• 締切済み

古典翻訳:ホラティウスの書簡集一の七

Five days I told you at my farm I'd stay, And lo! the whole of August I'm away. Well, but, Maecenas, yon would have me live, And, were I sick, my absence you'd forgive; So let me crave indulgence for the fear Of falling ill at this bad time of year, (*yonは、youの誤植だと思います。) 拙訳: 五日休むと言って田舎に帰省 騙してごめんよ、八月いっぱいおりやした だけど、やさしいあんたなら 病気で休むのは、しょうがねえ 命あっての物種と、分かってくれると踏みまして 堪忍、堪忍、病気予防の休みでございます。 原文は丁度150年前にオクスフォード大のラテン語の教授のJohn Coningtonによって英語に訳されております。ホラティウス自体の視点が面白いのと、無駄に美しすぎる英文体に関心しつつ読んでおります。at this bad time of yearの箇所が訳し抜けしておりますのは、原文には続きがあるのですが、つづきを入れて入れて訳すのはメンドクサイのと、続きの箇所なしでここを訳すのが難しいので、、、。という訳です。 まあ、そこは大目に見てもらって、皆さんの、この詩の翻訳例を教えてください。 宜しくお願い致します。 (BAは、選びません。すいません。)

みんなの回答

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.9

 食あたりに暑気あたりで送り人は掻き入れ時  親たちは大事な跡取りがどうなるかと心配で蒼い顔  形見を取り合う町生まれでお役所も大忙し  町ならば、死んでたはずの僕がまだ  生きてるわけだ、まあ許せ。  

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます・ まだ「改良の余地」があったのですね!!! 毎回「これ以上ないお作品」と思っていただいていますのに、、、 しかも、ほんの3行の変更ですが、微調整とは思えないほどのインパクトの変化に腰を抜かしました!!! >形見を取り合う町生まれでお役所も大忙し >町ならば、死んでたはずの僕がまだ >生きてるわけだ、まあ許せ。 ホラティウスの文章と言うのは、ふざけているようで本質を鋭く貫くような 普段気が付かない、「あ、そう言えば!」という箇所がありますが、 このご翻訳文も、まさしくその様な心に突き刺さるものがありますね。(「生きてるわけだ、まあ許せ」という箇所が特にそうですね。) いや、本当にホラティウスの生まれ変わりなんじゃないかと思うほど、お見事に翻訳されていて、ちょっと本当に腰を抜かしました! 今回も、素晴らしい作品をありがとうございます。 文章の持つ素晴らしさというものを、改めて感じさせていただきました。 これからも、宜しくお願い致します。

