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塩基性色素の抽出について。
よろしくお願いします。塩基性色素の抽出で、ある黄色の実験溶液に10%NaOH溶液2mlを加えアルカリ性となった溶液に、エチルエーテル5mlを加え、激しく2~3分間振って放置した所、2層に分かれたのですが、上層・下層が何で出来ているの分かりません。どなたか原理が分かる方、回答をお願いします!
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塩基性色素とのことですので、水溶液の液性が酸性で溶けやすく、アルカリ性にすると溶けにくくなるのでしょう。 その色素は、水よりもエーテル等の有機溶媒の方に溶けやすいのでしょう。 溶液をアルカリにして、エーテルを加えて分液したんですよね。色素はエーテル側に抽出されますね。ただし、100%の色素がエーテル側に移行する訳ではありません。分配係数にしたがって、エーテル側の色素の濃度が高くなるということです。 上層(エーテル層)は黄色、下層(水層)はほぼ無色になったのではありませんか?
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- seven2929
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回答No.2
lone_lynxさんのおっしゃるとおりです。要は、その物質が、どちらにどれだけ溶けやすいかです。それを示す係数が分配係数といいます。厳密には違うと思いますが、10%NaOH2mlと、エチルエーテル5ml、どっちにたくさんの色素が溶けるかを考えてみてください。もし、後者なら、たくさんの色素が油層に、もし前者なら、たくさんの色素が水層に、となるイメージです。 この手の実験は、安息香酸ナトリウムとかでも行いますね。学生実験の定番でしょうか??
質問者
お礼
分配係数の説明までしてくださって、ありがとうございました。参考にします!
お礼
丁寧な回答ありがとうございます!色については次回の実験で確認したいと思います!