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連結損益計算書の売上原価について
以下の文をまず見ていただけないでしょうか? 親会社P社が子会社S社を連結するとします。 P社の当期の損益計算書(単位:円) 売上高 24000 売上原価 18400 売上総利益 5600 (以下省略) S社の当期の損益計算書(単位:円) 売上高 6300 売上原価 4700 売上総利益 1600 (以下省略) S社は当期に、連結外部から1000円で仕入れた商品に25%の利益を付加してP社に売り上げ、P社はこのうち200円(S社からの仕入価額)を当期末現在保有しています。 P社とS社は上記以外の取引はないとします。 以上の時のP社の当期の連結損益計算書の売上原価を求めたいのですが分かりません。 まず、両社の売上原価の単純合算から、1250(1000×1.25)を差し引くところまでは分かります。ですが、それにさらに40を加えるようなのですが、なぜ40を加えるのかが分からないのです。この40は200-200/1.25という式によって導かれたようなのですが、この計算が何を意味しているのか分かりません。なんとなく、25%分を割り引いているので、P社の何かをS社時点の価格にしているのだろうという気はするのですが。しかし、どうしても、連結する際に重複しているのは、S社から仕入れたP社の売上原価1250だけな気がしてしまいます。 仕分けの方法が分かりませんので、できれば仕分けをしないで、上記のようになる理由を教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。
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No.1 tokaです。だいぶ苦戦してるみたいですね。No.2の補足に関してです。 >未実現利益があったということは、実際は単純合算の利益よりも利益が出なかったということになると思いました。 ここまではいいですよ。 >実現しなかった利益を稼ぐのに用いられたと勘定されてしまった売上原価は利用されなかったわけなので、その分の売上原価を差し引かなくてはならないと思ってしまう ここからがちょっと違うんです。 「利益が出ていない」→「利益を減らす」→「原価を増やす」と考えなければいけません。 それから次の疑問について。 >「これを消去するのです」ということは40を差し引くということですよね?すると、答えは40を加えているということに対応しなくなってしまうと思うのです。 上でも書いた通り、「利益から40を差し引く」ということは、イコール「原価に40を加える」ということなんです。考えてるうちに目的語がごっちゃになってるようです。 >さらに、この40がなぜ内部利益になるのでしょうか? No.1の回答でも書いた通り、200円分は連結外部に売り上げていないわけです。だから利益に勘定してはいけない。しかしS社単独の会計上は200円も含めた売上が記録されており、S社の利益率に応じた40円の利益は「内部利益」とみなされるのです。 繰り返しますが、「利益を減らす」イコール「原価を増やす」です。これはルールなので覚えましょう。また疑問があったらコメント下さい。 それと、だいぶ思考が煮詰まってるようです。疲れてるんではないでしょうか。時間がないかも知れませんが、少し時間を置いてリラックスしてからもう一回この質問を見るといいかも知れません。ゆっくりいきましょう。
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- SSSIN
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#2の回答者です。 一部仕訳に訂正がありました。 ><Sからの在庫が残っている場合> >売上原価 40 / 期末商品 40 →(訂正)商品 40 申し訳ない。急いで書いていたもので・・・。 混乱されのであればすみませんでした。 それと、#3の回答者さまの説明で十分かと思いましたが、私なりに書かせて頂きます。 >利益というのは、売上-売上原価ですよね? はい。「売上総利益=売上高-売上原価」です。 >私はまず、未実現利益があったということは、実際は単純合算の利益よりも利益が出なかったということになると思いました。 ここが違います。 実際は利益が出でいることになります。 まず、売上原価は「売上原価=期首商品+当期仕入-期末商品」で求められるのはご存知だと思います。 外部に販売されていない未実現利益がある場合には、この算式の中の「期末商品」がその未実現利益の額だけ過大に計上されていることになりますよね。 これを上記の算式に当てはめて考えてみると「期末商品が過大」→「売上原価が過小」→「売上総利益が過大」になるという関係が成り立つことは理解できると思います。 つまり、期末商品が未実現利益の分だけ大きくなると、その分、売上原価が「過小」になり、最終的に売上総利益が「過大」になるのです。 従って、過大になった売上総利益を修正するために、売上原価を「加算」するような処理が必要になるなる訳です。 その修正の仕訳が上記の「売上原価 40 / 商品 40」になるわけです。 >(内部利益)「これを消去するのです」ということは40を差し引くということですよね? 「消去=利益を差引く」ことではなく、未実現利益の影響をなくすと考えてください。 >すると、答えは40を加えているということに対応しなくなってしまうと思うのです。 上記回答の下段部分に書いている通り、最終的には売上原価を加算するような処理がなされます。 >さらに、この40がなぜ内部利益になるのでしょうか? 「40」という数字に絞って回答すると、S社からの仕入額が200ということですよね。この200には25%の内部利益が付加されているので、「200÷1.25×0.25=40」と計算できます。 「内部利益」に絞って回答するのであれば、現行の会計基準では、収益は実現主義を採用しており、企業外部に実現していない発生利益は内部利益となり、計上できません。 ○以上は、売上総利益の計算過程からアプローチした回答になりますが、もっと単純に「財務諸表からS社とP社の内部取引の影響を全て消去して、外部取引のみの結果を財務諸表に残す」と考えると良いかもしれませんね。 ○あと、売上原価の計算は、BOXを書いて考えると分かりやすいと思います。
