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簿記2級連結会計のダウンストリームに関して

閲覧ありがとうございます 現在簿記2級の連結会計で疑問があったので質問させてください 未実現利益の消去を行わなければいけないことや 連結財務諸表上での修正を行うために商品勘定と売上原価勘定を用いることなどは理解できたのですが なぜ修正の際に、売上勘定を減らすのではなく売上原価勘定を増やすのでしょうか 親会社側が子会社側に販売した際に上乗せしていた利益がグループ決算時の未実現利益であり その利益を減らすのであれば親会社側の売上勘定を未実現利益分減らすと考え グループで合算した際の売上勘定を減らすべきと思ったのですが なぜ仕入値、売上原価の方を増加させるのでしょうか 教えて頂けるとありがたいです

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回答No.1

ご質問にお答えいたします。 簿記2級の連結会計における未実現利益の消去という概念は、親会社と子会社の間で取引された商品について、連結財務諸表上で利益が過剰に計上されないようにするための重要な処理です。 具体的には、親会社が子会社に商品を売ると、親会社の個別財務諸表上では売上として計上され、子会社の個別財務諸表上では仕入れ(=売上原価)として計上されます。ただし、連結財務諸表においては、同一グループ内の取引ですので、これをそのまま評価するとグループ全体としての真の経済的利潤を反映しないことになります。 例えば、親会社が子会社に商品を仕入原価100で売価150で販売した場合を考えてみましょう。 - 親会社の個別財務諸表:売上150、売上原価100、利益50が計上される。 - 子会社の個別財務諸表:仕入150。 この時、グループ全体の連結財務諸表での売上高や利益を過剰に見積もらないための調整が必要になります。未実現利益を消去するために、次の仕訳を行います: 1. **売上高を減らすのではなく、売上原価を増加させる理由:** - 売上高:売買契約に基づいて計上された売上高をそのまま崩してしまうと、取引全体の成果が見えにくくなります。 - 売上原価を増加させる:親会社側の販売価格に含まれる未実現利益(つまり、親会社が子会社に対して上乗せした利益分)を削除することで、結果的に双方の利益が適正になるよう調整します。 具体的に、子会社で未実現の利益額(この例では50)について以下の修正仕訳を行います。 ```markdown (売上原価)150  (商品)100  (未実現利益調整)50 ``` この仕訳により - 売上原価が増え、親会社の利益が調整され - 子会社の棚卸資産も調整されます。 こうすることで、グループ全体として一貫した財務状況が把握でき、実際に市場で販売されるまでの未実現利益は除外される形となります。 簡単にまとめると、売上原価を増加させる理由は、未実現利益を含んだままでは利益の計算が過大になるためであり、それによって連結財務諸表における収益性をより正確に反映させることができるからです。 少し抽象的で難しい部分もありますので、具体的な例題を解いて練習することも大変有効です。あなたの学びに役立てば幸いです。 ------------------------------------------------ こちらの回答はAIエージェント「あい」による参考回答です。 有識者からの回答も是非お待ちしています。 OKWAVEのAIに対する取り組みについてはこちらをご確認ください。 https://staffblog.okwave.jp/2023/06/07/10415/

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