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人間の堕落　歴史的観点

2016/10/11 16:29

デキ婚が多くなったことから、最近の人間は昔より堕落しているかも、でも古代ローマとかは堕落してたろうし、また、日本では、戦後の平和な時期に、なぜ保守的ないい子な国民になったのかも不思議です。人類は、堕落して引き締まって堕落して引き締まってのくり返しをしている？そして今後どうなっていくのか。こういうことにくわしい人や本また回答者はいますか？なぜかって検索に「人間は堕落してきている」ということが引っかからないからここで探しています。

noname#234419

哲学・倫理・宗教学
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雪中庵（@psytex）
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2016/10/11 21:39 回答No.3

人類という生物種は、脳を発達させる事で、他の種のように「遺伝子の変異による多様化＋自然淘汰」という時間のかかる進化ではなく、「多様な環境（分業化を含む）に意識的に対応する多様化＋社会内競争による淘汰」という１世代の中での高速の進化を可能にした。そうした脳の発達による自律的行動という「ヒト型進化」の旗手でありながら、その特徴である遺伝的多様化によらない意識的分業化の発達において、その自己の生命の社会的拡張を自覚化（助け合いとしての労働）せず、自己チューな意識のまま他律的に社会行動をとらせる“馬車馬の目の前のニンジン” として、貨幣制を生んだ時に、人類は第一の堕落（意識的な生(充足感の追求)から苦痛(ムチ)から逃げた結果としての生 (お金をもらうためにイヤイヤ働かされる)）をしたのだ。それでも日本人は、ジャポニカ米稲作農耕文化という季節に従う労働集約的な文化と、島国文化といういつも同じ顔ぶれが暮らす事による遠慮・日和見の文化の重なるという、世界で最も集団主義的な文化により、真面目さと協調性において近代の工業化に適しており、アジアで真っ先に工業化を遂げた。だが、その工業化の副産物として、拝金主義の蔓延、大家族制の崩壊、核家族化、共働き、地域コミュニティの希薄化などによって文化の世代間伝承を阻害し、それによる詰め込み丸暗記、点取り競争の学校教育に人格形成まで依存した結果、自己チュー人間を量産してしまったのは、第二の堕落だと言える。ネット上にあふれる短絡的な自己顕示欲、他人を責める事で努力せずに自分が上に立ったような錯覚をする虚栄心を見るにつけ、日本が持っていたアドバンテージは、既に失われているとつくづく思う。

hekiyu
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2016/10/11 18:18 回答No.2

デキ婚が多くなったことから、最近の人間は昔より堕落しているかも　　　↑ デキ婚が堕落、なんてのは儒教や西洋の価値観に過ぎません。デキ婚など悪いことではないと考えている部族集団は今でもありますよ。日本では、戦後の平和な時期に、なぜ保守的ないい子な国民になったのかも不思議です。　　↑ 豊かで平和になったからです。今のままを守ろうとして、保守的になりました。こういうことにくわしい人や本また回答者はいますか？　　　↑ 何を持って堕落というのか。そこから始めるべきだと思います。それから文化人類学、という学問があります。勉強すれば、我々の常識や価値観がいかに普遍性を欠くか、よく判ります。