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ポストモダン詩翻訳:ヒアンニーナ・ブラスチ
- ポストモダン詩翻訳の質問をする際には注意が必要です。センセーショナルなタイトルを使用し、SEOを意識した要約文をまとめましょう。
- Giannina Braschiの詩『ASSAULT ON TIME』の英訳について質問します。
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楽しい話題をありがとうございます。 原文のスペイン語版も添えてくださり、興味が倍加しました。 「おふざけ訳」には吹き出しました。 うまいこと現状に合わせて訳されましたね! いやあ、まったく同感です。 「恥を恐れるな」等、すべて私のことだと思いました。 私訳: 然り、 問うてみたとて、真理の髄は変わらぬが、 その輪郭を揺り動かすもまた然り。 わが視点の角度は移り、真理に肉薄しゆく。 われら今、その真理の姿を洗い出し、 事柄の実相を暴き出さんとは、 君より受けし、示唆の賜物。
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- Nakay702
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「お礼コメント」を拝見しました。 >この作者は他の作品(Yo-Yo Boing)で、例えば「朝起きてにきびをつぶす作業」をなんともおもしろおかしく結構な長文で書いています。 ⇒これぞhomo ludensならではの「遊びの精神」ですね! 最近のお笑いTV番組などよりよほど面白そう! 「人間的な(高尚な?)ゲーム」とさえ言えるかも知れません! >同じ「然り」でも改行の仕方で日本語でもスパイスとして機能していますね。改行の妙技拝見いたしました! ⇒なるほど、「スパイス」という用語が使える場面なんですね。「原作を材料にして自分の料理を作る」という感じですかね。時に少々行き過ぎるも知れませんが、ま、「翻訳と翻案の中間」くらいまではお許しいただけると嬉しいです。 >「真理の髄」と表現するとこで解決されましたのを拝見して「一語で表現できなければ二語で表現すれば良かったのですね!」 ⇒適当な「スパイス」を加味して「原作の妙味」を引き出す、と言えばカッコつけ過ぎでしょうか!? >キチンと言葉を選べば頭で浮かんだ映像のまま表現できるのだと勉強になりました。 ⇒ぱっと浮かんだ心象イメージに寄り添って、原作を適当にこねくり、何とか「自前のスクリーン上に映写する」、といった感じです。 >we’re cleaning up the truth読んだ時の、私の脳内イメージは「まるで泥の中から見つけた綺麗な石を流水で洗い流している」状態でしたが、その脳内イメージを表現する事ができず「日本語でこんな表現はない。」と嘆いていました。 ⇒「素晴らしい脳内イメージのご披露」をありがとうございます。 いつもながら、lived in room13さんの持ち前の感性は素晴らしいと思います。実は、私は、言われて初めて「あ、そうだったのかも」と思わせられることしばしばです。ボ~ッとしながら、手探りで原作映像らしきものをマッピングしている、といった有り様です。 >>事柄の実相を暴き出さんとは、 >「暴き出さん」というちょっぴり乱暴な表現をいれてアクセント持たせる技術や発想 ⇒「アクセント=変調剤」といったとこでしょうか。「平凡な後追いをより刺激的な追体験に」しよう、という無意識の操作かも知れませんね。 >And you saidなんていかにも英語的表現を日本語でしかも「詩の翻訳文」としてどう表現するのだろうと、頭を抱えましたが、ここでも「君より受けし」という和文ならではの表現を用いて翻訳されるとは ⇒作者の「言外の真意を探る」ことは、苦悩と快感に満ちていますね。 おっと、分かったようなことを申しましたが、これもご説明で初めて認識したことではございました。 ということで、いつもながら、今回はいつにもまして、たくさんの「娯楽材と啓発財」をいただきました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >これぞhomo ludensならではの「遊びの精神」ですね! 私は知らなかったので、調べました。 「遊ぶ人」という意味で同名の著書もあるとのこと。