  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10007/12518)
回答No.8

再度の「お礼コメント」ありがとうございます。 >気になって空海の文章も一時期読んだ事があり、 >こちらのリンクが読みやすいのではないかと思いました。 ⇒リンクを貼ってくださり、ありがとうございました。私のおんぼろPCの機嫌のいいときにのぞいてみたいと思います。 >最近キケロがホラティウスの学派が嫌いだった気持ちは何となく分かってきました。 キケロは真面目人間のイメージがありますからね、こういう軽口をたたいたらダメな感じの人だったのかも知れませんね。 まだ、想像の域ですけど。 ⇒多分に「言えてる」と思います。ある見方をすると、キケロとホラティウスの関係は、例えば、アリストテレスとソクラテス、サルトルとカミュ、フロイトとユング、ヘーゲルとニーチェ、オルテガとウナムーノ…という先哲たちの関係と相関する面があるように思います。いわば主流と反主流です。前者は「社会的人間と哲学・倫理」に強い関心を抱、後者は「個人的人間と美学・芸術」により強い関心を抱いていたような気がします。(この際、詳細や信憑性は不問にしてください!)それで、私は、「前者は尊敬して、後者には愛着を抱く」のです。ということは、「キケロは偉い」と思います、が、「ホラティウスの方が好きになれる」タイプなんです。 >韻を踏むのが本当にお上手 >「一身」と「一心」で韻を踏むとは、これはすごい >同じ「のみ」でもこう使い分けてくるとは、何という技巧 ⇒お褒めに与りまして、恭悦至極、大変恐縮です。 実は、最近は、不謹慎にも、「押韻遊び」を楽しませてもらっております! >言葉っていうのは、うまい具合に使いこなせば面白い味を出してくれるものですね! ⇒うまい具合に使いこなせているかどうかは別にしても、あれこれいじくり回すのは楽しいです。ふとしたときに、「面白い味が出てくる」ことがあるのも確かで、それゆえにこそ楽しいのだと思います。 >「この回答者さんは信用して大丈夫だよ。」と教えてあげたくて、 ⇒lived in room13さんは、本当に誠実で正直な方ですね。敬服申しあげます。 >Nakayさんのお考えも、お聞きしてみたくあります。 ⇒「心して、拝聴」していただけるほどのものではありませんが、消去する前に見てくださる方が現れてくれたことに感謝しつつ、あの時のボツ原稿を下記いたします。 ボツ原稿(冒頭略): よく考えてみるとむずかしい問題ですね。 >When do you think is the best time to read? >1)この文章、文法的に正しいのでしょうか? ⇒はい、正しい文です。(構文、特に語順に注目すると、When is the best time to read?という直接疑問文にdo you thinkが挿入された形に見えます。) 2)doとis、疑問文の文頭の単語2つがでていますが、それをどう考えたらよろしいでしょうか? ⇒例えば、I don't know when the best time to readという文があるとしますと、これは、When is the best time to read?という疑問文を目的節とした間接疑問文です。(語順は、「ふつうの順序」になります。これは重要な点です)。 これだけなら単純明快ですが、問題はこのWh-疑問文を目的節とした間接疑問文で、さらにこの「主節自体も疑問文になると厄介なこと」が起こります。 (i) Yes, Noで答えられる場合には、間接疑問(従属節)は動詞の目的語の位置にくる。 例:Do you know when the best time to read is? (ii) Yes, Noで答えられない場合には、do you thinkなど(=主節)が疑問詞の次にはさまる。すなわち、「主節が従属節の間に割って入る」のです。 例:When do you think the best time to read is?(isの位置にご注意) 以上は、やや複雑ですが、(i) (ii)とも文法規則として定着しています。 3) Do you think when is the best time to read?が正しい文ではないでしょうか? ⇒これは、Yes, Noで答えられない疑問文ですので、疑問詞whenの前にDo you thinkを置くことはしません。ですから、お書きのこの文は、正しい文とは言えません。 ところで、maybeという副詞がありますが、これは中英語の時代にはmay beで、それはit may be (~ that...) の短縮形だったそうです。つまり、言語変化の過程で「(主)節がいつの間にか副詞になり下がって(縮小して)しまった」わけです。 上例中のdo you thinkの場合も(maybeと同じとは言いませんが)、「あなたの考えでは、~と思いますか」といったような感じの「副詞的・挿入句的な感覚で使っている」としか思えない表現を、(10数年間アメリカ人と一緒に暮らしていた間に)何度か聞いたような記憶があります。 つまり、文の途中で「発作的に」これを挟み込むような使い方ですが、現代はむしろこういう用法(副詞のような感覚で文中に挿入すること)がごく普通に聞かれます。まとめて言えば、do you thinkやdon't you thinkなどのほかに you know「あのー、えーと、~ですよね」、you see「ね、~でしょう」などのfeelers(探り語句)を文中に挟む方法です。これは、おもに口語表現で多用されますが、語句によっては時に文章表現でも使われます。 さて、上の2)の(ii)で述べた意味では、#3さんのお説が正しいように思えますが、今ここで述べている意味では、#2さんのお説が正しいように思えてきます。 do you thinkの前後にカンマがないという事実は#3さんのお説を間接的に支持するように思えますが、そのdo you thinkを除いた残りの部分、つまり、目的語(=従属節)when (...) is the best time to readという部分が、直接疑問文When is the best time to read?の語順と同じであって、通常の間接疑問の語順when the best time to read isではないところを見ると、この状況は逆に#2さんのお説を間接的に支持するようにも思えてきます。 ただ、こういう意味の使い方は、本来ならWhen, do you think, is the best time to read?と書くべきところですが、maybeの前後にカンマをつけないのと同じような感覚(=副詞句感覚)で、カンマなしでdo you thinkを挿入することがあるのではないか、ということです。 まとめると、こうなります。 When is the best time to read?という疑問文のWhenとisの間に、#2説では「間接疑問文の主節としてdo you thinkが置かれている文」と見る。(ただし、間接疑問の語順になっていない点に弱みがある)。#3説では、同じ位置に「副詞に近い機能を果す語句としてdo you thinkが挿入されている」と見る。(ただし、前後にカンマがない点に弱みがある)。 どちらの可能性が高いか。 私は、「挿入説」の可能性の方が高いと考えます。なぜなら、「然るべき語順を備えていない」のと「カンマがない」のとでは、どちらが重傷かと言えば、前者の痛手の方が大きいと思うからです。格変化が大半消えた英語では「語順が非常に大きな文法要素になっている」のに対し、カンマを入れるか否かは、かなり「個人の主観的・恣意的な感覚や好みに左右される」要素だからです。

