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数学

Xt>0, Xt-1>0のとき、 logXt-logX t-1≒(Xt-X t-1)/(X t-1) の証明を教えてください。

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回答No.1

いま、(Xt-Xt-1)/Xt-1 = xとおくと、logを自然対数として logXt - logXt-1 = log Xt/Xt-1 =log (1+x) より、 log (1+x) ≒ x すなわち、 e^x ≒ 1+x となることを示せばよい。ただし、eは自然対数の底。いま、f(x) = e^xとおいて、f(x)をx=0の近傍でテイラー展開すると、f(x) = f'(x) = f"(x) = ・・・ = e^x だから f(x) = f(0) + xf'(0)/1! +x^2 f"(0)/2! + ・・・ すなわち、 e^x = 1 + x + x^2/2 + ・・・ となる。xが十分小さいときは、第3項以下はゼロに近い値になるので、無視することができ、 e^x ≒1 + x と近似することができる。すなわち、 log (1+ x ) ≒ x と求める結果となる。 この近似式は経済学でよく使われるので知っておくと便利。経済学ではたとえばXtがt期のGDPの値表わしているとすると、与えられた式の右辺はGDPのt-1期からt期への成長率を表わしている。したがって、GDPのt-1期からt期への成長率は、t期のGDPの対数値とt-1期のGDPの対数値との差として表わせる、ということです。