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開花の「花」は目的語?
開花の「花」は主語でなく目的語だという説明がありました。 確かに、花を主体(目的・意志を持つもの)とするのはおかしい気がします。 けれども、花が目的語だとすれば、花を開く主体が別に存在するということですよね?それはそれで、違和感が残るのですが…どう考えたら良いのでしょう? よろしくお願いします。
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桜(という植物)が(自身の)花を開く。 という解釈で。
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- Biolinguist
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> 自動詞かつ他動詞として使える動詞が含まれる場合は、 > 熟語に含まれた動詞の対象は主語でなく目的語として > 把握されるということなんでしょうか・・・? 分かりにくい話で申し訳ありません。 とにかく、自動詞と他動詞の交代があるとき、 ・自動詞の主語=他動詞の目的語=内項 ・内項=変化をするもの、影響を受けるもの 「開花」の場合、「花」は ・自動詞「開く」の主語であり、かつ ・他動詞「開く」の目的語である。 しかし、これではすっきりしない。 ・「開花」の場合、「花」は内項である。 一言ですむが、内項を説明しなければならない。 でもまあ、「握手」「投球」などと同じ扱いができるという点で、 ・動詞+名詞=動詞+目的語 とした方が、統一できてよろしい。 逆に「骨折」のような場合、 名詞+動詞=主語+動詞 とすればさらにきれいにまとまる。 「開花」の「花」は 専門的には「内項」 一般的には「目的語」 そういうことです。
お礼
ありがとうございます。
- Biolinguist
- ベストアンサー率69% (354/513)
専門的には「内項」というんですがね。 専門用語を増やすのもなんなんで、普通は目的語といいます。 まあ、何かの影響を受けるもの、変化するもの、ととりあえずは思っておいてください。 で、ここで考えなくてはいけないのは、自動詞と他動詞の対応です。 「開く」はたまたま自動詞と他動詞が同じ形をしている、日本語では珍しい動詞です。 大抵は形を変えます。 ・花瓶が割れるー花瓶を割る ・パソコンが壊れるーパソコンを壊す ・ドアが開くードアを開ける ・生徒が集まるー生徒を集める ・花が開くー花を開く 注目してほしいのは、他動詞の目的語が自動詞の主語に当たるという所です。 英語だったら、自動詞と他動詞の対応もありますが、能動態と受動態の対応でもあります。 実際、日本語ではこの自動詞と他動詞の交代があるために、受動態をそれほど使いません。 He broke the vase.ーThe vase was broken.ーThe vase was broken. このような対応を捉えるため、上の「花瓶」や vase のように、影響を受けるもの、変化するものを「内項」と呼びます。 しかし、わざわざ用語を増やさないよう、他動詞の目的語に相当する語ともいいます。 したがって、厳密に言うなら、 >開花の「花」は主語でなく目的語だ ではなく、 ・開花の「花」は他動詞「開く」の目的語に相当する とすべきです。 しかし、かえってわかりにくいので、説明としては、五十歩百歩でしょう。
お礼
ありがとうございます。
補足
自動詞かつ他動詞として使える動詞が含まれる場合は、熟語に含まれた動詞の対象は主語でなく目的語として把握されるということなんでしょうか・・・?
- SPS700
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1。日本語の場合 「花が咲く」なら主語、「花を咲かせる」なら目的語でしょう。 2。中国語の場合 「開花」なら、目的語でしょう。 開花は、中国から輸入したものですから、西洋式の「主語」「目的語」などという文法を当てはめると、まあこんなことになるのでしょう。
お礼
そうなのですね。
No.1を答えたあとで,「まてよ」と思ったこと。 「大風でサクラが落花した」(あるいは,リンゴが落果した)の場合は,どっちが主体なんだろう? 花を支えている枝(花柄)が,風の力に耐えきれずに花を落としたとみれば,主体はサクラ。 花のほうから,親木に負担をかけないように自ら落ちたとみれば,主体は花。
お礼
そういえば、「花が落とされた」と言うよりは、「花が落ちた」と言いますね。
「サクラが開花する」というとき,主体は「サクラの木」であり,1年の特定の時期にのみ生殖器官である「花」(目的語)をつけて種子をつくる,という認識なんでしょう。 「サクラの花が開く」というときは,もちろん花が主体になります。
お礼
ふむふむ、ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。
補足
皆様ご回答ありがとうございました。今回は一番端的に回答してくださった方に、ベストアンサーを差し上げたいと思います。