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 問題の空海の文章です。 高山澹黙、禽獣不告労而投帰、深水不言、魚龍不憚倦而逐赴 読み下し:高山澹黙なれども禽獣労を告げずして投り帰く。深水言はざれども漁龍倦むこと憚らずして遂ひ赴く。 現代語訳:高い山はゆったり黙っているが、動物は苦を言わずに入り帰る。深い海は何も言わないが、魚龍は疲れることを恐れずに追い行く。 https://ja.wikiquote.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B5%B7 漂着した場所で、正式な日本からの大使だと地元の役人に認めてもらえない状態が続いたために、当時は文章の書き方でインテリ度を計っていたらしく、日本の大使に代わって、留学生の空海が書いた書状です。 中国の皇帝の徳を高い山や、深い海に例えて、それがゆえに私たちも中国に来たんですよと、いう美文を書いて送った所、たちどころに待遇が変わったとか、、、。 >前者は「社会的人間と哲学・倫理」に強い関心を抱、後者は「個人的人間と美学・芸術」により強い関心を抱いていたような気がします。 >「キケロは偉い」と思います、が、「ホラティウスの方が好きになれる」タイプなんです。 確かに!(笑) それでも、ホラティウスは別格ですよね! こんなすごい詩を残していながら、日本だと知名度が低いのが不思議なくらいです。こりゃ、ブルータス側でも皇帝が許したくなる気持ちが分かります。 ところで、文法の件ですが案の定、私にはよく分からないと言いますか、、、その昔、まだ英文読解が「お勉強」だった頃は、私も文法的に品詞分解しながら読んでいた時期もありましたので、その頃なら文法的な話し合いにもついていけましたし、文法的なご回答もできたとは思うのですが、英語が趣味になってから英文を読み過ぎて、日本語のような感覚になってきてから、だんだん文法を忘れてしまいまして、、、ビックリされるかも知れませんが、文法に関しては役立たずです。 この語順とその語順とどっちが自然とか、そういうのだったら割と得意ですが、、、。 ただ、例の回答者さんは「挿入じゃなくて副詞」と言いたかったんですね。 細かいところで 反論されてしまったようで。 私として、読んで理解できて、どちらが自然か分かればいいじゃんと、言いたくなってしまいます。 という訳で、心配していました通り、ご容赦をお願致します。 お勉強になりました、ありがとうございました。

  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10007/12518)
回答No.7

「お礼コメント」をくださり、ありがとうございます。 >最近はNakayさんに文章力で大差をつけられておりますので、 ⇒と、とんでもありません! >どう見ても、Maecenas=yonで、同格ですよね? >どっちにしても、yon=そなた=youなのですから、解釈は一緒ですね。 ⇒そうですね。実に、おっしゃるとおりです。 >ふと空海の「大使の為に福州の観察使に与ふるの書」を思い出してしまいました。 ⇒寡聞にして、といいますか、浅学のため、この書の予備知識は何もありません。できましたら、「チラリズム」お願いします。 >今回の英文は英語で読む分には面白いのですが、日本語にするのが随分と難しく ⇒ですねえ。私も、「言いしのち」:「わが命」、「名ばかり」:「遠のくばかり」、「給わりたく」:「願わしく」で押韻のまね事を試みたつもりでしたが…。 >読めば読むほど面白くなるホラティウスの文章でしばらくは遊ぼうかと思います。 ⇒また、「ホラティウスの文章で遊びたい者この指とまれ!」してください。  →「ボク、とまります!!」 第2弾私訳: 五日間、田舎に蟄居はうそめいて、 養生、八月いっぱいは言い訳めいて。 されど、マエケナス次第のこの一身 病ゆえの不在には、お詫びの一心。 み心に甘えて、お目こぼしを願うのみ、 せめて、天候の不順なこの時節のみ。 (小細工が過ぎました!) ところで、ちょっと逸れますが、最近、When do you think is the best time to read?のdo you thinkの解釈をめぐって回答されていましたね。私は、「lived in room13さん説もありでは?」と思って回答を書きましたが、すでに締め切られていました。(原稿はまだ保存していますので添付できますが、もうご興味が失せておしまいでしょうね。)

