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【寝不足の医学】寝不足、不眠症が続くと体調が悪くな
【寝不足の医学】寝不足、不眠症が続くと体調が悪くなるのに、寝不足、不眠症の人が睡眠薬を服用すると寝不足、不眠症のままの人と寝不足、不眠症の人に睡眠薬を投与して寝不足、不眠症を改善させると睡眠薬を服用していない人の方が死亡リスクが3割減るそうです。なぜ睡眠薬服用で死亡リスクが下がらず高まるのでしょう?
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DOI: 10.1016/j.sleep.2022.09.020の論文のアブストラクトを見ました。 結論は、睡眠薬を使っていた不眠症の人は使っていない不眠症の人に比べで死亡リスクが1.3倍というものです。理由は不明ですが、考え得る理由としては、 ①古いタイプの薬での研究であったので本当に薬に問題があった可能性。ふらついて事故に会うなど。 ②何らかの交絡因子。誤った結果が出る可能性のあるコホート研究という種類の研究だから。例えば服薬群に抑うつ状態が多くて自殺率が高かったとか、服薬群の家族に不幸な疾患が多かったなど。ただし自身が癌である場合は除外されていた。
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- takochann2
- ベストアンサー率36% (2420/6678)
>2022年で古いタイプの睡眠薬ですか? 発表は2022年ですが、コホート期間は2004年から2014年です。2004年頃は現在主流の睡眠は皆無で、二世代前の薬が多く使われていました。
- kon555
- ベストアンサー率51% (1842/3559)
まず医学的にもプロセスの解明までは至っていないようです。統計的な事実である確認はできている、という段階みたいですね。 https://medical.jiji.com/news/54614 そのため「何故?」という疑問にはしっかりと回答する事は難しいです。 あえて言うならば、睡眠不足による不調は脳の機能障害、例えば短期的には記憶力や計算能力の低下や、中長期的には認知症のリスク増大など、直接的な死亡率を上げないタイプのリスクであり、睡眠薬の副作用は循環器系や過剰摂取などの死亡率を上げるリスクである、という事が考えられると思います。 この場合は『死亡リスク』という単一の指標だけで見ずに、他の健康リスクも含めた比較も必要です。 (短期的な死亡リスクは多少上がるが、長期的には生活習慣病のリスクが大きく下がる、という可能性もあるわけです) またこうしたデータについては、人道上の観点から『同様の症状の人に対して睡眠薬を投与するグループと、しないグループを作り比較する』というタイプの実験ができません。この事により統計的な歪みが生じている可能性もあります。 要は睡眠薬を投与されている人は「睡眠薬が処方される程の症状の人」、投与されていない人は「睡眠薬までは不要な程度の人」という可能性が極めて高くなります。 つまり元々死亡リスクが高い程重症な人に睡眠薬が処方されているため、睡眠薬を服用している人の死亡率が高い、というケースです。 これは因果と相関という関係にあり、単なる統計データだけから読み解く事は困難です。 現実的にはこの辺りが絡みあった上での結果だろうと思いますし、そうした面も含めて今後も研究が進んでいくはずですから、できるだけしっかりしたソースからの情報を得る事を意識しておく、というくらいしか出来る事はないですね。
- takochann2
- ベストアンサー率36% (2420/6678)
何処の情報でしょうか、出典を教えてください。内容を確認してみます。
お礼