのか、これで理解できたように思います。「え?それどういうこと?」と人を振り返らせるねらいがあるのかもしれませんね。

その他の回答 (4)

noname#27172
noname#27172
回答No.4

大方 みなさんの回答でいいと思います。これは あくまで私の個人的な印象なんですが、定冠詞を使うと恒常的で意味になり temperamentとほぼ同義で 具体性を帯びますが、不定冠詞を使うことで、変化するというか、捉えにくさのニュアンスを感じさせます。

tak-kak
質問者

お礼

回答ありがとうございます。そうなんですよね。もし Je me sens un peu une humeur d'ange ce matin とかといわれたら、 Qeulle humeur alors? と聞き返してしまいたくなりそうで。質問をさせていただいた次第です。

tak-kak
質問者

補足

Quelle humeur alorsのまちがいです。

  • prusaku3
  • ベストアンサー率73% (56/76)
回答No.3

Se sentir une humeur de chienという表現があります。気分がすこぶる悪い時の表現です。無冠詞で使われるde chienは前に来る名詞に対して形容詞的に使われ、humeurという名詞の一部にほぼなっているという特徴があり、使われる冠詞は必ずune。その応用でいくと、une humeur d'angeで、文法的(!)にはいいかと思われます。 ほかにもune humeur d'enfantというのがあり、キマグレな人という意味で使われます。ただし対象は子供ではなく大人。 また、l'humeur de l'enfantとなると、「その子供の機嫌」。deは所有を表し、一番目の名詞が後続の名詞により限定されるため定冠詞がつくことになります。 これと同様な考え方では、l'humeur d'un angeという言い方が可能です、文法的(!!)に。日本語で「天使の気分」と訳すとなんだかいい感じがしますが、フランス人にとってはhumeurとangeがとても結びつきがたいようです。

tak-kak
質問者

お礼

具体的な用例を挙げていただきありがとうございます。そういえば、フランスの天使はときどき窓の外を飛んだりして、日本の天使とは少しコノテーションが違うのかもしれませんね。

回答No.2

こんばんは、 定冠詞は確かにやっかいですよね。文法といい、意味合いといい・・・私も何年もフランス語勉強してますけど、何度も後輩に説明聞かれます・・・ 本題にはいります。 (1)se sentir un humeur d'ange (2)se sentir l'humeur d'ange はどちらも文法的にあっています。変わってくるのは意味で、 (1)がさまざまな天使の気分(天使によって気持ちが違うように)のうちの1つ (2)全般的な天使の気分。 わかりにくいかもしれないので、説明します。 そもそもun/leは英語でいうone/theと同じです。前者がいくつもの選択肢のうちのひとつ。それに対して、後者は、全般的なもの。 たとえば、 un pond de paris /le pond de paris  前者はパリにあるたくさんあるうちのひとつの橋。 後者はパリにある橋。 となります。

tak-kak
質問者

お礼

定冠詞、不定冠詞についてツボをおさえたご説明をいただき、感謝申し上げます。une humeur d'ange ですとさまざまな気分(のひとつ)という感じがして、でも「天使」という限定がされていて、天使の気分に色々あるというのも、ちょっとひっかかったので、質問をさせていただきました。基本的に英語の定冠詞不定冠詞と用法は同じだと思いますが、慣用的?な表現では例外もあるような気がしますが、いかがでしょう。

  • Bouquet12
  • ベストアンサー率42% (84/196)
回答No.1

冠詞、というのは日本語にないものですから、それが英語であれフランス語であれ、日本人にとっては非常にやっかいなものです。 実際、殆どの名詞は(物質名詞でない限り)、定冠詞、不定冠詞のどちらでもつける事が出来、文法的にはどちらも可能なものです。 ご質問の文章、確かに se sentir l'humeur としても間違いではないですし、 また同時に une humeur としても間違いではないのだと思います。 ただ名詞にどのような冠詞をつけるかによって、文全体の意味が異なってきます。どちらの冠詞が「正しいか」というよりは、「どのような意味を伝えたいか」によって冠詞が違ってくるのだと思います。 翻訳学校で学んだ事の受け売りですが・・・、原則的には 「存在が確定した状態」を表す場合は定冠詞 「存在が不確定の状態」を表す場合は不定冠詞、を用いるようです。 これはたくさんの例文に触れる事で理解できるようになるのでいきなり「存在の確定」と言われてもピンと来ないかもしれませんが・・・。 小説の場合は前後の文章で判断しますが、トートバッグに書かれた一文、ということで判断しますと、直訳で「自分自身に天使の気分を感じる」ですね。 天使の気分なんて誰も知らないわけですが、ange は比ゆ的に「天使のような人」と言う意味もあります。非常に優しく美しい人を指すのに使ったりします。そのため、こういった曖昧な比ゆ的気分を表すには、不定冠詞でいいのかな、と思いますが。 また、不定冠詞を用いることで、条件法の意味合いを含ませる事が出来、(もし天使がいるのなら)という気持ちが暗に含まれているのかもしれません。 ただ、定冠詞でも間違いではないのです。 そのバッグを作っているメーカーが、もしかすると「天使のキャラクター」が売りで、その特定の天使の気分を表しているとしたら、定冠詞が相当でしょうし。 前後に文章があれば別ですが、se sentir une humeur d'ange という一文だけではどちらも可能、色々な意味に取れる、と思います。

tak-kak
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。une humeur というと、優しい気持ちか、意地悪な気持ちか、変な気持ちかはっきりさせられないという、何か含みを持ったニュアンス、それに対してl'humeur d'angeというと、天使というものに対して人が一般に抱くイメージ、「やさしい気分、ひとを幸せにさせてあげたいような気分」というような気がしていまして。特に裏の意味がない、普通に「天使の気分」を感じるというときはl'humeurかな?と思ったのですが、おっしゃるとおり確かに現実には天使の気分なんて誰も知らないですよね。

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