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >寡聞にして、といいますか、浅学のため、この書の予備知識は何もありません。 仏教には全く興味が無いのですが、空海の筆が大好きでして、さすが三筆と言われただけの事はあると思っています。そんなこんなで、「上手な筆だけどなんて書いてあるの?」と気になって空海の文章も一時期読んだ事があり、マイナーな知識を持ってきてしまってすいません。 こちらのリンクが読みやすいのではないかと思いました。 ネット上で http://www.1-em.net/sampo/kukai/san_sei/taishi/index.htm この文章を「そのご尊顔は遠のくばかり」の箇所を読みました時に、思い出してしまったのです。 >「ホラティウスの文章で遊びたい者この指とまれ!」 それはそうと、最近キケロがホラティウスの学派が嫌いだった気持ちは何となく分かってきました。 キケロは真面目人間のイメージがありますからね、こういう軽口をたたいたらダメな感じの人だったのかも知れませんね。 まだ、想像の域ですけど。 >五日間、田舎に蟄居はうそめいて、 >養生、八月いっぱいは言い訳めいて。 韻を踏むのが本当にお上手ですね! 韻と言うものを、Nakayさんは簡単に使いますけど、私的には、どうにもこうにも使いこなすのが難しい代物でして、こうも簡単に使いこなせますのが羨ましい限りです。 >されど、マエケナス次第のこの一身 >病ゆえの不在には、お詫びの一心。 「一身」と「一心」で韻を踏むとは、これはすごい技巧ですね! いつもながら、Nakayさんの「語彙力」には恐れ入ります。 私も読書だけは良くしているのですが、どうも「ビシッ!」と決まる言葉が出てきません。 >み心に甘えて、お目こぼしを願うのみ、 >せめて、天候の不順なこの時節のみ。 「お目こぼしを願うのみ」の箇所から、まさか、「せめて、天候の不順なこの時節のみ」と同じ「のみ」でもこう使い分けてくるとは、何という技巧、匠の技!!! 言葉っていうのは、うまい具合に使いこなせば面白い味を出してくれるものですね! >最近、When do you think is the best time to read? >「lived in room13さん説もありでは?」と思って回答を書きましたが、 >すでに締め切られていました。 私は、「挿入」じゃなくて「付け足す」と言ったら良かったのかとか、どっちにしろ同じ意味にとるのに、、、とか考えたのですが、、、そもそも文法用語に価値を見出していないのに、回答したのが良くなかったかなと思っておりました。 例の回答者さんは過去回答を見てみましたら、随分とお詳しい方だったので、文法用語的には「挿入」じゃなくなるのかなと、また常連回答者以外でも、真面目に回答されたならキチント評価されて欲しいなあと思いましたので、たぶん英語にあまりお詳しくないあの質問者さんに「この回答者さんは信用して大丈夫だよ。」と教えてあげたくて、あの時はそうしておきました。 ただ、Nakayさんのお考えも、お聞きしてみたくあります。心して、拝聴しようと思います。(ただし、私の場合は英文読解はできましても文法用語はキチント理解できるか分かりませんので、その辺はご容赦を。) 今回も、ありがとうございました。 今後とも宜しくお願い致します。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.6

