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時制の一致についての解説
- 時制の一致についての解説
- 文章中の時制の一致によって、ニュアンスがどのように変化するかを解説します
- また、質問例を挙げて、適切な時制の使い方について解説します
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以下のとおりお答えします。 >I want to be his friend?をwanted、. He said he can't make another female friend をcouldn'tとすれば後者は時制的に過去に時制の一致が起きていると思いますが、ニュアンスの違いはどう出るでしょうか? ⇒主動詞の過去に合わせた「時制の一致」を行って、 Woman: Did you tell him I wanted to be his friend? Man: Yes, but he rejected it. He said (that) he couldn't make another female friend because he had a girlfriend. Apparently, his girl friend is/was very jealous type. とすれば、いわゆる由緒正しい間接話法になりますので、少し「堅苦しい表現」という印象を与えるかも知れません。 これに対して、2行目を、 Man: Yes, but he rejected it. He said, "I can't make another female friend because I have a girlfriend". とすれば、これは直接話法で、ややなじみやすい表現と感じられるでしょうね。 この同じところを、 Man: Yes, but he rejected it. He couldn't make another female friend because he had a girlfriend. のように言えば、いわゆる「描出話法」*というものになります。 (「描出話法」については、あとで説明します。) >また、例えば近所の人に「腰の骨を折って入院していたとききました。」と聞く場合、I heared you you'd broken your back and been hospitalized. Has your broken back healed?とここでは過去完了にすべき(聞いた時にはすでに骨を折り入院していた)でしょうか?それとも、単に過去形で表すことも可能でしょうか? ⇒はい、I heard (that) you'd broken your back and been hospitalized.と、過去完了にすべきだと思います(hearの過去形は hearedでなくheard)。 もし、聞いた時にまだ入院中なら、I heard (that) you broke your back and was hospitalized.と、過去形で言えると思います。 *「描出話法」(represented speech)の説明 描出話法とは、直接話法と間接話法の中間的な話法で、中間話法とも呼ばれます。(ドイツ語やフランス語ではそれぞれ「体験話法」・「自由間接話法」というそうです。) 「描出話法」は、主人公の考えや発言を伝達者(筆者・話者)の観点から自分の言葉で述べる言い方です。時制の一致や代名詞の用い方は間接話法と同じですが、それ以外はほとんど直接話法のような体裁で表します。また She said ~ というような語句は用いません。小説の中などで、「作者が主人公の心理を代弁する」ような場面でよく用いられます。 例:同じ内容の文をこれら3通りの話法で表すと下のようになります。 直接話法:He said to himself, "I will marry her this year." 彼は独り言を言った。「今年、彼女と結婚しよう」。 間接話法:He thought that he would marry her that year. 彼はその年彼女と結婚しようと考えていた。 描出話法:He would marry her that year. 彼はその年彼女と結婚するつもりであった(のだ)。
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詳しい回答ありがとうございます!