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人間はどうして愚かなことを繰り返すのか?
ここで言う「人間」とは「人類」と言い換えても良いかも知れません。 また「愚かなこと」とは具体的には「戦争」とかです。 オットー・フォン・ビスマルクは確かに「賢者は歴史に学ぶ」と言いました。僕はあまりこの「賢者は歴史に学ぶ」という慣用句を好きにはなれないのですが、確かに愚者は歴史から学ぶことをしませんね。 人間は歳を取ります。 僕は今までトルストイとかドストエフスキー、スタンダール、その他色々と渉猟しました。 冷静に考えてみて、人々は生活に困ると、団結して反乱を起こしたり、内乱になったり、革命とか起きます。 これは何処の国でも、いつの時代でもそうかと思います。北朝鮮とか旧ソ連のスターリンの時代とかも反対派は粛清されます。つまり言論の自由がないです。これは現在の日本とは大違いだと感じます。 男は思うのですが戦いが好きです。アクション映画とか、時代劇、格闘技など好きですね。そして女は強い男が好きです、たぶん。 でも僕は決して強くはないし、そういう格闘技とかはそんなに好きではないです。ただ自衛の為に、少し鍛えている程度です。 「歴史は繰り返す」と言います。これは的を射ていると思います。 戦争とか、信仰、権力闘争、政争などその他の人間ドラマは繰り返されます。 人間ってこの世に生まれた時から、結局苦しみの連続だと思うこともあります。僕が幼い時に食事の好き嫌いをしていたら、祖父はアフリカの子供は食いたくても食えないとか言っていました。この祖父は、もう亡くなりましたが、戦争中に子供時代を過ごし、東京生まれでしたが、長野へ学童疎開をし、親と離れ離れで暮らして、夜は泣いていたそうです。また食糧事情が乏しく、いつも空腹で、雑草も食ったそうです。 別の本とかでも読んだんですが、戦争は体験しないと悲惨さは分からないと書いてあったのが印象に残っています。テレビドラマとかで、たまにそういうのをやりますが、本当はもっと恐ろしいのかも知れません。 僕は注射すら怖がっているので、どうしようもないです。 本でも戦争体験をした人のことを以前に読みました。B29が空襲してくるし、食糧事情も悪く、飢えに苦しむ。 そう考えると、芥川龍之介の「羅生門」の下人なんかはまだ優しい方ではないかと思います。 ミャンマーとかでも軍事政権だし、イスラエルとかもやっぱり戦争をしています。 人間は戦争が好きなのでしょうか?そういう風にDNAに組み込まれているのでしょうか? 長文失礼しました。皆さんは戦争などについてどう思いますか? スウェーデンのアルフレッド・ノーベルもノーベル平和賞を設けました。 今年は、よく分かりませんが日本の団体が受賞したようです。 では回答宜しくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
農耕により定住生活が始まりました、それにより貧富の差が 生まれました。 「隣の芝生は青く見える」から、領地の奪い合い、現在まで 続いています。 ナザレのイエスは「愛」を説きました。 仏陀は「煩悩」を捨て去る事を説きました。 孔子は論語で人の行動規範を書き残しました。 これらの思想では戦争を防ぐ事は出来ませんでした。 解って居るが止められないの図式で物欲が勝った結果かと・・・ 前米国大統領の唱える自国第一主義が興るのはやもう得ない 事の様に思えます。 デカルトの「平和論」から、国際連盟が誕生して、第二次大戦後 発展解消で国際連合になりました。 国際連合の安全保障理事会の常任理事国の拒否権を無くすか、 無くせないまでも、権限を弱めれば、戦争回避に成るのではと 淡い期待を持っています。 国連に期待すると書きながら、日本国防衛の為に原爆を作り、 最近就航した潜水艦大鯨に搭載するのが宜しいと矛盾な考えを 巡らしています。
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- Nakay702
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昔読んだある新聞のコラムに、「人類は354/365(=99.7%)の確率で自滅する」とありました。数値の信憑性は分かりませんが、我々人類がかなり高い確率で自滅するかも知れないという可能性はあるでしょうし、他人事として傍観することもできませんね。人類のためを思うなら、ひいては自分の将来を思うなら、その時注視すべきは、疑いもなく頭脳や理性に関わることだと言えます。 デカルトらを中心として提起・確立されてきた合理主義精神は、近代以来の輝かしい人間賛歌であり、凱歌でした。それは否定できない事実ですし、我々現代人はその恩恵に与って文明を発展させてきたことも事実でしょう。しかし問題は、理性主義を尊重し過ぎて合理一辺倒にのめり込み、それに支配さえされてしまっていることです。早い話が、頭でっかちになり過ぎたということで、これすなわち、全体(=全身・生命)が一部(=頭脳・理性)によって支配されてしまっているのではないか、生命体として全身とのバランスを欠き、中途半端に頭がよくなったことが問題ではないか考える次第です。 例えば、現代人の争いごとほど「頭脳戦争」の様相を帯びているものが他にあるでしょうか。映画にもなったSF『宇宙戦争』(H.G.ウェルズ著)に描かれた、頭から直接手足が伸びているような怪物に形態進化するのかも知れないと危惧されるほどです! 世界には、地球全体を破壊し尽すほどの核兵器が保蔵されていると言われて久しい。『渚にて』(アメリカ、1960年)や『復活の日』(日本、1980年)のような映画が公開されて話題を呼びましたが、これらが暗示しているのも、人間が「中途半端に」頭がよくなったことへの警告と言えないでしょうか。大げさかも知れませんが、地球と人類の終末的危機状況です。そして、これを促進している愚者が、ほかならぬ冒頭の独裁者であると言いたいです。 古代ギリシャの哲人トラシュマコスは述べています、「時の支配者が正義の何たるかを決める」と。暗に警告を含んだ格言だと思います。また、お書きのように、ビスマルクの言う「賢者は歴史に学ぶ」もさることながら、オルテガという歴史家も、「過去は《~せよ》という積極的な指針は与えないが、《~してはならぬ》という消極的な教えは与えてくれる」と警告しました。 独裁者は、これらのいずれにも耳を貸す姿勢のない政治家、いや、政治家というよりは政治屋で、暴君と見えます。冒頭の新聞の所説は荒唐無稽な空想のようでしたが、まさしくそれに向かってばく進する、個人的帝国主義の怪物が、生殺与奪権を掌握して全人類を弄んでいる構図とも見えます。その遂行者は、賢者の対極にいる愚者としか言いようがありません。「人間はどうして愚かなことを繰り返すのか」、それは《権力の亡者となった独裁者の、歴史的無知と我欲のなせる業》と言えるのではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 あなたは哲学に造詣が深いという印象を受けました。 非常に聡明な方だとお見受けします。 失礼かもしれませんが、半分くらいしか分かっていないと思います。 回答ありがとうございました。