 #2です。補足です。山火事は15%にまで抑えられたそうで(昨日はもっと低い数字で燃え放題っていう感じでした)やり直しです。 >>When, thanks to early figs and sultry heat, The undertaker figures with his suite; When fathers all and fond mammas grow pale At what may happen to their young heirs male, And courts and levees, townbred mortals' ills, Bring fevers on, and break the seals of wills.  田舎には五日いると言ったが  八月のまる一月になっちまった  でも君、僕が生きてた方がいいだろう  病気だったら勘弁してくれるよな。    食あたりや暑気あたりで送り人は掻き入れ時  親たちは大事な跡取りがどうなるかと心配で蒼い顔  遺言の開封を迫る町生まれの病人で  裁きの庭は熱気ムンムン  選りによって悪い時に見えるが、ただの病気で  死んだよりはましと許し給え、マエケナス君 

lived_in_room13
質問者

お礼

山火事が収まりつつあって良かったです! 大雨が降るといいんですけどね。ご回答ありがとうございます。 何度読みましても前半の名文には、感嘆してしまいます。 >食あたりや暑気あたりで送り人は掻き入れ時 「送り人」は、いい言葉ですね。 確かに「葬儀屋」よりも詩ではコチラの言葉の方が、響きがいいですね。 、、、といいますか、、、まさか前便に「改良の余地」があったとは、、、と驚きました!(ちなみに、同名の映画もみました、気が付けばあの映画も11年前公開でした、、。月日の経つのは早くて恐ろしい、、、。) >親たちは大事な跡取りがどうなるかと心配で蒼い顔 Ernest Hemingwayが、For sale, Baby shoes, Never wornとたった六語の小説を書いたとかいう話を聞いた事がありますが、、、このお訳も、この箇所はこの詩の副菜みたいな文で、、メインディッシュじゃないのに、こんなに情景がまじまじと思い浮かぶ文章を持ってこられるとは、、、、"The devil is in the detail"と言う事なのでしょうかね、手抜きは無しなんですね。 >選りによって悪い時に見えるが、ただの病気で >死んだよりはましと許し給え、マエケナス君  「美しく、面白い事を言う」という、あたいかも相反するものをどういう方法を使ってか融合させて書かれているのが、ホラティウスの英訳版でして、、、私は、「二枚目でもあり、三枚目でもある。」なんて手品みたいな事は、はなっから諦めていまして、せめてこの面白さだけでも伝えたいと思っていたものですが、これは凡人の考えだったようで、、、SPSさんにはおできなるようですね、、、こんな事がどうしてできのか私にはサッパリ分かりません。  文章の奥の院まで、私もいつかはたどり着きたいものです。 またまた、堪能させていただきました。 今後とも宜しくお願い致します。

  • cbm51901
  • ベストアンサー率67% (2671/3943)
回答No.5

Five days I told you at my farm I'd stay, And lo! the whole of August I'm away. Well, but, Maecenas, yon would have me live, And, were I sick, my absence you'd forgive; So let me crave indulgence for the fear Of falling ill at this bad time of year, 五日の月日ということで、 田舎に戻った我なれど、 八月一杯お休みを、取ってしまってこれ失礼 いや、だが、マエケナス、クビでなく... 傷病休暇の認定を 人手の足らなぬこの時期に、欠員出すのは軽率よ

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >五日の月日ということで、 >田舎に戻った我なれど、 >八月一杯お休みを、取ってしまってこれ失礼 ここまでは、お堅い感じで、と見せかけて「まえふり」ですね。 >いや、だが、マエケナス、クビでなく... 傷病休暇の認定を >人手の足らなぬこの時期に、欠員出すのは軽率よ ここで、「本題」ですね! もともとホラティウス自体も面白い事言っているのですが、お訳も面白いですね。 「傷病休暇の認定」の箇所は、もしもホラティウスが現代に生きていたら、何を「申請」するのだろうと思わず思い浮かべました。 こうして皆さんのお訳を拝見しますと、やっぱり皆さんもこの箇所は面白い言い訳だと思われたのですね 私も、面白いこと言うなあと思っておりました。 今回も、素晴らしい訳をありがとうございます。 今後ともよろしくお願いいたします。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.4

