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旧陸軍の中堅層の暴走

先の大戦の敗北要因の一つに、軍隊、特に陸軍の暴走が挙げられています。その中でも満州事変を引き起こした石原莞爾をはじめ中堅層の勝手な振る舞いが多いようですが、これは上層部ほど責任が問われず、下層部ほど無権利でなかったことが原因していると考えてよいでしょうか。 つまり、権限のみあって責任を問われない勝手層が、増長した挙句に軍功をあせった、というようなー。 いかがでしょうか。

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  • jkpawapuro
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回答No.2

一般論として軍隊の中堅層の職業軍人はどこも戦争にはやりがちでしょう。 それは軍功に焦るというより、戦争で自動的に出世しちゃうんです。 勲章が欲しいのではなく勲章がなくても偉くなれるんです。 戦争が起きると戦時動員がかかり軍隊が戦時編成へと拡大して、自動的に部隊や軍艦が増えます。 そうなると海軍であれば艦長副長、陸軍であれば連隊長大隊長中隊長といった役職も自動で増えるんです、中堅にいた尉官が自動的に増えたそういったポストにつくのですぐに佐官になり艦長様、指揮官様として故郷に錦を飾れるわけです。

gesui3
質問者

お礼

戦争によって中堅軍人の役職が増えるのですね。 なるほど。 回答をありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • eroero4649
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回答No.3

組織ってね、昔の日本軍も今の大企業もあまり変わらないのです。 今の日本の大企業を動かしている人たちって、誰でしょうか。少なくとも社長や経営陣ではないことは確かですよね。彼らはだいたい既に年老いていて、時代についていけないうえにコンセンサスを最優先にするので意思決定がひどく遅くリーダーシップをとろうとしません。 質問者さんも日本の政治を見てイライラしませんかね。何事も決まらなくてね。会議をするばかりで何も決められないことを「小田原評定」といいますが、今の日本は官民ともに小田原評定だらけですよね。 けれど現場というのは軍隊であっても企業であっても、そこは時代が動いていますからなんとかしなけりゃいけないですよね。動く現場と動かない上層部。その中間に「ひずみ」が生じるわけです。 そのひずみを修正するために奔走するのが、中間管理職というわけです。 満州事変の頃、中国東北部では日本の南満州鉄道というコングロマリット企業が鉄道経営をしていました。これは当時の中華民国(今の台湾です)政府からも公認されていたことです。とはいえ中国人からすれば自国に他国の権利を認めさせられたので気持ちがいいものではありません。 そして当時の中華民国は支配力がグダグダで、各地に軍閥と呼ばれる豪族みたいな人たちが跋扈していました。三国志みたいなものです。 この軍閥というのが実にやりたい放題で、勝手に徴税をするのはもちろんのこと、銀行を作って勝手に紙幣を刷るところまで出てきて中央政府のいうことを全く聞かないんですね。 中国東北部では張作霖らが勢力を持っていて、彼らは満州鉄道のすぐ横に勝手に鉄道線を引いて、満州鉄道より安い料金で鉄道運行を始めたりしたのです。そんなことをされたら満州鉄道の利用客がもちろん減りますから、日本政府は何度も軍閥を取り締まるように頼んだのですが、もちろん軍閥は中央政府のいうことなんてちっとも聞かない。 政府にいろいろ頼んでもちっとも現実は変わらない。南満州鉄道と中国東北部の治安を担当する関東軍は非常に近い関係にありますから、関東軍も軍の偉い人に「満州にいる日本人が大変困っているのだから国にもっとなんとかするようにいってくれ」と頼んでも、んーまーちょっと待てよなーみたいに何もリーダーシップはとってくれないのです。 え?私は令和の日本の話をしているんじゃないんですよ。満州事変あたりの日本の話をしているんです。 で、ただひたすらにタライだけが回るのでそのひずみが耐えられない段階になると「大地震」が発生するということなのです。 「上層部の責任が問われない」のは、現代の東京電力や東芝、みずほ銀行なんかを見れば分かると思います。誰一人責任をとってないし、リーダーシップをとるべき場面でとったトップも誰もいませんでしたよね。 その視点から見ると、まだ暴走するエネルギーがあった日本陸軍のほうがマシだったといえるかもしれません。東京電力や東芝、みずほ銀行は内部にそのようなエネルギーを持っている人材さえ存在しないという言い方もできるでしょうからね。石原莞爾と半沢直樹は、似ている部分が多いと思いますよ。

gesui3
質問者

お礼

現代の大企業の実態からの遡行的な類推回答でした。 逆に、現代日本の無責任社会は、先の大戦での天皇免罪等がもたらした結果ではないかという歴史的判断の可能性も感じます(が、他国との比較検討が不可欠となりますね)。

  • gunsin
  • ベストアンサー率32% (417/1292)
回答No.1

軍隊の様な大組織が、一朝一夕で変わるのでなく、明治維新後に 帝国の軍隊を創り組織化した時から、問題が有り、日清、日露戦争 に勝利した為に、問題点の修正を怠たり、そのうちに、問題点にも 気付かなくなったと、松本清張の著作、「昭和史発掘」で語ってます。 二二六事件後は政界や財界が異議を唱えると、「わしらは良いが 若い者が黙って、おらんでの~」の大本営の幹部の一言で、 全て、押し黙ってしまい、大東亜戦争に突き進んでしまた。 二二六事件の青年将校の願いは無視され、悪用されてしまい、 あの世で無念の思いで居るのでしょうか。 大日本帝国の事に、興味が御有りでしたら「昭和史発掘」の一読 を、お薦めします。

gesui3
質問者

お礼

ご回答をありがとうございました。 推薦の著作を紐解いてみたいと思います。

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