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IS曲線について
IS曲線で以下の式が出くるのですが、わかりやすく御説明いただけないでしょうか 総需要=個人消費C+民間投資I 総供給=個人消費C+貯蓄S どうしてこの式が成り立つのかわかりません。 宜しくお願い致します。
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IS曲線とは、財市場の需給均衡を満たすr(利子率)とY(所得)の関係を表わす式のことですが、政府部門と海外部門のない、つまり民間部門だけの閉鎖経済では財市場の均衡条件は Y = C + I と表わされる。右辺のC+Iは財にたいする総需要(Aggregate Demand、略してAD)、左辺は財の総供給(Aggregate Supply, 略してAS)を示す。しかし、この財市場の需給均衡条件はC左辺に移項し Y - C = I さらに貯蓄の定義式S≡Y-Cを用いて書き換えると S = I と表わされる。これがIS曲線の名前の由来だ。 質問では、 AG=C+I, AS=C+Sとなっているが、前者の式についてはとくに疑問はないでしょうが、後者についてAS=C+S=C+(Y-C)=Yとなることに気づけば、納得されるのではないでしょうか?つまり、Y=C+IとはAS = ADのことであり、財市場の均衡を表わしている、ということだ。
お礼
御回答ありがとうございます。とてもわかりやすい御説明で理解出来ました。