- ベストアンサー
文語調の短歌について
文語調短歌の入門者です。 接続助詞「て」に、係助詞「は」は接続できますか? ちなみに、 たちまちに棚曇りては時雨落つ仕事納めにひと走る朝 の用例です。 よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私は用例で覚えてしまって、これは接続詞で、これは係助詞で、というような文法にはあまり注意しないのですが、現代口語でも「○○ては××」という使い方はあります。 「曇りては晴れ、晴れては雨降る、女の心」みたいなのがあったと思いますので、質問者さんの短歌に違和感はありません。いいのではないですか。 完全に個人的な好き嫌いの部分ですが、ぴしゃりと言い切る体言止めで形が整い過ぎて、和歌の余韻の点でどうなんだろう、とそっちが気になりました。余計なお世話ですね m(_ _)m ちなみに、文語調というのと文語表現というのは違うのでいいのかもしれませんが、係助詞「は」文語ではなくて、口語です。 『文語では「ぞ」「なむ」「や」「か」「こそ」、口語では「は」「も」「さえ」「しか」の類』(明鏡国語辞典)かかりじょし) したがって「は」は、文語にこだわって考える必要はないのでは、と思いました。
お礼
お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。 ポイントをついたご回答に納得致しました。特に、「は」は文語ではないことには、私にとっては新たなご指摘で、感謝しております。ありがとうございました。