連結の子会社配当金の修正
こんな問題がありました。
親会社…P 子会社…S とします。
P社はS社の発行済議決権株式の70%を所有している。当期にP社は50,000円、S社は30,000円の利益剰余金の配当を支払っている。
仕訳
(受取配当金)21,000 (剰余金の配当)30,000
(少数株主持分)9,000
で、イイと思いますが、
親会社では、(当座預金)21,000 (受取配当金)21,000
子会社では、(剰余金の配当)21,000 (当座預金)21,000
と、内部取引なので、相殺するのはわかるんですが、
少数株主相手には、(剰余金の配当)9,000 (当座預金)9,000
となっているので、(少数株主持分)9,000 (剰余金の配当)9,000
と、親会社説によって連結会計上では、親会社の株主しか存在しないのに子会社が配当するのは変なので、配当の跡を消し去りたいと言うことで、配当金の金額を少数株主持分に振り返ることで、配当と同じように資本の減少効果が得られる。そして、配当は相殺される。こんな風でいいのでしょうか?
そして、残った当座預金の9,000円は、どうすればいいですか?
質問ばかりで申し訳ないのですが、もうひとつ、結果的に連結の利益剰余金が30,000円増加しています。これは、親会社説の会計基準により連結の際は子会社の配当はタブーなので、子会社の中で配当として振り分けられた株主資本等変動計算書に記載されている利益剰余金の控除は、連結上はそんな振り分けはなかったと言うことで、元に戻すために増加させているということですか?
いろいろと、わかりずらい表現で申し訳ないのですか、どうぞよろしくお願いします。
お礼
何度もご丁寧に教えていただいてありがとうございます。実は以下のHP上の http://www.asahi-net.or.jp/~LI8Y-HGC/renketsu.htm 基礎編(7)=少数株主持分 の項目にも <連結対象となる子会社には、親会社のほかに外部からの出資者がいるケースがある。このような出資者を「少数株主」という。連結決算をする時には、子会社の最終損益や資本勘定から、少数株主の持ち分に応じた金額を差し引く決まりになっている。連結決算の損益計算書では、少数株主の持ち分は法人税や住民税など税金を差し引いた後に、「少数株主利益」という項目で計上。少数株主、の持ち分を連結最終損益から控除する。ただし子会社の売上高や経常利益などは、親会社の出資比率に関係なく連結決算に一○○%加算される。例えぱ、A社が八○%出資した子会社のB社があるとする。この場合、少数株主の持ち分は二○%になる。B社の売上高は百憶円、一経常利益が二十億円、税引き利益が十億円だったとする。連に結決算にはB社の売上高の百億円、経常利益の二十億円が加算される。だが、B社の税引き利益の十億円からは、少数株主の持ち分の二億円を差し引くので、連結最終損益に加わるのは八億円にとどまる。一方、連結の貸借対照表には、「少数株主持ち分」を負債の部の次に計上して、少数株主の影響を調整する。この少数株主持ち分は、少数株主の出資比率に応じて、子会社の資本勘定を配分しで算出する。前のケースでB社の資本勘定が十億円あったとすると、二憶円が少数株主持ぢ分としで連結の貸借対照表に計上されることになる。> と、連結最終利益から少数株主持分をひくようなことが書いてあるのですが・・。もしお時間があれば教えてください。