 #2です。補足です。 >>When, thanks to early figs and sultry heat, The undertaker figures with his suite; When fathers all and fond mammas grow pale At what may happen to their young heirs male, And courts and levees, townbred mortals' ills, Bring fevers on, and break the seals of wills.  田舎には五日いると言ったが  八月のまる一月になっちまった  でも君、僕が生きてた方がいいだろう  病気だったら勘弁してくれるよな。    食あたりや暑気あたりで葬式屋は大繁盛  親たちは大事な跡取りの心配で手一杯  町生まれの熱病でお役所も大忙しって  よりによって悪い時に病気になったもんだと  思えばなんてこたないんだよ、マエケナス君 

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 お礼が遅れて申し訳ありません。 実は、あまりの作品に絶句しておりました。だって、私が英文を読みました時は病気の蔓延状況の説明文はは、面白い理論の周りの「雑音」でしかなかったんですよ。 それが、まさか、さすがに主役級の役割ではありませんけど、「この部分は飛ばしても、面白い。」と思った私は、間違っていたと、、、本当にビックリしました。 >食あたりや暑気あたりで葬式屋は大繁盛 >親たちは大事な跡取りの心配で手一杯 >町生まれの熱病でお役所も大忙しって こういう、状況説明が絵になるってのは、、どういう事なのだろうと思いましたが、 弘法筆を選ばずって事なんでしょうかね? >よりによって悪い時に病気になったもんだと >思えばなんてこたないんだよ、マエケナス君 もともとホラティウス自体も面白い事を言っているのですが、どうしても翻訳する時に面白味を全部翻訳するのは「本来無理」といいますか、大変難しいものだと思います。 今回の、ご翻訳作品は、もう「今までの翻訳本は全部間違ってる! これが翻訳だ!」と題して本でも出版してもらいたくなります。  lost in translationって言葉が世の中にはあるって言います。特に詩の翻訳ではそうなのだと言われていますが、、このご翻訳はまさしくホラティウスの面白さが詰まっていて、、、 御見それ致しました。 ご作品を感謝して、堪能させていただきました。 今後とも、宜しくお願い致します。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.3

 #2です。お礼です。  いつもながら拙訳に過分のお言葉、ありがとうございます。  我が庵は、前門の町火事、後門の山火事で、サクラメント川のこちらまで飛び火し、「川向こうの火事見」とも言えず、終わりの二行もお粗末でした。すみません。

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 米国にお住まいなのは、存じておりましたが、現在山火事でニュースになっているあの地域でしたか、ご無事で何よりです。  日頃の行いが良かったのですね。 それにしても、こういう近況報告の文章でも、詩になるのはすごいですね。 本当にご無事で良かったです。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.2

 田舎には五日いると言ったが  八月のまる一月になっちまった  でも君、僕が生きてた方がいいだろう  おまけに病気なら許してくれるだろう  だから君の都合の悪い時に  病気になるのが僕の密かな望みだってことをな

lived_in_room13
質問者

お礼

お待ちしておりました。ご回答ありがとうございます。 まず、私の質問文に不備がありました事をお詫び申し上げます。 問題の文章は、このように続きます。(150年前の訳なので著作権はとっくに切れていますので大幅に引用します。) When, thanks to early figs and sultry heat, The undertaker figures with his suite; When fathers all and fond mammas grow pale At what may happen to their young heirs male, And courts and levees, townbred mortals' ills, Bring fevers on, and break the seals of wills. 初めから、ここまで引用した上で So let me crave indulgence for the fear Of falling ill までの翻訳例をお願いすれば良かったですね。(病欠がいいなら病欠予防もいいでしょ?って理論が面白いので) という訳で、あまり私は歴史に詳しくないのでローマが毎年この時期に病気が蔓延したのか、たまたまその年にそうだったので帰りたくなかったのか分かりませんけど、こんな感じになります。 at this bad time of year,の箇所は確かに文脈がないと誤解がありますね。失礼しました。 >田舎には五日いると言ったが >八月のまる一月になっちまった 毎回毎回、どうやってこんな身近な言葉でこんなに味わい深い文章が書けるのかと、 まるで、「土と水」だけで作った備前焼のような味わいが出てくるのかと、 思えてしまします。 >でも君、僕が生きてた方がいいだろう >おまけに病気なら許してくれるだろう もともとホラティウスの理論(言い訳?)も面白いのですが、SPSさんの訳で改めて読みますと わびさびも有りながら、人情味あふれるユーモアを感じて、本当にホラティウスの天才っぷりが際立ちますね! 私は、英文を読んだ瞬間に「面白い!」と思ったのですが、日本語訳に苦労しまして、2週間かかって拙訳をひねり出しましたが、SPSさんの即興の訳にまだまだ敵いません。 今回も、勉強になりました。 今後とも、宜しくお願い致します。

