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難有とは。
作家、内田百閒氏が昭和19年から20年にかけて書いた「東京焼尽」(旧仮名遣いの現代文)を読んで気づいたのですが、 文中の”ありがたい”という箇所が、”有難い”ではなく全部が ”難有い。” とか ”難有し。” と逆になっていました。 これは、この作者の特徴なのでしょうか。それとも、以前は皆このように書いたのでしょうか。 手元に確認のための資料がないので、教えていただきたいのですが。
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「ありがたし」という用語は、 もともとは「かたじけなし」という表現が一般的だったようです。 「難有し」はめったにないことがあることとして、 神仏への感謝の言葉として有り難しという祈りの言葉と 「かたじけなし」の語義が融合して、現在の「ありがたし」となったそうです。 表記としては「難有し」として「ありがたし」と読むのが一般的で、 古典文献にも多くみられる表記のようです。
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- mat1922
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回答No.2
有名な漢文に 「少年易老学難成」(少年老いやすく学成りがたし) とあるように「なりがたし」や「ありがたし」 は句法として先に「難」の字がきます。 昔の小説家はこういう漢文をよく使いますよね。
質問者
お礼
回答ありがとうございました。洒落て漢文を使った訳ですね。
お礼
回答ありがとうございました。色々と参考になりました。