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「フォルクスワーゲン」の読み方
「VOLKS WAGEN」のドイツ語の発音は、「フォルクス ヴァーゲン」になりますね。 一方、英語読みすると「ヴォルクス ワーゲン」になりますね。 「WANDERVORGEL」(ワンダーフォーゲル)も同様ですけど・・・ 何故、ドイツ語と英語の読み方が混在するようになったのでしょうか。歴史的な経緯があるのでしょうか?
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#1です。「お礼」拝見しました。英語国民の発音については、#2のご回答がありますので、そのとおりと思います。アメリカやイギリスに暮らした経験があるわけでもなく、正確には知りませんが・・・。 「ワ」のカタカナ表記を考えたのはドイツ人だった、ということもある →→→ これはないと思います。最初の回答に書いたとおり「wa」が、ローマ字読みで「ワ」であることが、このカタカナ表記の『ひとつの』原因と言いますか、起源であろうと思います。従って、それは決してドイツ人ではなく、日本人そのものでしょう。 ドイツ語やスラブ系諸語(東欧系という前回の表記は正確を欠くので、「スラブ系」に訂正させてください)の「ヴァ」(文字でいうと、ドイツ語やポーランド語ではwa、ロシア語やブルガリア語ではva)は、決して「ワ」ではありませんが、ヴァとワの中間でしょう(実際には、ヴァに近いかもしれません)。ただこれが、「ワ」にも聞こえ、かつ文字の「wa」からの連想で、「ワ」表記(フォルクス「ワ」ーゲン、「ワ」ルシャ「ワ」など)が定着したのではないでしょうか? いま思い出しましたが、Wien(オーストリアの首都)も、ヴィーンでなく、ウィーン表記が定着していますネ。もっとも「ウイーン」と発音する人もいますが、これは、認識の問題でしょう。 一方、英語などのvaはまず絶対に「ワ」に置き換えることは無いようです。具体例が固有名詞では思いつきませんが、バ(ヴァ)イオリン、バ(ヴァ)カンス(これは、フランス語のvacancesに由来)を、ワイオリン、ワカンスとする表記には接したことがありません。vaを「ワ」に近い発音をすることがあり得ないからです。 それからもうひとつ。「ヴ」が本来の日本語の文字で無いので、これが定着しないのも一因でしょう。「フォルクスバーゲン」と「フォルクスワーゲン」、「バーグナー」と「ワーグナー」、「モスクバ」と「モスクワ」のいずれを採るかと言えば、いずれも後者が、より、つづりや発音に近い(少なくともそのように感じられる)からです。 ちなみに私自身は「物書き」のひとりです。自身の文章には、原則として「ヴ」字を用いません。ヴァイオリン表記にこだわりながら(バイオリンでは正しくないと主張しながら)、平気でテレ「ビ」(ジョン)と表記する、同業の方々の気持ちを、どうしても理解できないからです。
その他の回答 (4)
日本語には本来”V"(ヴ)の発音はありませんね。 それで,ドイツ語の”W"をワーゲン”のように読むのではないでしょうか? これは一寸マニアックなことですが,ドイツ語の方言で(W)をローマ字の”V"ではなく”W"のように発音する地方があります,これは,ご質問とは関係ないですが。皆さんがおっしゃっておられるように,ドイツ語の”W"を日本語では"ワ”行で表すのは,”W"の音が日本語のはないからです。”ヴァ”なんて書くのは,日本語にはない便宜的”カタカナ表記”でしょうね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >,”W"の音が日本語のはないからです。”ヴァ”なんて書くのは,日本語にはない便宜的”カタカナ表記” ⇒おっしゃる通りですが、その場合は「ワ」でなく、「バ」になるのが自然だと思うので・・・ >ドイツ語の方言で(W)をローマ字の”V"ではなく”W"のように発音する地方があります ⇒すごく面白いと思いました。この件とは別に、方言についても調べてみようと思います。
- palmmy
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まったく自信はありませんが。 ドイツ語と英語の読み方が混在ではなく、ドイツ語に関して昔なんらかの日本式転写?の規則みたいなのがあったのではないでしょうか? #1さんのように"WA"を"ワ"とするというような。 日本式表記はたまに変なのがあります。 Due => "ジュ"(ドイツ語に近いのはデュ) Duesseldorf、Dueisburgなど。 最近はデュッセルドルフとすることが多いですが、地図の表記など長い間、ジュッセルドルフになっていました。 "Wa"では、Wallhara神殿も日本では"ワルハラ"になっています。 Wallharaワルハラ Walkureワルキューレ http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%F4%A5%A1%A5%EB%A5%AD%A5%E5%A1%BC%A5%EC なぜかドイツ語でワルキューレ、と書いてあります。 極めつけは、"ギョエテ"ではないでしょうか。 Goethe ゲーテのことです。 片仮名表記法ですが、現状の英語ですら規則性が無いらしいです。 http://www.htokai.ac.jp/ASAHIKAWA/CCA/Packet/no24/ 個人的には、英語の読み替えというより、ドイツ語のカタカナ表記に当たり、"WA"を"ワ"、"Due"を"ジュ"とする指針みたいなのが合ったのでは?と考えています。