お礼
2度も回答していただき、ありがとうございます。 売上原価の式を用いて教えてくださったのが、分かりやすかったです。また、40について、細かく教えてくださいまして、ありがとうございます。 また、お時間があり、ご都合がよろしい時にはよろしくお願いいたします。
- SSSIN
- ベストアンサー率62% (547/875)
仕訳の方法が分からないということなのですが、とりあえず簡単に書いてみます。 <連結間の売上消去> 売上 1250 / 売上原価 1250 <Sからの在庫が残っている場合> 売上原価 40 / 期末商品 40 連結されるS社・P社は、「一つの経済主体」(一つの企業)と考えられ、企業外部との取引ではない「内部間の取引」・「内部利益」の消去の仕訳を行います。 P社の保有しているS社から仕入れた200の期末在庫には、S社が上乗せした利益40が含まれています。期末に残っているということは、外部に実現していない「内部利益」が発生しているのでこれを消去するのです。 仮にS社からの仕入れが全て外部の消費者等に売却済みで、期末在庫にも含まれないのであれば、この内部利益消去の仕訳は必要ありません。
補足
回答ありがとうございます。 >連結されるS社・P社は、 >「一つの経済主体」(一つの企業)と考えられ、 ここは分かるのですが、 >企業外部との取引ではない「内部間の取引」・ >「内部利益」の消去の仕訳を行います。 ここでおっしゃっていることも分かるのですが、 どうしても問題の売上原価を求める方法がわかりません。 利益というのは、売上-売上原価ですよね?私はまず、未実現利益があったということは、実際は単純合算の利益よりも利益が出なかったということになると思いました。つまり、実現しなかった利益を稼ぐのに用いられたと勘定されてしまった売上原価は利用されなかったわけなので、その分の売上原価を差し引かなくてはならないと思ってしまうのです。 しかし、答えは、両社の売上原価の単純合算から、1250(1000×1.25)を差し引き、それにさらに40を「加え」ていますよね?なぜ、「差し引く」ことをせずに「加える」のでしょうか? また、 >社の保有しているS社から仕入れた200の期末在庫には、 >S社が上乗せした利益40が含まれています。 >期末に残っているということは、 >外部に実現していない「内部利益」が発生しているので >これを消去するのです。 とおっしゃっていますが、「これを消去するのです」ということは40を差し引くということですよね?すると、答えは40を加えているということに対応しなくなってしまうと思うのです。さらに、この40がなぜ内部利益になるのでしょうか? 長々と申し訳ございません。どの参考書やサイトを見ても、同じ解説しか見つからず、数時間考えているのですが分かりません。もしよろしかったら、以上の点を教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。
- toka
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P社は1250円で商品を仕入れましたが、そのうち200円分はまだ保有してるので、連結上、売上になっていません。ここまではいいですね? 1250円原価から控除しただけでは「保有している200円分」を利益にカウントしてしまっているのです。40円とは、その分の利益を調整したものです。 S社の売上のうち200円分の利益を計算すると40円ですが、この分は、連結上利益にカウントできません。 。。。うまく言えてるか自信ないですが、わかりますか?
補足
回答していただきありがとうございます。 あれこれ考えているうちに、余計分からなくなってきてしまいました。 売上原価というのは、売上げを獲得するために犠牲にした仕入高のことですよね。 ということは、 S社が1000円の仕入れに25%の利益を上乗せして、P社に全て売ったので、その時点でこの商品に関して、S社の売上高は1250、売上原価は1000になる。 一方、P社はS社からの仕入高1250のうち、200が期末棚卸残高になる。つまり、P社のS社からのこの仕入れから生み出された売上高に相当する売上原価は1050(1250-200)となる。 ここまでは合っていると思うのですが、いかかでしょうか?この先が良く分からないのですが、 もしP社が、S社からの仕入高を全て連結外部に売り切っていたのならば、 S社のP社への売上高1250=P社の仕入高=P社の売上原価1250 となり、連結売上原価を求めると、両社の売上原価の単純合算から1250を引きますよね? しかし、P社は仕入れた中の200分売り切れなかった。言い換えれば仕入れた中の1050(1250-200)は売れたので、この1050がP社の売上原価になる。 以上をまとめると、連結対象間グループ間から生じた売上原価は1050なので、連結損益計算書の売上原価は、両社の売上原価の単純合算から1050を引いたものが答えになると思いました。 答えと違うので間違えていることは確実なんですが、自分の考え方のどこが違うのか分かりません。連結というのは、連結間の取引はないものとしますよね?すると、私の考えもおかしくないような気がしてしまいまして・・・・。もしよろしかったら、もう一度説明していただけませんか?よろしくお願いいたします。
お礼
再び回答していただき、ありがとうございます。おっしゃる通り、煮詰まっているうちに、だんだん考え方がズレいってしまったようです。未実現利益の増加分を売上原価を上げることにより消しているのですね。自分の間違えていた考え方との違いが良く分かりました。あとは、感覚的に分かるように慣れていけたらなぁと思っております。 また、違うことを質問させていただくかもしれませんが、その時もしお時間がございましたら教えてください。今回はありがとうございました。