きっとNakayさんの事ですから、この著作も読まれた事があるのでしょうね。Nakayさんの知識の深さには脱帽します。 >作者の「言外の真意を探る」ことは、苦悩と快感に満ちていますね。 そうなんですよ! ただ、私の場合は、一度も英文で読んだ時の感動を日本語でも表現する事に成功していないので、一度も欲求不満が発散できず気が付けば英語で何千冊も読み終わり、怪我の功名として英語力は上達しましたが、、、本来の目的は一度も達成できず、、、です。 Nakayさんの文章力と深い知識にはいつも助けられています。 これからも、宜しくお願い致します。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ヒアンニーナ氏(と読むのだろうと推測します)の作品は精神世界の描写がすごいですね。 共感はできても、「どうやって日本語で表現を?」と言った感じでして、いつもご回答に助けられています。 >うまいこと現状に合わせて訳されましたね! この作者は他の作品(Yo-Yo Boing)で、例えば「朝起きてにきびをつぶす作業」をなんともおもしろおかしく結構な長文で書いています。このポストモダン詩でも、私の勝手な解釈ですが「文章をひねり出すまでの作業」で、長編の詩を書かれたような気がします。 毎回翻訳文を考えては苦労している私にはとても共感ができました。(とはいえ、作者と違って名文はうんともすんとも出てこないのですが。) >然り、 >問うてみたとて、真理の髄は変わらぬが、 Sure, it’s true.の箇所が英語ではとても心地の良いスパイスとして機能していますのに、私がいざ翻訳しようと思いましたら、「然り」がうまく収まってくれず、「日本語では、邪魔にしかならない!」と思えてしまっていました。 しかし、同じ「然り」でも改行の仕方で日本語でもスパイスとして機能していますね。改行の妙技拝見いたしました! また、英語のtruthは、軽すぎず、重すぎず、程よい心地よさを感じますが、「日本語でもこんな風に丁度いい単語(!?)」となると、「事実」、「真理」、「真実」、と考えてみましたがどれも満足できず、以前「The day is not okay」という超絶簡単な英語表現の訳で難しすぎると苦労したのを思い出しました。 こちらも、「真理の髄」と表現するとこで解決されましたのを拝見して「一語で表現できなければ二語で表現すれば良かったのですね!」とまたまた目からウロコが落ちました。 第一行からすごいですね。 >その輪郭を揺り動かすもまた然り。 そうなんです! 私も心象イメージでは揺り動かしているんですけど、第一文で「真理の髄」が出てこなかったせいで、「事実を揺り動かす」では「事実を改変する」の意味になってしまうので散々悩んだ結果そう表現できませんでした。 キチンと言葉を選べば頭で浮かんだ映像のまま表現できるのだと勉強になりました。 >わが視点の角度は移り、真理に肉薄しゆく。 この箇所もお見事に表現されましたね! 流石だと思いました。 >われら今、その真理の姿を洗い出し、 we’re cleaning up the truth読んだ時の、私の脳内イメージは「まるで泥の中から見つけた綺麗な石を流水で洗い流している」状態でしたが、その脳内イメージを表現する事ができず「日本語でこんな表現はない。」と嘆いていました。 お作品の「真理の姿を洗い出し」を拝見しました瞬快に「あったのですね!」と思うと共に、よくよく考えてみれば聞いた事がある表現でもあり、毎回の事ながら「なぜ出てこなかったのか!」と思いました。 Nakayさんは、本当に天性の才能がありますね。 >事柄の実相を暴き出さんとは、 「暴き出さん」というちょっぴり乱暴な表現をいれてアクセント持たせる技術や発想がまた天才的ですね。 私も見習いたいと思っています。 >君より受けし、示唆の賜物。 And you saidなんていかにも英語的表現を日本語でしかも「詩の翻訳文」としてどう表現するのだろうと、頭を抱えましたが、ここでも「君より受けし」という和文ならではの表現を用いて翻訳されるとは流石です。 こんなに難しい翻訳でも回答してくださるNakayさんのお陰で毎回名文を読む楽しみをいただいております。 また、宜しくお願い致します。
補足
BAは選べませんと書きましたが、今回は選ぶ必要が無いようなので、BAに選ばせていただきます。(コロナのせいで精神的にポンコツ気味なので、変な日本語表現ですいません。)