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大学のマクロ経済学質問
消費関数 C = c(Y-T) + C0 (0<c<1)と設備投資関数 I = I0-dr(d>0)を基に導出したIS曲線のグラフに関する説明として間違っているものを選べ。 ただし、グラフは Y を横軸にとるものとする。 (1): IS曲線上の点Aと、その真上に位置する点Bを比べると、点Bでは点Aより投資(I)が低く、財市場で超過供給が発生している。 (2): IS曲線上の点Aと、その右上に位置する点Bを比べると、点Bでは点Aより投資(I)が低く、財市場で超過供給が発生している。 (3): IS曲線上の点Aと、高さは同じで右に位置する点Bを比べると、点Bでは点Aより消費(C)が高く、財市場で超過供給が発生している。 (4): IS曲線上の点Aと、その左下に位置する点Bを比べると、点Bでは点Aより消費(C)が低く、財市場で超過需要が発生している。 (5): 全て正しい。
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別の人の質問「IS、LMについて」 https://okwave.jp/qa/q10200838.html は読んだんでしょうか?そこで回答したようにISとは、 Y=C+I を満たすrとYの組の軌跡(Gはあなたのモデルには登場しない)。よってあなたの質問の条件を満たすIS曲線は(rを縦軸に、Yを横軸にとると) r = -[(1-c)/d]Y + (Co+Io)/d となる。つまり、縦軸上の(Co+Io)/dから右下がりの、傾きが-(1-c)/dの直線がIS曲線だ。このIS曲線を描いてください。(1)についていうと、AとBを比べると、BではYは同じだが、rが高いので、Cは同じ水準だが、投資は低いことがわかる。よって、C+Iは財市場の均衡を満たす値より低く、供給過剰・需要不足の「超過供給」が生じていることがわかる。このようにIS曲線の上方では財の超過供給が、下方では超過需要が生じている。よって(1)は正しい。ほかについては自分で考えてみてください。