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小口投資家の権利と制約について
- 小口投資家は、仲買人名義の設定によって常に議決権を行使できます。
- さらに、ポートフォリオ構成証券の処分に対する支配も確立することが可能です。
- しかし、投資仲介業を通じた再集中では、小口投資家は投票権を返還する手段を持たず、ポートフォリオの構成にも影響を与えることができません。
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ご確認の「補足コメント」を拝見しました。 必ずしも確信はありませんが、以下のとおりお答えします。 >結局のところ,小口・零細な受益株主は,議決権も持たないし,ポートフォリオ構成にも口を差し挟むことはできないと考えて良いように思われます。この点確認のため,いかがでしょうか? ⇒そうですね、小口投資家は証券運用についてはほとんど議決権も持たないし、ポートフォリオ構成にも口を差し挟むことはできないと考えて良いように思います。特に、業界全体の動きに対しては極めて無力な存在ですね。 >もう1点,御指摘の「証券プール」とは,α,β,γ別のプーリングということでしょうか? さらにまた「ポートフォリオ構成会社」とは具体的にはα,β,γそれぞれを指すことになるでしょうが,そこに「託される」ものとは具体的に何でしょうか? ⇒「証券プール」とは,「α,β,γ別に集計されたものをまとめて」プーリングするということでしょう。α,β,γは、企業ごとの(つまりα,β,γ社の発行する)株・証券を指します。また、「ポートフォリオ構成会社」とは、例えば投資信託銀行です。日本では、かつては独立機関であったこともありましたが、今では「証券代行部」としてメガバンクうちの1部門になっているのが普通かもしれませんね。そこに「託される」ものとは、投資資金の集配、大口運用、ポートフォリオ構成、小口投資家への配当などがあると思います。
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- Nakay702
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再度の「補足コメント」を拝見しました。 勘違いがあるかも知れませんが、以下のとおりお答えします。 小口投資家a, b, c ...、仲買人A, B, C ...がいるとします。証券α, β, γ...が仲買人を通じて細分化されて小口投資家に渡ります。この段階では小口投資家は議決権を要求することができる。ポートフォリオの構成についても意見が言える。 さて、こうして細分化されてa, b, c ...に渡ったα,β,γ...は、次にA, B, C ...の手でα,β,γ...ごとに集計・集約reconcentrationされて、証券プールに集められ、ポートフォリオ構成会社に託されます。この段階で議決権を持つのは仲買人であって、小口投資家には議決権がない。つまり、そこでは、小口投資家は証券プールにある証券の受益権を持つだけである。もちろん、ポートフォリオ構成について口を挟む機会も権利もない、ということではないでしょうか。 例えて言えば、「顧客は小売店に対してはものが言えるが、問屋とかその上の元締めには何も言えないし、その権利もない」ということに似ていますね。具体的なプロセスはともかく、「概念としては」このように捉えることができるのではないかと考えます。いかがでしょうか。
お礼
再三の質問となりますが,ご指導の程,宜しくお願い申し上げます。
補足
早速のご解答・ご指導に感謝申しあげます。大変分りやすい説明で,ほぼ納得が行きました。御指摘の中身からしますと,事実上,結局のところ,小口・零細な受益株主は,議決権も持たないし,ポートフォリオ構成にも口を差し挟むことはできないと考えて良いように思われます。この点確認のため,いかがでしょうか?それからもう1点,御指摘の「証券プール」とは,α,β,γ別のプーリングということでしょうか? さらにまた「ポートフォリオ構成会社」とは具体的にはα,β,γそれぞれを指すことになるでしょうが,そこに「託される」ものとは具体的に何でしょうか?再三の質問となり,御手数をお掛け致し,甚だ恐縮ではありますが,もう一度だけ,以上の諸点についてご指導頂ければ幸いに存じます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
- lived_in_room13
- ベストアンサー率52% (248/469)
たびたびご質問を拝見していますが、そもそも訳そうとしている英文の分野に関しての知識がゼロの状態で訳そうとしても難しいと思います。 例えば以前質問されたcommon ownershipだって「共通の所有者」じゃなくて「共通株主」と訳さないと意味が分からなくなるし、おかしい。でもそういう回答が付いても「なんだこのおかしい訳は!」とおそらく質問者さんの知識では思うでしょう。 ですが、普通はcommon ownershipに「株」のカの字も無くても、普通は何のことを言っているか分かるからそう訳す ものだと思います。 今回の英文にしたって、この分野の知識がある人は、全くここにない英単語を補って読むものなのです。そして、そうして出来た英文は「common ownershipを共通株主」と訳す以上に一見元の英文とはかけ離れた訳になります。そうした訳文を質問者さんが理解できるのか分かりませんけど。 reconcentrationを「再集中」とか訳してる段階で、この分野の知識が全くないのが丸わかりだし。 そう言う人に一からこの分野の知識を授けながら訳を教えるのは難しく感じます。 兎に角、この英文はここにない英単語を脳内で補って読まないと脳内で理解することができないでしょう。 矛盾していると感じるのは訳が正確でないからです。 お仕事で翻訳されているのなら、「できません。」と謝るしかないのだと思います。
補足
有難う存じます。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10004/12513)
「小口投資家は、ポートフォリオ構成証券の処分に対する支配を確立することもあり得るであろう」のところが、「あり得るであろう」でなくて、「あり得たであろう」なんですね。 つまり、「投票に対して制限が課されるより前」のことです。そのあと、「それとは対照的に、小口投資家は、投資仲介業を通じた再集中においてはポートフォリオの構成に影響を与えることはできない」となるわけです。 ということで、前半と後半が矛盾することはないと思いますが、いかがでしょう。
お礼
補足コメントの再質問へのご解答,どうぞ宜しくお願い申し上げます。
補足
早速のご指導有難う存じます。私の質問上のミスがありました。矛盾を感じたのは,「仲買人名義の設定に際して(一般)小口投資家らは常に議決権を要求することができる。」という箇所と「小口投資家は,事実上,証券プールにある未区分の利権・受益権を享受するだけで,いかなるポートフォリオ構成会社のいかなる議決権(の一部)を返還要求する方法も持たない。」という二箇所間でした。再度の質問になりますが,ご協力の程,宜しくお願い申し上げます。
お礼
有難う存じます。
補足
大変良く分りました。ご尽力を賜り誠に有難うございました。 厚く感謝申しあげます。また宜しくお願い申し上げます。