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「木の芽食うべ」の「べ」を文法で説明すると
「木の芽食うべ六腑も青き出羽の旅」という俳句があります。 この「べ」を文法で説明するとどうなるのでしょうか? 「べし」のことでしょうか。すると意味はどうなりますか。 まさか方言ではないとおもうのですが。
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ベシが方言化する過程でシを落してしまったものです。現代語の文法で言うなら、「方言の一種で、古語ベシに基き意思を表す助詞」でしょうね。ベシは助動詞ですが、活用語尾シが落てしまうと活用できなくなりますので、助詞としておくのがいいと思います。 ベシには推量、意思、可能、当然、命令、適当の意味がありますが、ベは主に意思で用いられます。 俳句俳諧はもともと滑稽と卑俗をもととするものですから、方言を用いることはよくありますよ。芭蕉の「蚤虱馬の尿する枕元」は「馬のシト」という古語ではなく、「馬のバリ」という方言、俗語で読むべきだという説もあるくらいです。
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- he-goshite-
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回答No.2
>”べし”の変形したものだったのですね。 そのように理解してよいと思います。 「出羽」とありますからいわゆる東北弁を取り入れたのでしょう。 「べ」「べえ」とは 「何々しよう」という,自分の意志,他人への誘い などを表していることばだと思います。 「食うべ」は「食べよう」ということになります。
お礼
ありがとうございます。 ”べし”の変形したものだったのですね。