お礼
ご回答ありがとうございました。 「ギョエテ」は、懐かしかったですね。 「ギョエテとは、俺のことかとゲーテ言い」という川柳がありましたね。(今時、知っている人も少ないかも) ドイツ語のウムラウトについては、パソコンでも+e表示で対応していますが、「ゲーテ」と「ギョエテ」では、ドイツではどちらが通じやすいか、難しいところかもしれませんね。 英語でも「ウオーター」より「ワラ」の方が通じるみたいですし・・・
- ponkiejp
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>アメリカ・イギリス人は、「VOLKS WAGEN」を、どう発音するのでしょうか。 #1さんからの回答がないようなので、代わって。 カタカナ書きで表現しますと「ヴォウクス ワーゲン」です。 ちなみに「VOLKS WAGEN」は英語で「People's Vehicle(大衆車)」という意味です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 英語で「ヴォウクス ワーゲン」なら、日本語では「ボルクス ワーゲン」になっていそうに思いました。 ちなみに、で思い出しましたが、ステーキハウスチェーン「フォルクス」も、「大衆向け」から命名されたんでしょうね。これも「ヴォルクス」と発音しませんけど・・・
- ChM
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非常に微妙な問題ですが、厳密には英語の「ヴァ」(va)とドイツ語の「wa」は、違います。いわば、ドイツ語の「wa」は、「ワ」に近い「ヴァ」です。 加えて「wa」のローマ字読みは「ワ」ですので、ドイツ語の「wa」をカタカナに転写するとき、「ワ」となることが多いようです。従って「wa」を「ワ」とするのは、必ずしも『英語読み』ではありません。 ドイツ語の「wa」をワ表記する例は、地名や人名に沢山あります。ワーグナー、ワイマールなどなど。これらは、ドイツ語というより、日本式転写と言うべきでしょうか・・・。ワイマール(という日本語表記)にしても、実際の発音に忠実に表記するなら「ヴァイマル」とすべきかもしれません。 ドイツ語のほか、東欧系の言葉も「va」発音が「ワ」表記になっている例は多く存在します。ロシア人の女性名に多いTereshkovaなどはテレシコワですし、Moskvaはモスクワです。実際の発音は、テレシ(シュ)コヴァ、モスクヴァに近いと言えます。 Warszawa(ポーランド語)はヴァルシャヴァですが、ワルシャワと一般に表記され、そのように発音されている(日本では、ですが)のはご存じのとおりです。英語ではWarsaw(ウォーソー、ワルソー)です。上述のモスクワの英語はMoscow(モスコー)です。 なお、便宜上、ロシア語は、ラテン文字に置き換えました。
お礼
早々に詳しい回答をいただきまして、ありがとうございました。 出来れば、更にお聞きしたい点がありますので、ご意見をいただければ幸いです。 >ドイツ語の「wa」は、「ワ」に近い「ヴァ」です。 ⇒語学的にはそうかもしてませんが、日本人が「wa」の発音を聞くと、やはり「ワ」より「ヴァ」に聞こえたと思いますので、日本人が「wa」をカタカナに直す場合には「ヴァ」かむしろ「バ」なっていたと思うのです。 それならば、「ワ」のカタカナ表記を考えたのはドイツ人だった、ということもあるのでしょうか。 >必ずしも『英語読み』ではありません ⇒アメリカ・イギリス人は、「VOLKS WAGEN」を、どう発音するのでしょうか。 よろしくお願いいたします。
お礼
再度のご回答いただきまして、ありがとうございます。 「wa」はローマ字表記の影響が大きく「ワ」となり、「va」はローマ字表記に当てはまらないため、ドイツ語の発音から「フォ」になったということでしょうかね。 私の感覚としては、「ウィーン」「ワーグナー」の表示を選んだのであれば、やはり「ボルクス ワーゲン」「ワンダーボーゲル」がいいと思うのですが・・・ 全く違うジャンルですが、「007は殺しの番号」で有名になったグラマー女優も、「アーシュラ・アンドレス」の表記から「ウルスラ・アンドレス」に変りましたが、どうも不自然で。 最初の和訳が間違うと、後での修正は難しいですね。 お手数お掛けしました。