  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10007/12518)
回答No.1

例にもれず、興味あるご質問をありがとうございます。 lived in room13さんの絶妙なお訳を参照させていただきながら、不肖私も挑戦してみます。最後の行のat this bad time of yearまでを含めて、その続きは(ないものと)無視して、訳すつもりです。 私訳: 五日間だけ田舎に蟄居いたします、などと言いしのち、 その実申せばズル休み、八月いっぱいの養生とは名ばかり。 されど、やんごとなきマエケナス様あってのわが命、 なれど、かような病を得ては、そのご尊顔は遠のくばかり。 病み返しに怯える、ひ弱なやつとお目こぼし給わりたく、 まして不順なこの時節、お慈悲もて、大いなるご寛恕願わしく。 *Maecenas:ローマ帝国初代皇帝Augustusの政治顧問で、裕福でかつ芸術のよき理解者で、特に、当時に2大詩人と言われたウェルギリウスやホラティウスの後援者、つまり、パトロンだったようです。 *「yonは、youの誤植」との仰せでしたが、辞書によると、このyonは(yonderの縮約語で)「あそこの人、むこうの人」といったニュアンスらしいですね。日本語の「そなた」という語と通底するものがあるように思います。

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >lived in room13さんの絶妙なお訳を参照させていただきながら、 最近は、Nakayさんに文章力で大差をつけられておりますので、ちょっと頑張ってみました。 >Maecenas:ローマ帝国初代皇帝Augustusの政治顧問で、、パトロンだったようです。 な、なんと、そうでしたか!!! こんな面白い言い訳をするのだからよほど親しい友人に向けて送っているのだとばかり思っていました。 まあ、それだけパトロンとも親しかったのでしょう。 >このyonは(yonderの縮約語で)「あそこの人、むこうの人」といった しかし、どう見ても、Maecenas=yonで、同格ですよね? 「むこう」の意味でyonderなら何度か古典を読んでいて見かけた事があるのですが、「そなた」の意味で使われるのは見たことがありませんので、、、うーん。 一応翻訳者のJohn Conington博士よりも何十年か年上のサミュエル・ジョンソン博士が書かれた200年前の英文法書にも人称代名詞としてのyonは載っていませんでした。  https://okwave.jp/qa/q9608712.html (↑こちらの質問をした時に読んだものです) とはいえ、この時代の英語には全然詳しくないので、文句を言う割には自信がありません。 どっちにしても、yon=そなた=youなのですから、解釈は一緒ですね。 >五日間だけ田舎に蟄居いたします、などと言いしのち、 >その実申せばズル休み、八月いっぱいの養生とは名ばかり ホラティウスの言い訳は本当に想像力を掻き立てられますね。 実際の雰囲気は英文を軽く読んだだけでは分からないのですが、このように素直にズル休みを認められるとは、歴史になお残す詩人ならではのわがままなのか、マエケナスの懐の深さなのか、どっちにしてもホラティウスの理論の組み立て方は面白いですね。 >されど、やんごとなきマエケナス様あってのわが命、 >なれど、かような病を得ては、そのご尊顔は遠のくばかり。 うまいですねえ、ふと空海の「大使の為に福州の観察使に与ふるの書」を思い出してしまいました。 >病み返しに怯える、ひ弱なやつとお目こぼし給わりたく、 >まして不順なこの時節、お慈悲もて、大いなるご寛恕願わしく。 ここまで言われたら、怒れませんね。 今回の英文は英語で読む分には面白いのですが、日本語にするのが随分と難しく私も質問を投稿するのに苦労しましたが(拙訳であまりにも、恥ずかしい文章を書きたくなくて、、、。)こうしてまた楽しむ事が出来まして良かったです。 (実は、1の5にも是非翻訳したい名文があるのですが、日本語で表現するのが難しくて保留中だったりします。) 読めば読むほど面白くなるホラティウスの文章でしばらくは遊ぼうかと思います。 今後とも宜しくお願い致します。

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